
失われつつあるREAL SHETLAND SWEATER。
近年廃業するメーカーが多い中、今回ご紹介するのは現存する最古のシェトランドニットのブランド。
様々な理由により、インポートブランドの製品が減っていく中、ZABOUがオススメしたいリアルシェトランドセーターのお話。
JAMIESON'S(ジャミーソンズ)

1893年、ニットブランドJamieson’s(ジャミーソンズ)は、スコットランドのシェトランド島にて開業。冒頭にあるリアルシェトランドについてですが、元々Jamieson’sはニットメーカーですが、同時に糸屋でもあるのです。それまでスコットランド製のニットでも、シェトランドセーターを謳うものはありましたが、このシェトランドウールを100%使用して生成することは、耐久性の面で不可能とさえ言われていました。
そんなジャミーソンズが研究を重ね、ようやくシェトランドウールを紡績、加工を施し、リアルシェトランドウールを100%使用したセーターを完成させたのが、今回ご紹介するL/S CREW PULLOVER。
フェアアイルのイメージが強いジャミーソンズの、もう一つの定番品です。
ちなみにジャミーソンズの糸を使用して生産されるシェトランドニットのメーカーは多々ありますが、
紡績から製品まで行える唯一野メーカーは、ここジャミーソンズだけです。
毛玉と共に育てていく、長い付き合いになるセーター。
シェトランド島は冬は平均0℃で夏でも10℃前後と、年間を通して寒い地域ですので、
そこで飼育される羊の毛は、必然的に保温力が高い。
そんな糸を2本取り(2PLY)した糸で生成されるセーターは、他と比べると厚みもあり、保温力に優れます。
気になるのは毛玉。
紡毛のセーターですので、毛玉はできますが、
あえてこのセーターを掻き立て、シャギードッグ仕様にするブランドもあるくらい、毛玉が出来ても風合い良くお召しいただけます。

こちらは私物の8年選手のジャミーソンズ。
毛玉もそこそこ。でも温かみがあり、UKセーターらしい風合いに育ってくれています。
また、ウール100%のため、毛玉は容易に取れます。(アクリルやナイロン混のセーターは比較的毛玉が定着します)ですので気になる方は手で取ってもOK。


元々淡色でも様々なカラーが見え隠れするミックスカラーも多いので、ニットならではの経年変化も楽しんでいただければと思います。
一般的なシェトランドセーターとの作りの違い
糸についてのご説明は先程の通りになります。
ここからは作りの違いについて。ジャミーソンズの本製品と、その他のシェトランドニットの違いについてです。先に申し上げると、どちらかが良く、どちらかが悪いという意味ではありません。
まず、弊社でも長らく人気のHARLEY OF SCOTLANDのシェトランドセーター。
こちらはボディ、袖、裾、襟元が全て一体化して生産されます。

その為フラットな見え方で、コーディネートの邪魔になることはありません。
対して、Jamieson’sは身頃とリブパーツが分けて作られます。



襟元や袖のリブが別パーツになるため、より立体的でいて迫力のある見た目に。
明らかに一体化して生成する方が早く生産できますが、ここは真のシェトランド糸で作るセーター。
こうした手間も当たり前のようにこなしてくれます。

特徴的なサドルショルダー。
こちらもパーツ毎に生産される他、より直線的な作りに見えます。

HARLEYと比較すると、角度が斜めで、よりラグランらしい作りとなっております。

肩幅の狭い方、しっかりとある方、両方に綺麗に着用して頂きやすく、
肩のラインを拾いません。

今季こちらのニットをゲットしたスタッフ達の声を聞いてみましょう。
店頭で着用する機会も多いので、是非風合いの変化や、スタイリングも見てみて下さい。

●ニット JAMIESON'S(ジャミーソンズ) サイズ:44 ¥28,600-
●パンツ F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー)サイズ:M ¥18,700-
●シューズ 私物
モデル 身長185cm 体重72kg 足のサイズ約29cm

「弾力があり肉厚のシェットランドウールが最高です。気に入って結構な頻度で着ているので、ちょこちょこ毛玉もできてきていますがそれも愛おしい。むしろ毛玉たっぷりの方が、愛着が湧いてくる。」


「茶色大好き人間の私は迷わずMochaをチョイス。最近購入したブラックのデニムベイカーとの相性も抜群です。」


●アウター INVERTERE(インバーティア) サイズ:40 ¥231,000-
●ニット JAMIESON'S(ジャミーソンズ) サイズ:44 ¥28,600-
●その他 私物
モデル 身長170cm 体重70kg 足のサイズ約27.5cm
「シェットランドセーターはとにかく暖かくて発色も綺麗。ブランド問わず色々着てみましたが、ジャミーソンズのは厚みがあって、今季は沢山着ています。」

「キャメル寄りの柔らかい色味でなんともイギリスらしい感じが好きなんですよねぇ。
グレーのツイードでクラシックに振るのも良いですし、デニムや軍パンとの相性も良い。
今回はデニムのスタイル。これだけ綺麗な色ですからコーディネートは極端シンプルに、アウターやその他はブラックでまとめたシックな着方が今の気分です」


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歴史あるシェトランドニットブランド。
定番とつい先送りにしてしまいがちなアイテムですが、
シェトランドセーターを語る上で、ジャミーソンズは外せません。
ジーンズがLevi'sで、ポロシャツがLacosteであるように、シェトランドセーターのオリジンを、この冬から是非お試しくださいませ。
