ZABOU Plus 『僕たちがLEVI’Sを推す理由』

2026.08.31
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こんにちは。
いつもZABOUブログをご覧いただきありがとうございます。

毎週月曜日に更新させていただきます新コンテンツ、「ZABOU Plus(ザボウ プラス)」
洋服そのものだけでなく、その服を着た時の感覚やスタッフのリアルなども含めて、旬の商品を様々な角度からご紹介していきます。

いつもの商品紹介とは少し違った視点で、洋服の魅力をお楽しみいただければ幸いです。

デニムの季節の到来です。

明日より9月に入ります。
あれだけ暑かった日差しも少しだけ陰りが見えまして、少しづつ秋の雰囲気が漂ってきているのを感じます。

つまりどういうことかと言いますと、デニムが穿きやすい季節の到来です。

洋服好きの皆様からすれば非常に喜ばしいことかと存じます。

そんなわけで、本日ZABOU Plusで取り上げますのは王道中の王道。
しばらくお休みしておりましたが、今シーズンより改めてお取り扱いいたします『LEVI’S(リーバイス)』の501®です。

LEVI’S(リーバイス)というブランドについて

ZABOU Blogをご覧の皆様からすれば、今更説明なんてイラン!というのは重々承知しておりますが、改めてブランドの紹介よりさせてくださいませ。

作業着に端を発し、ファッションに浸透し、現代ではカルチャーにさえなったブランド、リーバイス。
たとえどんなにファッションに疎い人がいようとも、このブランドのことを知らない人の方が多いはずです。

その偉業はもちろん、この世界に『ジーパン』というボトムスを誕生させたことにございます。

ブランドとしてのリーバイ・ストラウス&カンパニーはゴールドラッシュに沸く1850年代のアメリカに、移民としてドイツからやってきた創業者リーバイ・ストラウスによって生まれました。

当初はコットンキャンバスを採用しワークパンツを制作しておりましたが、のちに素材をデニム地に。染料をインディゴへと変更し、ジーパンの下地が完成。

そこに、取引のあった仕立屋のヤコブ・デイビスが、リベットで補強するというアイデアを思いつきました。
両者は共同で「衣料品のポケットの補強にリベットを使用する方法」に関する特許を取得し、この世にジーンズが生れ落ちました。

501®について

そして1890年、ついに品番統制のためにジーパンの商品名として『501®』が登場します。

501は、リーバイスにとって数あるシルエット番号のひとつではありません。
ひと言で表せば、リーバイスの原点であり、リーバイスのストレートジーンズそのものを象徴する品番です。

1873年、リーバイ・ストラウスとヤコブ・デイビスは、ポケットなどをリベットで補強した丈夫なワークパンツを開発しました。

当初は「XX」と呼ばれていましたが、商品管理のためのロットナンバーが導入され、このパンツに「501」という番号が付けられます。

当時、上質な素材を使った製品には「5」から始まる番号が与えられ、パンツが501、ジャケットが506と分類されました。

なお、なぜ「501」という数字が選ばれたのか、その正確な理由は分かっていません。
1906年のサンフランシスコ地震と火災で、当時の資料の多くが失われたためです。

その後、仕様やシルエットを時代に合わせて変化させながらも、「501」の名前は130年以上にわたって受け継がれてきました。

つまり501とは、単なるストレートジーンズの型番ではなく、リーバイスが最初に生み出したジーンズの系譜を受け継ぐという証明なのです。

ZABOUが扱う501®

LEVI'S(リーバイス) 501® INDIGO ¥19,800-

501®らしいのは、腰から太ももを必要以上に膨らませず、膝下も極端に絞らないところ。
新品の状態で完成させすぎず、穿く人の体型や合わせる服によって見え方が変わる余白があります。

濃紺のリジッドデニムとは違い、最初から程よく色落ちしたミディアムインディゴ。裾やポケット口に多少のダメージ加工入りがリアルです。
太ももや膝まわりには穿き込んだような濃淡があり、買ったその日から手持ちの服に馴染ませやすい色目です。

コットン100%のセルビッジ、ノンストレッチデニムなので、ストレッチ入りのように生地が脚へ張り付く感じはありません。
穿き込むほどに生地が馴染み、さらにその人なりの表情が重なっていきます。

ディティールについて

リーバイスにのみ許されるバックポケットの飾りステッチ『アーキュエイトステッチ』。

アーキュエイトは単なる飾りではなく、後ろ姿だけでリーバイスだと分かるブランドの署名です。

類似したジーンズが増える中で他社製品と見分ける役割を果たし、1943年には商標として正式に登録されました。
現在も使われる衣料品の商標としては非常に長い歴史を持っています。

その由来は現在では先にも触れたサンフランシスコ地震による火災で失われています。

いわずと知れたレッドタブ。
リーバイスのバックポケット脇に取り付けられた、赤い小さな布タグのこと。
正式には「Tab Device」と呼ばれ、リーバイスを象徴するディテールの一つです。

まれに「Levi’s」の文字がなく、®マークだけが入ったレッドタブがあります。
これは不良品や偽物ではありません。
リーバイスが文字ではなく「赤いタブそのもの」を商標として保護していることを示すため、現在も10本に一本ほどの割合で意図的に作られています。

2頭の馬が一本のパンツを左右から引っ張る姿を描いた、通称ツーホースパッチ。
リーバイスのジーンズが簡単には破れないほど丈夫であることを、視覚的に表しています。
当時のアメリカ西部には、英語を母語としない移民や文字を読めない人も多くいました。
そのため、商品名を読めなくても店頭で「2頭の馬が描かれたパンツ」と伝えれば、リーバイスを購入できるようにしたともいわれています。
実際、1928年に「Levi’s」が商標登録されるまでは、商品自体が「Two Horse Brand」と呼ばれていました。

デニム素材のワークパンツをジーパンたらしめる、カッパーリベット。
作業中に破れやすかった部分を補強するためにヤコブ・デイビスが考案し、デニムパンツにこのリベットを組み合わせたことから、現在のブルージーンズの歴史が始まります。
小さな金属パーツですが、501、そしてジーンズそのものを生み出した原点です。

ジーンズでいう「耳」とは、生地の端にあるほつれ止め部分のこと。セルビッジという呼称は聞いたことがある方も多いかと。
裾を折り返したとき、脇の縫い代に見える白い帯状の部分が耳です。
リーバイスでは、その中に赤い糸が一本入ることから「赤耳」とも呼ばれています。

昔のデニムは、幅の狭い織機を使って織られていました。

そのため織物の端で糸が折り返されるため、生地の両端には自然とほつれにくい部分が生まれます。
この端をジーンズの脇線に利用することで、裁ち端を別途処理する必要がなく、丈夫で無駄の少ない作りになるのです。

現代で耳付きデニムがいいデニムの証明となるのは、この織機が故。

501が世界的に普及して生産量が増えると、1984年頃から効率良く生産できる幅広の織機へと移行していきます。
生地の途中を裁断して使用するようになったため、通常の501から耳はなくなり、裁ち端をロックミシンで処理する仕様へ変わっていき、一部のモデルにのみこのセルビッジデニムが採用されています。


LEVI'S(リーバイス) 501 FADE BLACK ¥16,500‐

ブラックデニムらしい引き締まった印象を持ちながら、洗いによるグレーがかった表情で、最初から手持ちの服へ馴染ませやすい501® ORIGINALです。

魅力は、ブラックデニムでありながら新品然としすぎないこと。
全体に洗いがかかったようなグレー寄りのブラックで、太ももや縫い目には自然な濃淡があり、最初から少し穿き込んだような雰囲気があります。

生地はコットン100%のノンストレッチデニム。
柔らかさだけを求めたストレッチデニムではなく、501®らしい輪郭を保ちながら、穿くほどに身体へ馴染んでいきます。

基本的なディティールはインディゴと同じくですが、こちらにはミミではなく、先にも触れたロック処理による脇割仕様が採用されています。

脇割は縫い代が左右へ均等に開いているため、穿き込むとアウトシームを挟むようにアタリが現れます。ロック糸の色や縫い代の幅によって、内側の見え方や表側の色落ちにも違いが生まれます。

耳付きとは異なる仕様ですが、1980年代以降の501らしさを示すディテールのひとつです。

ぼくたちの501®スタイリング

私たちスタッフも当然リーバイスが大好きです。
やっぱりアメカジ的なスタイリングとは切っても切れないのがデニム。
今回は各店スタッフで着用してみました!

スタッフ高橋

MODEL SPEC
身長170cm / 体重70kg / 足のサイズ27.5cm
CAPPRIVATE ITEM / 私物
着用サイズ:FREE
品番:F2469 / OLIVE・着用サイズ:L
品番:1811116-1 / WHITE・着用サイズ:XL
品番:00501-3908_AW26 / INDIGO・着用サイズ:W34
品番:BS558 / Voltan Black・着用サイズ:UK8

『リジッドの濃い状態のデニムも大好物ですが、このええ感じにフェードしたインディゴデニムが案外使いやすかったりもします。アメカジの代表的なブランドですので、コーディネートもひねらずミリタリーやワークアイテムと合わせてみました。』


スタッフ吉岡

『何と言っても履き始めからの色が良いですね。
重たすぎず、かと言ってグレーすぎないこの絶妙なカラー。
もちろんカジュアル合わせは言わずもがなですが、ちょっと上品にまとめてみるのも良いかもしれませんね。
またインディゴとは違った表情でお楽しみくださいませ。』


スタッフ岡安

『ブラックに関してはブルーよりも色落ちが遅いと感じる方も多いと思いますのでここまでグレーになった一本は非常に魅力的です。
デニムカバーオールを合わせてもブルーよりもコテッとしたアメカジ感が薄まり、引き締まった見え方になります。
ブルーデニムとは違った楽しみが広がるブラックデニム。
是非お試しくださいませ。』


スタッフ坂本

MODEL SPEC
身長170cm / 体重55kg / 足のサイズ25cm
品番:U2633225 / NAVY・着用サイズ:S
品番:123MU / OATMEAL・着用サイズ:40(S)
品番:00501-3783_AW26 / FADE BLACK・着用サイズ:W29×L32
品番:70020024 / GOLD
品番:ME-M / BLACK・着用サイズ:US6.5

『どちらかというとブルーよりもすらっと見える気がするブラック。
さらにしっかりエイジングした風合いで、グレーの雰囲気を強く持っているのがこの子。
なので色がしっかり濃いネイビーのカバーオールもナチュラルにも合わせられちゃうんです。
キレイ目を意識しつつもしっかりカジュアルな装いに落とし込められるのがナイスですね。』


スタッフ竹下

MODEL SPEC
身長164cm / 体重65kg / 足のサイズ25cm
品番:591-CTBCL / NAVY・着用サイズ:FREE
品番:2608IB1 / OLIVE・着用サイズ:38
品番:114BDT / OLIVE・着用サイズ:40(S)
品番:00501-3908_AW26 / INDIGO・着用サイズ:W31×L32

『ジーパンを入り口としてアパレルの業界に入った私にとって、やっぱりリーバイスは特別なブランドです。
特にインディゴはどんなファッションにもなじんで、なおかつほかのアイテムの魅力も引き上げてくれる他にはないボトムスだと思います。
まずは王道のこちらを。持っていたら絶対使う一本だ思います。』

ぼくたちがLEVI’Sを推す理由。

ファッションにジーパンが馴染んだこの現代。
様々なブランドがデニムを使ったボトムスが世の中にはございます。

その中で、わたしたちが改めてLEVI’Sを推す理由は、歴史やウンチクだけではありません。

Tシャツにもシャツにも、ニットにもスウェットにもジャケットにも合う。

気負わず穿けて、穿くほどに着用者の生活に馴染む。
これほど身近でありながら、これほどに奥深いボトムスはそう多くないと思います。

流行が変わっても年齢を重ねても穿ける。
どこまで行っても501®には替えが効きません。

だからぼくたちは、今あらためてLEVI’Sを推します。

まだ穿いたことのない方も、しばらく離れていた方も、まずは501から。

ぜひ店頭で、自分に合う一本を見つけてみてください。

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この記事を書いた人 竹下
渋谷店スタッフ。 1994年生まれの北陸人。AB型の右利き。 どうぞ気軽にお店へ遊びに来てくださいね!