

オリエンタルシューズの創業者、松本常雄はビルマ(現ミャンマー)戦線をはじめ、先の大戦を経験しておりました。戦地では靴が無いことが原因となり命を落とした兵士を、目の当たりにしてきました。戦争が終わり、悲惨な体験のショックから立ち直った松本は、靴を作り社会に奉仕することが使命だと決心。一から靴作りを始めました。1957年には前身となる東洋製靴株式会社を設立し、広く靴の普及に努めていきました。
ORIENTAL HPより抜粋
「ビジネスからカジュアルまで幅広い革靴、スニーカー、サンダルとさまざまな靴をの生産を手掛け、2016年に、当時欧米と比較し地位の低かった日本の革靴をそれらと並び立つものに押し上げた
いという想いの下に、現社長・松本英智が立ち上げました。」
そう語るのは、オリエンタルシューズ株式会社の細見氏。
細見氏「ORIENTALでは他にはないフィッティングの木型作り、オーソドックスだがどこかに
フックのあるアッパーデザインで違いを表現しています。」




確かに、アッパーレザーの雰囲気から、欧米の靴メーカーのような出で立ちでありながら、どこか懐かしい日本古来のデザインを踏襲したようにも見えるバランス。
Eワイズというやや広めの足幅でありながら、足元をきれいに見せてくれるバランスが魅力だ。

フィッティングの良さと汎用性の高いデザインが魅力の500ALBERSは、とりわけORIENTALの中でも人気の一型だそうだ。海外ではローファーが代表モデルのブランドが数社思い浮かぶが、こと日本のブランドでは、ほとんど存在しない。ORIENTALは特に洗練されたデザインと同じくらい、フィット感をかなり重視している稀有なブランドだ。
細見氏「木型の設計としてはヒールカーブは標準値より内側に倒してます。
また、甲部分でしっかり押さえながら横幅は少しゆとりを持たせ、足入れ感の良さを目指しています。」

かかとの抜け感が少なく、履いたときの感覚は、足にピタッとフィットする感覚。
初めて履いたときの感覚は「これだ!」と感動した。
細見氏「材料的な側面ですと、一番足に当たる前半分のライニングに特注ソフト牛ライニング
を使用しています。」こうした見えない部分にもかなり気を使っている。
そんな細見さんの思う、ALBERSの気に入っているポイントとは?

「スタイリングに対しての汎用性の高さです。トラッドな装いは勿論、モダンな着こなしにもマッチしてくれます。
私自身、紺ジャケやカジュアルな生地のスーツから、ポリ系パンツまで幅広く使用しています。」

昨今のビジカジ需要を見ていても、綿パンやデニムなどのカジュアルなスタイリングが目立つ。
そういった着こなしにも勿論よいですが、ORIENTALのローファーはジャケットやスラックスなどの着こなしにもきちっと寄り添ってくれる。

どうしてもインポートメーカーだと足が抜けたり、キツイ思いをして履いてきた方は少なくないはずだ。
そんな中で、スタイルと履き心地の良さの両方を我慢することなく履ける靴は、本当に貴重な存在。
日本人が長く培ってきた技術を、現代の日本人が履く。ぜひ、この履き心地とスタイリングのしやすさを、店頭にてお試しください。
