
イギリスのレインウェアやスポーツウェアを手掛けるBARACUTA。
その中でもブランドの顔となる、一際英国色の強いショートブルゾン「G-9」。
元はゴルフウェアとして生まれたこちらのジャケットに、今また注目したい。
国内外の俳優やミュージシャンに愛された過去を持ち、きっと男性なら一度は憧れ、通る道。
ちなみに現在展開するG-9 REGULAR FITとは、2013年に誕生したBARACUTAのニュースタンダード。
40~60代の方には馴染み深いと思われるG-9だが、あの頃とどう違うのか、
実際に違いを見てみよう。
80~90’S BARACUTA G-9

こちらはスタッフ所有の旧式のG-9。およそ80~90年代にかけて作られたと見られるモデルで、アームホールや身幅は全体的にゆとりを持たせて、着丈も短く「ザ・ブルゾン」といったようなシルエット。
ジップはシングル。同色使い。


BARACUTA G-9 REGULAR FIT


そしてこちらが現行のG-9。2013年からの所謂レギュラーフィット。
アームホールや身幅は、今の時代のスタンダードなフィット感で、ジャストで着た際のシルエットは、生地に余りがなくとても綺麗。
生地は綿100%からコットン×ポリエステルの50×50へ変更。撥水性が格段に向上した。

着丈も長めに設定されており、裏地のブレイザータータンも発色が良くなっている。
ちなみに裏地はコットン×ポリエステルのクールマックス素材。
雨の日なんかには、より一層進化した機能性を感じて頂けるかと。

ボタンも刻印入りの、手の込んだボタン。

ジッパーはダブル。少しタイトめなサイジングでも、下からテンションを逃がせば窮屈に見えないといった仕様だ。

細身のジーンズから、スラックス、幅広いスタイリングにハマる、そんなG-9。
日本では往年の映画俳優の着こなしがあまりにも有名だが、それ相応に似合うまでに時間のかかるものだと思う。
正直、他の洋服に比べてみると、ポンとお金を出せるものではないが、
今から着始めて、自身と共に歳を重ねて、気が付けば欠かせない存在に。
そんなアイテムは探すとそう多くはない。
スタッフ坂口

●インナー SPINNER BAIT(スピナーベイト) サイズ:XS ¥9,680-
●パンツ N.O.UN(ナウン) サイズ:30 ¥14,080-
●シューズ BLUNDSTONE(ブランドストーン) サイズ:UK6 ¥27,500-
●キャップ CAP MARINE(キャップマリン) サイズ:59 ¥5,060-
モデル 身長160㎝ 体重52kg 足のサイズ約25㎝

「ワーク、ミリタリー、アウトドアと我ながらごちゃまぜなコーディネートだと思うのですが、それでもG9をアウターに持ってくると自然と纏まりが出来て、外し過ぎない丁度良い具合に収まってくれます。
正直ネイビーもカッコ良いんですが、自分が50~60代になったときに着ていたいのは、やはりこちらのタンカラー。今似合わなくても良くって、着続けていくうちにどこかのタイミングで板につく瞬間があると思うんです(笑)なので早めに買って、たくさん着ようと思います。
毎年悩んでいる方にこそ、今年買って頂きたいアイテムです。」
スタッフ瀬川

●カットソー Saint James(セントジェームス) サイズ:T5 ¥11,880-
●パンツ M.O.C(ミリタリーアウトドアクロージング) サイズ:S/R ¥7,700-
●バンダナ MANOLIVA(マノリーヴァ) ¥3,520-
●シューズ 私物
モデル 身長175㎝ 体重65㎏ 足のサイズ約26.5㎝
「軍パンにカットソーのようないつものコーディネートにも良い。
バラクータはきっちり着ないといけない。出来る限り品の良さを意識しなければと最初は思っていましたが、変な話これ一つで自分の中では品の良さを演出出来るもだと思っています。」

もちろん、ちょっとした背伸びにも。決してお安いものではないですが、背筋が伸びますよきっと(笑)。良い物を長く、廃れない定番を長く。欲しくなった時が買い時ではないでしょうか。 」
スタッフ谷川

●シャツ H by Figer(エイチバイフィガー) サイズ:L ¥12,100-
●パンツ RESOLUTE(リゾルト) サイズ:W30×L31 ¥24,200-
●シューズ SANDERS サイズ:UK6.5 プライス:¥47,300-
モデル 身長176cm 体重68kg 足のサイズ25.5cm
「憧れのブランドを購入する時ほど興奮することはございません。長年夢見たBARACUTAを新品で手に入れるなんて!!(ちなみにUSEDのBARACUTAやマクレガードリズラーは着用済み。)やっぱり「良いもんは良い」ですね。何年経っても価値が変わらない。ブランドのポジションも常に上位。世界の誰もが知ってるブランドであり、デザインが色褪せたりしない。不動の地位を築き上げている。(英国製のブランドはその手の類が非常に多いです。) 」

「僕はジーパンに合わせたかったのでベージュにしました。それから洗濯も普通にじゃぶじゃぶやって乾燥機も掛けまくってます。(おすすめはしませんが。笑)モノが良いので傷まないです。運針の細かさやリブのキツさ加減、独自の裏地のチェックなど良さを挙げるとキリがない。幾つになっても服好きはやめられまへん。世界の一流品といわれるモノはとりあえず所有してみることをおすすめします。 」
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本当に幅広い年齢の方から支持を得ているBARACUTA。
その時々の気分に合わせて着方を変えても、30年、40年と飽きが来ない。
シンプルな着方から、捻りの利いた着方まで。そうして自分の”クローゼットに残っていく服”だと思う。
そんな残っていく服の、始まりの一年にしてみては如何だろうか。