月いちコラム 霜月(しもつき)

初冬の候、皆さまに於かれましては益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。

暦の上ではそろそろ『立冬(りっとう)』を迎えようという時期でございますね。今年は秋が短いそうでございます。残暑が厳しいかと思いきや台風の当たり年でもございました。自然の営みは確実に繰り返されてございます。そして人はまた一つ歳を重ねて参るのでございます。「もののあはれは秋こそまされ」ではございませんが、秋は四季の中ではしみじみと深い感情になれる時期でもございます。ゆえに本格的にお洒落を楽しみたいものでございます。

二十歳(はたち)を過ぎると時間も加速度を増すなんてことが、真(まこと)しやかに語り継がれてございますが、皆さまは如何なものでございましょうか? ワタクシ今月誕生日を迎える44歳のオッサンでございますが、人生の折り返し点に立ったのかと一瞬戸惑いましたが、さにあらず。おそらく人間の寿命なるものは200歳近くまで生きるのではないだろうかと類推(るいすい)する訳でございます。そうなるとワタクシごときなどはまだ4分の1程しか生きておらぬと高を括って(たかをくくって)おる次第でございます。

ふと、いくつまでチ〇ポは起つのかしらんと少し心配になったりしましたが、日々の営みを鑑(かんが)みました所、杞憂(きゆう)に終わるようでございます。男はいつも時代もギンギンに起っていたいものでございます。

さてオッサンの戯言(たわごと)はこのくらいにして置いて仕事です。

(入荷情報)
今月もザクザクとお宝が入荷して参ります。まずは男の醍醐味「アウター」でございます。今年のアウターは「コート」など少し丈の長いモノもよろしかろうと存じます。久しぶりにN.O.UN(necessary or unnecessary)に別注をさせていただきました。過去のアーカイブスからこれぞという品を選りすぐりましてのご紹介でございます。コートがひと型、ブルゾンがひと型、それぞれネイビーとベージュの2色展開でございます。もう一つ新しいブランドARAN(アラン)でございます。アランは某クロージングメーカー出身のちょいとシブいオッサンブランドでございます。知る人ぞ知るシャレオツなものづくりメーカーでございます。ここのフード付きコートが堪らなくよろしいのでございます。もしワタクシめがご婦人なら「潮吹き」状態になる事請け合いでございます。

それに合わせて今秋冬は「巻き物」でございます。この巻き物は満を持しての登場でございます。所狭しと貴方さまの迎えを心待ちにしてございます。 余談でございますが、首の付け根の出っ張った骨のあたりに「風門(ふうもん)」と申しますツボがございます。このツボの部分をマフラーなりストールなどで温めておくと風邪知らずでございます。よくゾクッとするなんて申しますがゾクッとする場所がこの「風門(ふうもん)」でございます。ここをボリュームたっぷりのマフラーやストールで覆い尽くして頂きたいと存じます。

コートも巻き物も「長いモノには巻かれろ」でございます。『格好いいコートの着方と巻き物の巻き方』 詳しくは後日ザボブロ(ZABOU BLOG)ZABOU WEB SHOPにて特集して参りますので、乞うご期待!

「秋深き隣は何をする人ぞ」(松尾芭蕉)

皆さまこの秋は何にご精をお出しあそばされておられますでしょうか。ワタクシいつもなら間違いなく「オマ〇コ!」と声を大にして申し上げるところでございましたが、最近は柄にもなく読書などをしてございます。文学青年だった大学生の頃はよく本を読みました。当時は「洋服」と「映画」と「本」は自分をモチベートする最高のツールでございました。先頃、本屋でウロウロしておりましたところ平積みの中から『お洒落名人ヘミングウェイの流儀』という文庫本を見つけまして、パラパラとめくり読みしておりましたところ、気が付いたら足が痺れるほど集中してございました。ここ最近でそこまで集中するなんてxvideos.com以来久しぶりの事でございました。家に帰り本棚からヘミングウェイの本を取り出して読んでおりますと、洋服への造詣の深さや男女の機微を描くさまが面白くズルズルと引き込まれてしまいます。ビジュアル化された世界も分かりやすくて楽しいですが、想像力を掻き立てられる文字の世界の素晴らしさに改めて感じ入る秋の夜長でございました。

日に日に寒くなって参りますが、皆さまくれぐれもお風邪などお召しになりませぬようご自愛くださいませ。

店主敬白