できるサラリーマン岡安、銀座で脚光を浴びる編
金曜日の午後。
ZABOU銀座店の閉店前、岡安のスマホが震えた。
「今からメーカーの方が岡安さん宛てに商談ですって!」
隊長の声が飛ぶ。
バイヤーでもある岡安は少し息を飲む。
この格好のままで行けるか?

目線を下げる。
ベージュのスラックス。

そう、今日は朝からEMINENTO by H.Osaku(エミネント バイ エイチオサク)を穿いていた。
急いで外に出ると、銀座の街がオレンジ色に染まっていた。
石畳の歩道、ショーウィンドウのガラス越しに映る自分の姿。A VONTADEのピーコート(後日掲載)と良く合っている。
「……良かった。」
EMINENTO by H.Osakuのテーパードラインが、夕暮れの光を拾って艶を出す。裾のドレープが足元で自然に流れ、スエードのローファーがその光を静かに受け止めた。

・
喫茶店のテーブル。
メーカー担当は品のある男性で、岡安の服装にすぐ目を留めた。
「岡安さん、そのパンツ、どこのですか?」
岡安はカップを置き、さりげなく答える。

「EMINENTO by H.Osakuです。」
「やっぱりEMINENTO by H.Osaku 。シルエットがすごく綺麗ですね。」
会話が弾む。
職人技の話、尾作隼人氏の設計哲学、日本のパンツ文化の深さ。
気づけばコーヒーが冷めていた。
打ち合わせを終え、椅子から立ち上がる。その瞬間、担当者がふと呟いた。

「EMINENTO by H.Osakuって座ってても、膝のシワが全然出ないんですね。」
岡安は笑って言う。
「ええ、だから僕は立つ時に“勝った”気分になるんです。」
EMINENTO by H.Osaku。
穿いているだけで、仕草の一つ一つに自信をくれる。
・
帰宅途中、ふとガラスに映る。
歩幅のリズム、裾の揺れ、脚線の余韻。
美しい、という言葉が浮かんだ。
「Osaku...」
自分のことなのに、客観的に見とれてしまう瞬間。
EMINENTO by H.Osakuを穿いていなかったら、きっとこの感覚には気づかなかった。
・
岡安は帰宅後にふと玄関の姿見を見た。
“今日も戦えた。”

彼の足元には、まだ折り目の通った一本のライン。
それが、EMINENTO by H.Osakuの誇りだった。
いつもの街を、少しだけ映画に変えてくれる。
