NAVYROOTSからネクタイ登場するぞ~!

2026.03.01
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こんにちは。柴田です。

ソックスやスカーフでおなじみNAVYROOTSからネクタイが入荷しますヨ。

ラインナップをご紹介しませう。

まずはレジメンタル4型!
いずれも代表的なカラーリングだから、その意味するところも付しておこう。

Royal Navy

赤×紺

●歩兵連隊に多い
●血・忠誠・王権の象徴
●いちばん「軍っぽさ」強め

Argyl & Sutherland Highlanders

緑×紺

●狙撃兵・猟兵系
●自然・地形・隠密

Royal Horse Guards

赤×紺で、これはRoyal Navyと同じ。

Scots Grey

黄×黒

●騎兵・工兵系
●識別性が高くて誇示的

…歴史的なバックグラウンドがわかってると身に着けていても気分ブチアガりますからね。
押さえておこー!

レジメンタルタイって?(ただの縞ネクタイじゃないぜ)

レジメンタル(resimental)は連隊(=resiment)が語源。
18世紀の英国軍の所属を識別するために軍旗に配した斜めのストライプのこと。だから発祥はイギリス。(さっき色の一つ一つに付けた意味合いもここから)

19世紀後半になるとパブリックスクールやオックスブリッジのカレッジで、大学ごとに異なった配色のレジメンタルのネクタイを制定するようになったのだそう。

そのほか紳士の集うクラブ(←え? これZABOUのことかなあ?)など、「特定の集団」に属する証として固有の色とストライプの組み合わせが作られたのだそう。

そして20世紀初頭、Brooks Brothesがこの英国スタイルをアメリカに持ち込む。

このときおもしろい現象が起こる。

ストライプの向きが変わった!

英国式の(向かって)左上→右下から右上→左下に。

なんで?
「英国の連隊と混同しないため」。理由はいたってシンプルでちょっと粋。
ちなみに英国式は旗を肩からかけたときの向きに由来するそうだよ。

そしてこのアメリカ版は「rep tie(レップタイ)」って呼ばれてアイビー文化に結実する。

軍の帰属→大学・ビジネスエリートの象徴へと意味が変わった瞬間だ。

じゃあその本質は?

●「オレはこの共同体の一員だ」っていう宣言。

●単なる柄じゃない。階級や組織、ヒエラルキーを可視化し、それを「静かに首に巻く」装置だ。
→だから実はちょっとポリティカルな面も。

これがレジメンタルタイのヒストリー。

あともう2型は無地!

New York City

New YorkのニックネームはThe Big Apple。1920年代、New York Morning Telegraph誌のスポーツライターであるジョン・J・フィッツ・ジェラルドによって最初に一般に広められたと言われています。それにちなんでリンゴのモチーフを小剣にジャガードで表現しました。(公式より)

もうちょいHUKABORI!

なんでNYCはThe Big Appleって呼ばれてんの?

1920年代、スポーツ記者のJohn J. Fitz Geraldがニューヨーク競馬について書いた記事が発端。

(これが当時の紙面)

ね、デカいリンゴが描かれているでしょ?

なんでも南部の競馬関係者が
「ニューヨークのレースはBig Appleだ(=いちばんデケェ賞金だ!)。」って言ったらしい。
このフレーズをジョンは「使える!」って思ったんだろうね。いただいちゃったってワケ。

要するに、競馬界でニューヨークは

●最大の舞台
●いちばんウマい果実

だったっていうニュアンスだね。

そしてJAZZの世界へ…

1930年代になるとこの殺し文句がジャズ界に飛び火して、ニューヨークで演奏することは「ビッグアップルを齧る」って意味に変化していった。

なんたってアメリカはJAZZの本場だ。
29年の世界恐慌だってどこ吹く風。数年後にはスウィングが爆発的に流行って大衆を飲み込んでいくパワーとなった!

...そんなわけでめちゃめちゃ景気のいいBig Appleがあしらわれた一本なのです。

では次っ!

Los Angeles

Los Angelesと言う都市名はスペイン語の天使を意味するアンヘルに由来すると言われており、それにちなんで天使のモチーフを。(公式より)

なるほど! これもDIG!

ロサンゼルスと天使

El Pueblo de Nuestra Señora la Reina de los Ángeles de Porciúncula
(=天使たちの女王である聖母マリアの街)

いきなりなに? って思った?
これ、18世紀にスペイン人がこの地域に街を作ったときの正式名称。

これが簡略化されて

los=その(複数)
angeles=天使たち

いまの「Los Angeles」になったんだ~。

なんで天使?

これは統治していたスペインがカトリックだから。
当時のスペイン宣教師たちがそんなふうに名付けていったんだって。

だからロサンゼルスのほかにもある。
San Diego(サンディエゴ)、San Francisco(サンフランシスコ)、Sacramento(サクラメント)…
聞いたことある地名ばっかりだね。

こんな聖なる名前を戴いておきながら実際のロサンゼルスってハリウッドやギャング文化、ストリートカルチャーが盛んなダーティーな街っていうギャップがおもしろいじゃないか。

まるでミニチュアの星条旗のようにロサンゼルスを象徴する「天使」が刺繍されたネクタイだ。これも目が離せない!



さあ、どれが気になりましたか?

今日は予備知識としてこのへんで。

それではぜひ楽しみにお待ちください! ではでは~!

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この記事を書いた人 柴田辰吉