パパ岡安、公園遊びも手を抜かない編
手抜きはしない。
それが岡安の心掟であり、流儀である。

パパである岡安は奥さん(通称奥安さん)、子どもと過ごす休日のコーディネートにも手を抜かないのだ。
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朝6時。埼玉県某所。
日課である朝のサウナを早くも終えた岡安は背筋がピンと立っている。この時間帯に彼ほど背筋が伸びた埼玉県民は他にいない。
いつもの朝食のオートミールをがぶ飲み。そして準備を終え、家族と共に都内へ向け、南下していくのだった。
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今日は銀座の水谷橋園に来ている。
ここは喧騒飛び交う銀座の地上と異なり、ゆったりとした時間が流れている。岡安はここを好み、愛して、気に入っている。

●ニット MOONCASTLE(ムーンキャッスル) サイズ:S ¥19,800-
●パンツ Gambert(ギャンバート) サイズ:44 ¥28,600-
●シューズ SANDERS(サンダース) サイズ:UK6.5 ¥68,200-
モデル 身長168cm 体重56kg 足のサイズ26cm
家族と公園、というイベントなのに、岡安が着ているのは何と膝下まで伸びたロングコート。モダンで洗練されながらも大人の余裕を感じさせるシルエットが目を引く。そう、ts(s)のラグラントレンチコートだ。

しかし脱いだ岡安はまた一味異なる。なんと中に着ているのはニット一枚。
「いくらツイードのコート来てたって、脱いだら寒くないか?」
とお思いの方もいらっしゃるだろう。しかし、これは岡安なりの取り決め、である。
MoonCastleのタートルネックニット、中でもヘビーウエイトの物をチョイス。そうすることで、カサネギをせずとも暖かく、脱いで銀座の劈くようなビル風に当たっても、負けない。動きやすくて子どもと遊ぶのに全く問題が無い。それでいて

大人っぽい。
これが岡安の‘‘流儀‘‘である。
休日、家族と過ごす、動き回る、子どもと遊ぶーーーどんな予定でも、大人っぽい恰好を心がける。家族から見てかっこいいパパ岡安、であるにはこの流儀はかかせないのだ。
タートルのニットにコーデュロイのトラウザー。そして歩く時に纏うツイードのコート。
どこか都会的で、上品。モダンで、どこかクラシカル。
「岡安さんのところのパパ、いつもかっこいいね」
と父兄からいつも言われるのは、日頃のこの身のこなし、流儀があってこそなのだ。
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夕暮れ。街はスーツ姿とやたら薄着の外国人観光客であふれる。
家族で銀座駅の地下鉄に潜る。
運動後の二人の体温を手で感じながら岡安は思う。
「いい休日だった。」
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