こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
私事ですが、遅めの成長期を迎えて身体つきが変わりました。
身長が大台の170cmを超え、筋トレをしていないのに「身体鍛えた?」と訊かれたり。
元が小柄なものですから身体が大きくなるのは大歓迎。
だったのですが、ここで思わぬ障壁が一つ。

何故かめちゃくちゃ足が大きくなり、手持ちの革靴が全滅しました。
スニーカーだったりクラー〇ス、ビル〇ンシュトック等の気軽に買えるもので急場は凌ぎましたが、本格革靴大好きマンの小坂は欲求不満の日々を過ごすことに。
特に困ったのが、フォーマル用にしていた革靴も履けなくなった点。

ワードローブには必須のフォーマル対応の革靴がいなくなり、急いで隙間を埋める必要に迫られました。
とは言え、本格革靴大好きマンなので半端モノは買いたくありません。
しっかりとした生産背景を持っていて
永く愛用できるグッドイヤー・ウェルテッド製法で
リペアや手入れも少なく済むようなタフな仕様で
自分の足に合う木型(ラスト)で
(あばよくば)雨も気にせず履くことができて
(更に言えば)カジュアルでも使うことができる
そんな、「究極のオーセンティック」を備えたフォーマル対応の革靴が良いです。
ワガママ過ぎますかね?
……
どうやらそうでもないようです。
お誂え向きのものがありました。

手前味噌で恐縮ですが、SANDERS(サンダース)のそれはかなり高水準にまとまっています。
今回購入させていただいたのは、ブランドを代表するモデルの1つである「OFFICER SHOE」。

先日履き下ろしたばかりですが、本当に良い靴です。
それはそれとして、先に挙げた条件を如何様にしてクリアしているのか、順にご紹介させていただきましょう。
大前提として
今回はフォーマル対応の革靴が欲しかったので、デザインの効いていないもので探していました。

同ブランドの「MILITARY DERBY SHOE」も視野に入れてみましたが、キャップトゥのトリプルステッチがちょっと気になります。
ビジカジなら問題ないと思いますが、フォーマルにはちょっと具合が悪いです。

その点、オフィサーはプレーントゥなのでスッキリとした見映えです。
本当にクセがないのでどんなシーンでも使えます。
というわけで、今回のお買い物はオフィサーの一択でした。
では、気を取り直して、サンダースが小坂のお眼鏡に適った理由について。
しっかりとした生産背景
革靴の聖地、イギリスはノーザンプトンで今なお靴作りを手掛ける稀有なブランドがサンダースです。
イギリス軍への軍靴納入を契機に飛躍し、現在でもイギリス国防総省をはじめ、各国の軍隊や警察へ革靴を供給しています。

こうしたサプライヤーとしての側面は我々にも恩恵をもたらします。
安定して大量の発注があるため、スケール・メリット(規模の経済)によって品質をそのままに製造コストを抑制。
これによって、他のノーザンプトンのブランドと比較して圧倒的に良心的な価格を実現しています。

実は1873年創業の超老舗で、老舗主義的な風潮の蔓延るイギリス国内でも一目置かれるブランドだったりします。
踵に刻まれたロイヤル・ワラント(王室御用達)の証も箔をつけてくれますね。
グッドイヤー・ウェルテッド製法
グッドイヤーというだけで一定の品質を保証してくれるものではありますが、無条件で良いというものでもなし。
同じ製法でもブランドによって精度が異なります。

サンダースのそれはステッチのピッチが細かく一定に刻まれています。
これこそ高品質の証です。
タフな仕様
軍靴のサプライヤーだった背景がそうさせるのか、やたらタフな仕様で知られるサンダース。
ガシガシ履いてもへこたれずに頑張ってくれます。

ポイントはガラスレザーのアッパー。
表面に樹脂コーティングを施した革を指します。
樹脂が水や汚れ、傷から革を守ってくれる他、革の保湿が不要なのでお手入れも最小限で済む優れもの。
たまに汚れ落としをしてあげるだけでずっとピカピカの状態を保ちます。

サンダースのガラスレザーを紹介する上で外せないのは、カーフレザーを素体として採用している点。
ガラスレザーは素体の品質が出づらいため、キップレザーというワンランク下の革を使うことが殆どです。
新品の時は違いが分かりづらいですが、履き皺が入ると結構分かっちゃうもので。
カーフの方が柔らかい分、履き皺も柔らかく入ります。
画像のような、うねる履き皺はカーフの賜物だったります(キップだとバキッと折れた感じになります)。

革が割れづらいのも恩恵の内の一つです。
キップは革が固いので、革が割れやすかったりします。
取りもなおさず、キップを素体に使うことが多いガラスレザーも革が割れやすいというイメージがついてまわります。
その中にあって、サンダースは素体をカーフとしているので革が割れづらい。
見た目の美しさだけでなく、耐久性にも寄与してくれるので、是非ともご紹介しておきたいポイントでした。
せっかくグッドイヤーでソールを張り替えても、アッパーの革が割れていては恰好がつきません。
一生付き合っていくつもりならカーフに限ります。

もちろんソールもタフです。
皆大好きダイナイトソール。
ラバーソールを代表するものだけあって実用性は折り紙つき。
着用頻度にも依りますが、4年程はリペア無しでいけます。
比較的薄めのソールで、フォーマルやビジネスで悪目立ちしないのもグッドです。
日本人に合わせた木型(ラスト)
ここまでご紹介してきたオフィサーは、実は日本規格のもの。
イギリス本国では流通していないものだったりします。

というわけで、木型も日本人向けに調整してあります。
これがまた履きやすい。
数多ものインポート革靴に足を破壊されてきた小坂が保証します。
しっかり我々の足に馴染む良い木型です。
雨が気にならない
雨用というわけではありませんが、雨でも気にせずに履けるのがサンダース。

先にご紹介させていただいたように、革を樹脂でコーティングしているので浸水しづらいです。
雨染み等も生じず、見た目を損ないません。
一石二鳥の仕様です。

何気にグリップ力にも定評のあるダイナイトソール。
本格革靴をお持ちの方なら誰しも経験のある「濡れた足場で靴底が滑ってヒヤッと」がありません。
水溜まりに足を突っ込んだりしなければソールからの浸水もまず無いので、悪天候でも足元の不快感を軽減してくれますね。
カジュアルでも使える
結局、これが一番大事だったかもしれません。
フォーマルな用事なんて年に一度あるかどうか。
いわゆるビジカジにも用事のない仕事。
せっかく買うならカジュアルでも履き倒したいです。
その点、サンダースは本当に良いバランスです。
ザッとカジュアルなパンツと合わせてみました。




もちろんブラックスーツとも合わせるつもりで買いましたが、お店に持ち込むのが手間なのでお見せするのは割愛。
勘弁してやってください。

革靴好きの小坂が求めた究極のオーセンティック、サンダースが叶えてくれました。
その手の靴をお探しの方も多いことでしょう。
ぜひ店頭でお試しください。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。
