ブレザリウス公爵、紺ブレの流儀
流儀。
技能・芸術など、その人・家・派などの独得のやり方・しきたり。また一般に、物事のやり方。
銀座(ここ)にいるこちらの青年、通称ブレザリウス公爵は、あるモノに対して流儀を持っている。

「紺ブレ...」
そう。紺ブレの流儀である。
ファッションは勿論自由だし、個々で確立されたスタイルを突き進むのは素晴らしい、というのは大前提なのだが、彼の紺ブレの着方には、流儀が存在している。今回は我々にそれを紹介してくれるらしい。
カジュアル合わせを恐れない

●トップス A.G.SPALDING&BROS(A.G.スポルディング&ブロス) サイズ:36 ¥30,800-
●パンツ UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール) サイズ:30 ¥14,300-
●流儀 カジュアル合わせを恐れない
モデル 身長170cm 体重52kg 足のサイズ26.5cm
まず驚かされるのが、カジュアル合わせを積極的に行うという点だ。
「紺ブレ=堅苦しい。違う違う。もっと柔らかくて、大衆に迎合してくれる。そんなアイテムだと、ボクは考えている訳だね。」


「だからカジュアルなアイテムと合わせる。その中でも僕が好きな合わせはこのブレナのジャケットのように肩肘張らないワークジャケットのような紺ブレ+ヴィンスウェ+チノパン。トラッドな感じがしていいだろ?でも固くしすぎない。オネエチャンの前でも一緒さ...」
カジュアルに合わせても、子供っぽくならず、大人の余裕すら感じさせるスタイル。あまりシェイプの効かせすぎていないブレナのジャケットだと、より映える組み合わせだ。
そして公爵は挨拶もせずに有楽町方面へジャケットを小脇に抱えてそそくさ向かって行った。
・
翌日。
次の流儀を教えてくれるため我々のところに現れた公爵。次の流儀は
気負わない

●シャツ FAR EAST MANUFACTURING(ファー イースト マニュファクチャリング) サイズ:15-32 ¥22,000-
●ベスト GIM(ジム) サイズ:M ¥17,600-
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) サイズ:S ¥29,700-
●流儀 気負わない
モデル 身長170cm 体重52kg 足のサイズ26.5cm
「似合っているかというより、背筋が伸びるか、だ。」
そう語る公爵。そんな彼の合わせは綺麗目で落ち着いているように見える。

「不思議と背筋が伸びる。堅苦しくはなりすぎずとも、俺はジャケットを着ている。そのメンタルは忘れちゃいけないと思っている。だから、今回のような定番の合わせも行うことで、初心を忘れずながらも、気負わない。ここが大事なんだ。オネエチャンの前でも一緒さ...」
シェイプが効いて、金ボタンが紺ブレ感を存分に引き立ててくれるH by Figerのブレザーは、定番のお合わせをするのに持って来い。加えてそのスッキリしたシルエットに、バーンストーマーのサキソニーフラノのシルエットがかみ合い、季節感も演出されている。フェアアイル柄ベストも世界観と合っていて何ともナイスだ。彼は気負わずとも、定番の合わせも外さないのだ。
・
・
・
「今回はここまで。もっと掘れば掘るほど俺の流儀があふれて言うことを効かない。ただね。」
「大事なのは、これは自分なりの流儀であることなんだ。押しつけや決めつけではない。俺はこう考えて紺ブレを着ている、っていうご提案なワケだよね。オネエチャンの前でも一緒さ...」
そう言い残して公爵は去っていった
他の流儀は何があるのか、そしてなぜ公爵呼びされているのか。
また銀座を訪れれば、いつかまた現れて、答えを教えてくれるだろう。

