こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
あっという間に11月も終わりますね。
気を抜いていたら一瞬で年の暮れまでワープしてしまうんじゃないかと危うんでおります。
が、しかし。
この革手袋ばかりは12月に入る前にご紹介させていただきたい。
どうぞお付き合いくださいませ。


KURODA(クロダ)のPeccary Gloves。
その名の通りペッカリー革を使用したグローブですが、これが自分へのご褒美、大切な方へのギフトのピッタリという寸法です。
と申しますのも、ペッカリーが非常に優れた素材であると共に、非常に希少だからです。

ペッカリーとは、熱帯雨林に生息する猪の仲間を指します。
飼育されておらず、皮革を得る際は野生のペッカリーを捕獲する必要があることから、市場では相応に高価な値がつけられます。
おまけとばかりにワシントン条約で保護されており年間の捕獲数が厳しく制限されている点も、市場でペッカリー革が希少とされる要因となっています。
唯一ペルーのみが合法的なペッカリー革の商取引の認証(CITES認証)を受けています。
といった具合に厳重な保護下において乱獲を予防するのは、ペッカリー革が非常に優れた性質を備えており、多くの需要があるためです。


猪の仲間だけあって、手袋に多用される羊革よりも厚みがあります。
耐摩耗性に優れ長持ちする他、厚みの分だけ外気を通しづらく暖かいです。
というのは牛革もこなしてくれる仕事ではありますが、ペッカリー革を唯一無二たらしめるのはその柔らかさにあります。
厚みに反して羊革と同等かそれ以上に柔らかく、硬くなりづらい性質も備えている。
独特の吸い付くような着用感は他の革では味わえません。
「つけていることを忘れそうになる」としてシークレットフィットを謳う某ブランドの要とも言える極上の革です。
という贅沢な素材を、日本の老舗の技術力で仕上げたのがクロダのPeccary Glovesです。

数々のブランドのOEMを手掛けてきた実績のあるファクトリーが直営するブランドです。
仕上がりは国内でも一級のそれ。

素材の持ち味を活かすゲージ縫い。
縫い目が裏側にこないので、革のしなやかなフィッティングを余すことなくお楽しみいただけます。
縫い合わせは丁寧に、ステッチも0.1mm単位の微細な調整がかけられています。
国産ならではの端正な仕上がりです。

店頭にお越しいただいた際にはぜひともお試しいただきたいつけ心地です。
趣味で色々な革と触れ合ってきましたが、この質感は本当にペッカリー革しか持ち得ないと思います。

掌側は着脱を容易にするためにスリットを搭載。
パイピングを施して裾の補強もしてあります。

ライニングも当然最上級。
カシミヤ100%です。

そして何につけてもペッカリー革の風合いが魅力的です。
ある種の荒々しさも感じるシボ感が、同時に柔らかみも伝えてくれます。
余談ですが、野生のペッカリーから革を生産する都合、その表面には沢山の傷があります。
その中から製品化に耐え得る綺麗な革を選び抜くため、ペッカリー1頭から1双の手袋しか作れないとも言われるそうです。
それだけ希少な革ということですね。
実際、当店への入荷も傷のために予定よりも少量となりました。

革の風合いが最大限に活きるのはこちらの色でしょうか。
ペッカリーの特徴である三連の毛穴がよく見えます。
革に詳しい方であれば一目でペッカリー革と分かること請け合いです。

カントリー、ブリティッシュ・トラッドとはとりわけ好相性。
勿論ビジネスシーンで差し色としてお使いいただいても見栄えします。

一年頑張ったご自身へのご褒美として、大切な方へのギフトとして、ぜひお手にとってみてください。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。
