この度、新しいシューズブランドが、ZABOUに仲間入りしました。

trippen(トリッペン)は、1994年創業のドイツの靴メーカー。
国家職業資格であるマイスターを所持し、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって、ベルリンで誕生しました。
当時のベルリンは壁崩壊直後。
街全体に「古い価値観を壊して、新しいものを作る」空気が強くあった時代です。

1996年・2000年の2度に渡り、本国シュトゥットガルトの国際デザインセンターからデザイン賞を受賞、米国や日本でも数々のデザイン賞を受賞しました。2007年には、ヒールの高い新型ソール「x+os」コレクションが2つのデザイン賞を受賞しました。
trippenは設立以来、ヨージ・ヤマモトをはじめとする高級メゾンのコレクション用シューズを手掛けたり、有名ブランドとのコラボレーションを展開するなど、インターナショナルな実績をもちます。
矯正靴といえば、アメリカのA社があまりにも有名ですが、ドイツのインダストリアルな空気感はありつつ、オールハンドメイドという柔らかさが同居する稀有なブランドです。

そんなtrippenが掲げる理想は3つ。「ファッションのためだけじゃない」、「修理しながら長く履ける」、「環境に配慮している」
今では当たり前のように思うかもしれませんが、当時としては革新的。その理念は変わらないまま、根強いファンを持つ靴ブランドへと変化していきました。

独特の丸みを持たせた木型は、足当たりもよく、疲れにくく。
長時間の歩行を容易にさせるだけでなく、
見た目にも新鮮で、スラックスやトラウザーズだけでなく、無骨なミリタリーの足元なんかにも、新鮮な空気感を演出してくれます。

これまでのアメカジベースの洋服に合わせていただくことで、とても端正な見え方をしてくれるシューズ群だと思います。華奢ではない、でも無骨過ぎない。ドイツ靴という職人気質な国が生んだ、履き心地を確保した、新たなシューズを皆様の足元に。




今回ブラックレザーで4型ご用意しました。いつもよりプレーントゥやU-TIPを合わせる感覚で、サラッと履くだけで、少しモードな印象に。このバランス、是非お試しいただきた逸品です。
trippen(トリッペン) Cello M


「「Cup」コレクションは「素足で歩く感覚を反映させる」というアイデアのもと、モダンなルックスと軽やかな履き心地を実現した人間工学に基づいたシューズを展開しています。
2つに分かれたシェル状のソールユニットは、かかととボール部を安全に保護し、アッパーは軟らかく柔軟です。 また、インソールは足の形になじむように、厚手の(植物タンニンなめし)レザーで作られています。

内羽根のストレートチップのような華奢な印象ですが、特徴的なソールと、マットな質感が非常に端正な印象に。畏まりすぎない、カジュアルな内羽根仕様ですので、ピエロパンツのようなワイドレッグにも、スラックスにもハマります。

マットな質感のレザーは、ベジタブルタンニンなめしのカーフレザー。染色後ワックス仕上げ。軽いプルアップ効果があり、タンブル加工により柔らかく仕上げられています。濃い色合いに経年変化していくとのこと。
1枚革で仕上げられており、後述の3型に比べてややタイトなフィッティングとなりますが、比較的伸びも期待できそうなので、ジャストフィットでお試しください。
ステッチを極力抑えた雰囲気が、適度に緊張感を与えてくれ、アウトソールとの接合部分は手作業のぬくもりを感じるような、絶妙なバランスです。
trippen(トリッペン) Yen m ( black-box )


1994年に作られた「Closed Collection」のファーストモデル。ミニマルなフォルムが、長年にわたり愛されています。

「Closed」コレクションは、取り外し可能なアウトソールとインソールで構成されています。アウトソールは中間底とアッパーに二重に縫い付けられており、ステッチを外すことで簡単にアウトソールを交換することができます。

内側についたゴムがスムーズな着脱とフィット感を両立させています。
サイドゴアは本来両側に付属するものだと認識しておりましたが、外から見ると、本当にこのぽってりしたラインが魅力的。やや武骨なアウトソールとのバランスが、甘くなり過ぎず雰囲気良し。

Closed Collectionと言えば、やはりこのぽってりとした可愛らしいフォルムが特徴的。

クロム鞣しのブラックレザーに、履きシワが入ってアッパーが反り返ってくると、非常に愛らしいフォルムになるのではないでしょうか。
trippen(トリッペン) Gangster-Low m ( black-waw )


非対称なレースアップシューズで、インサイドの爪先まで伸びた長いバンプが特徴的です。
紐を締め上げた際のアシンメトリーなバランスが、この靴らしさかと。

ベジタブルタンニン鞣しのシュリンクレザーを使用しており、履き始めから柔らかく、独特な形状も相まって、唯一無二の存在感に変化していきます。

ブランドロゴを配したアウトソールは、地面を蹴り上げた際にもテンションが上がります。
trippen(トリッペン)Haferl m


こちらもクロム鞣しのレザーを使用した1型。
左右非対称なデザインが、trippenらしさ全開の1型です。

特徴的なカットと、ソールのコンビネーションが魅力的。踵は高めに設定されているため、フィット感の向上にも1役かっています。

・
・
・

如何でしょうか?
普段あまり見慣れない形状の靴かとは思われますが、履いてみると何だかしっくりきました。
そして歩行性の高さに驚きます。こういったインポートのハンドメイドのシューズは、昨今の円安もあり、中々見かけることは少なくなりました。
価値ある一足を、長く愛でたい方に強くオススメしたい。そんな一足です。
