いつの時代も愛される銘品というものがある。
またはそれを指す言葉の一つに「一生物」という言葉は存在するが、果たしてどうなのか。
そもそも一生着ることが出来る服は「決してない」。
ではどんなものを選ぶべきか。
それは、例えそのものが古くなって着ることが出来なくなっても、それと全く同じものがまた買うことが出来る。
ここが肝心なのではないだろうか。
Champion(チャンピオン) T1011
言わずもがな名前の知れたブランド。
1919年からスタートしたチャンピオンが、改良を重ねて1930年代に実現した定番のTシャツ。
糸の調達、選定から縫製までを一貫してアメリカ国内で行う、文字通りMADE IN USA。
ラコステがワニを、POLOがポニーを。チャンピオンのこのロゴも同じく、誰しもが目にして一目でわかる「安心感」がそこにはある。
しっかりとした米綿の生地がヘタってきて着れなくなったとしても、またいつかこのロゴを探せばすぐ見つかる。
所謂「定番物」の良さが、この分かりやすさだったりする。
頑丈なバインダーネック。長く着用したとしても、ネックが広がるようなことはなく、
買った時そのままの締まり具合が継続して着用できる。
やや縦長のポケット。何を入れるでもないこのポケットの形状も特徴的。
縫い目が脇にこないシームレスな造りは、着心地も去ることながら、サイドから見ると裾に向かって広がるようなAラインシルエットも楽しめる。
昔は普通にあったこんな作りも、今は少し減ったように思う。
毎シーズン、その年のカラーが入荷してくるが
今回は所謂定番色にフォーカスしてご紹介。
-WHITE-
【スタッフ本並】
「やはりこのTシャツを選ぶ理由はバックグラウンドの素晴らしさです!
まずはMade in U.S.A!これです。ただアメリカで生産してるだけじゃなくって、素材となるコットンの調達から縫製まで全工程をアメリカで行っているのというのがグッときます。真のMade in U.S.Aですね。」
「また、歴史が長く、原型となるモデルが誕生したのが1930年代です。大学のアスリートの練習着として支給されたのが始まりです。タフさが評価されプロのアスリートにも愛されたモデルです。なかなかTシャツでこんな長い歴史あるモデルってないですよね。」
「コーディネートは潔くジーンズと合わせてシンプルなアメカジスタイル。アメリカンアイテムらしい程よくゆとりのあるシルエットにタフな作りのTシャツは、ラフにシンプルに着こなすのがこだわりです。」
-GRAY-
【スタッフ谷川】
「ChampionのT1011と言えばグレーが素晴らしい出来栄えだと思うんです。なんてったって着心地が良い。スポーツウェアはグレーっていうのもアメリカっぽくていいし。」
「着るときのサイズ選びはワンサイズアップでLサイズを選んでます。ショートパンツに合わせるときは必ずそうしてます。なぜっていうのはバランスをとるため。ショートパンツにジャストサイズのTシャツを合わせたら小学生みたいになりますからね。少しゆとりを持たせて着るのがおすすめでございます。」
【スタッフ岡安】
「ブランド定番のREVERSE WEAVE(リバースウィーブ)に並ぶ、Champion(チャンピオン)の代表モデルのT1011。僕も仕事の時だけでなく、休みの日でも愛用しているアイテムです。アメリカ製も大事なポイントですが、僕はこの「普通」な感じが好きです。
気兼ねなくガシガシ着れて、いい意味で雑に扱え買い替えもきくのが魅力的。特にグレーはレーヨン素材が混ざっているため、柔らかな着心地でヘビーウエイト系のTシャツが苦手という方にもオススメしたい一枚です。」
「コーディネイトの工夫は考えなくて良いのがこのTシャツの良さでもありますが、トレンドや気分に合わせてサイズを変えてあげるのが僕のなかでのオススメです。今日は緩いシルエットのワークパンツにサイズアップのビックT仕様で少しストリートの雰囲気を楽しんでみました。グレーにデニムだとシンプルすぎて面白くないので、色物のナイロンベルト垂らしてコーディネイトにアクセントを付けるのが僕の中でのポイント。」
-NAVY-
【スタッフ坂口】
「テンイレブンはSサイズだとジャストサイズ過ぎるので、ワンサイズ上げて着用しています。Mサイズだと所謂オーバーサイズになるので、合わせるパンツはワイド目で。
シンプルな米綿のTシャツは数あれど、生地感やシルエット、ワンポイントのロゴなど、拘りが詰まったものって、意外とないのでサイズ違いや色違いで何枚も持ちたいですね。」
「極力普段のスタイリングっぽくなるように考えてコーディネートしました。
あまり色物は使わず、ネイビーのTシャツに合う色ばかり探してきました。
個人的にT1011のネイビーの色目が大好きで、1番登場回数が多いのがこのカラー。
今の感じも好きだし、色抜けした雰囲気も良い。意外と色落ちしたときには生地がダメになってしまっているTシャツが多い中で、テンイレブンは本当に信頼できます。」
「一枚で主役となる顔つきしたTシャツなのですが、アクセサリーとの兼ね合いを考えるのも楽しいです。
ブルーとレッドのチャンピオンカラーに、NORTH WORKSの3WAY NECKLACEで合わせてみました。」
【スタッフ大井】
「夏のマイスタンダードな一着で、手持ちの数あるTシャツの中でもコレは一軍選手。買いたてのガシっとした質感も好きだけど、長年着用して少し柔らかくなってきた生地感は更に良い。」
「所謂ヘビーウェイトTシャツの代表格でコレを着とけばオッケー的な安心感は絶大だけど、もちろんそれだけで満足してるわけでもなく、ブランド背景等も含めその魅力にヤラレて今の自分にとって心地いいマイスタンダートになっています。でもプラスして言うと、これまでZABOUで長年扱ってきたということが僕にとっては大きな理由でもあります。書くとダラダラ長くなっちゃうので続きは店頭でお願いします(笑) 」
「さぁ、コーディネイトはどう楽しむか。。
僕の場合、こうかな? アメカジ一辺倒。身に着けるアイテムすべてアメリカモノ。もちろん気分によって多少変わることもありますが、たぶん30になっても40になってもこんな感じだろうな~。ってのが想像できちゃいます。」
-BLACK-
【スタッフ瀬川】
「定番色は全て所有していますので、何色をよく着るかはその年の気分で。ここ数年は“黒”のトップスが好きなので登場回数は他の色に比べ多め。夏場でも黒に濃いデニムの重たい色合わせが好きでよくやります。足元は軽めにサンダルで。」
「サイズ選びはT1011の場合Lサイズの固定です。丸胴ですし、夏場一枚で着るものなので多少大きい方が自身のコーディネートにも、着心地にしても良い。大き目に慣れた方も増えたと思いますので、サイズアップにチャレンジしてみるのもおすすめですよ。」
「程よい主張と安心感、ベーシックにもトレンドにも、色んな世代やスタイルに寄り添ってくれるTシャツですのでまずは一枚、お好きな色でお試しいただければと思います。気に入った服は中1日でシーズン中酷使しますが、それを繰り返してもへっちゃらな物持ちの良さですので、お財布にも優しい一枚ですよ。」
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大人が無理せずその時々の気分を反映させて、色んな着方が出来るTシャツ。
生地やシルエットまで拘っているのに、サッと着るだけで何だかカッコよくハマる。
私共が自信をもってオススメする、「何てことない、ただカッコよいTシャツ」です。
タフに着る事が出来て、着ていくうちに体に馴染み、Tシャツなのに経年変化も楽しめる。
夏の相棒に1枚と言わず複数枚あると便利ですよ。
是非お試しくださいませ。