みなさまこんにちは!
ZABOU大阪店スタッフの杉本英之介(ふさのすけ)と申します!
いきなりですが少し昔話を。
昨年12月22日にZABOU銀座店へ出張しました。有馬記念の日です。
年末ながらたまたま懐に余裕があり大勝負に出たのですが、見事に夢が散ってしまった日でもあります。
負けたまま帰路に就くのもアレだし、何か商品を買って大阪に帰ろうと思い、購入したのがSANDERS(サンダース) OFFICER。

※新品です。私物ではありません。
帰ってきた次の日、早速OFFICERを履いてウキウキで出勤したら
「別に大阪店で買ったらよろしいやん。荷物になるし。」と大阪店の先輩方にツッコミを頂きました。その通り過ぎてヘラヘラ笑うしかできなかった記憶があります。
さて、前置きが長くなりましたが、今回紹介するのは
SANDERS(サンダース) OFFICER。
購入したサイズは26cmに相当するUK7。杉本は普段、スニーカーだと27cmを選びます。革靴は伸びも考慮してハーフサイズ下げた26.5cmを選ぶことが多いです。
本来なら26.5cm相当のUK7.5が適正サイズです。実際、購入前に履き比べてUK7.5の方がジャストサイズだと感じました。
なぜUK7を選んだのか
試着時、UK7.5は横幅はジャストでしたが、つま先やかかとが若干余る感覚もありました。
特に違和感なく履けましたが、横幅が伸びてきたり、ある程度の距離を歩く時にどう感じるか。そこが心配になりました。また、かかとも広く、インソールのクッションが経年で沈んでゆとりが出るとも聞きました。こういった理由で普段より下のサイズを選ぶ方もいらっしゃいます。
私もその中の一人で、ジャストと言えるサイズからハーフサイズ小さいUK7(26cm相当)を購入しました。
今考えれば伸びても横幅はシューレースで調整できるのでUK7.5を選んでも良かったですし、大半の方はジャストをお選びいただくことになるかと。
UK7を履いた当初はやはり靴擦れが起きたり、指が痛んだりしましたが今では特に問題なく履けています。
さて、普段UK7.5を選んでいた杉本がなぜUK7を選んだのか。SANDERSがもともと表記より大きいということもありますが、もう一つ理由が。
ZABOUで展開中のOFFICERとMILITARY DERBY。この2型は「MILITARY COLLECTION」と呼ばれるモデル。

こちらの型は羽根部分だけでなくトウキャップにも、特徴的な3本のステッチラインが施されています。
この「MILITARY COLLECTION」はSANDERS社が収蔵している、ミリタリーシューズのアーカイブモデルを基に木型から企画された日本限定のコレクション。
MOD(英国国防省) へ軍用の靴を卸していた実績があるSANDERS社。実用性と耐久性を備えつつ、カジュアルからドレススタイルまで応用できる、オールラウンドなミリタリーシューズです。
欧米人と日本人では足の形の傾向が異なります。(一般的に幅広甲低の欧米人、幅狭甲高な日本人とされています)
英国ブランドながら日本人向けに設計され、海外製とは思えぬ足馴染みの良さも魅力の一つです。しっかり足にフィットし歩きやすいのはミリタリーシューズの大前提ですね。
余談ですが、DERBY(ダービー)とは「外羽根」と呼ばれ、羽根が甲を覆うようについたデザインの靴の総称です。デザインだけでなく羽根部分が大きく開いてくれるので着脱が簡単に行えるのも利点です。
OFFICERも立派な”DERBY”です。2型の違いはトゥーステッチの有無だけ。サイズ感・フィット感は同じです。
4か月でこうなった。
OFFICERはその名の通り、上級兵士向けに作られたトゥーステッチがない型。
チノパンやカーゴパンツだけでなくスラックスとも相性がよく、ビジカジでも使いやすいです。

こちらが購入から4か月目の私物のOFFICERくん。すでにアッパーにシワが入り始めています。

これで自転車に乗って通勤しているので細かい傷は避けられません。
アッパーはポリッシュドレザー仕様。光沢感があり傷や汚れが付きにくく、比較的雨にも強いのが特徴です。
普段のお手入れはブラッシングの後、少量の水を含ませた柔らかい布で磨いて頂くと光沢感が保てます。
靴クリームは必須ではありませんが、私はキズを目立たせなくするため、たまに薄くクリームを塗ってしっかり磨いています。
インソールなは剥げ・汚れが出ています。わざわざ見たい箇所ではないと思いますがご容赦を。ここがキレイだと「履いてないんかい」となりますよね。お気に入りの証です。


新品と比較してみました。OFFICERはトゥーにステッチがない分、アッパーにシワが入った時の味がよく出ます。


杉本はこう合わせます。
さて、そろそろシューレースについても言及しないといけませんね。
ネイビーのシューレースを買いました。

もともとついていた黒のシューレースの蝋引きが取れてしまい、SANDERS社の公式の通販で新しく買い換えました。
色展開が6色もあったので、その中から黒、ネイビー、アイボリーを購入。
ネイビーを買った理由は、出勤時にデニムを履く機会が多いので色味を合わせるために。アイボリーはなんとなくです。
ちなみに購入時にオリーブも付属しているので、計4色所有しています。

なんせMILITARY COLLECTION。カーゴパンツやファティーグパンツと合わせると本領を発揮しますね。
さて、だいぶ長くなりました。ここまでお読みいただきありがとうございます。最後に「杉本はこう合わせます」をご紹介。

●アウター BARACUTA(バラクータ) サイズ:44 ¥59,400-
●シャツ SERO(セロ) サイズ:15H ¥16,500-
●ベルト JABEZ CLIFF(ジャベツ・クリフ) サイズ:34 ¥18,700-
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー) サイズ:XL ¥23,100-
同じく英国ブランドの雄BARACUTAにJABEZ CLIFFのベルトと合わせて。
パンツはツータック。ノータックと違い、位が高い兵士のみ着用が許されたとされ、背景が一致するOFFICERくんとシナジーを生みます。
一見何の変哲もないスタイルでも、実は杉本なりのこだわりが詰まってます。

ラフに合わせるならこんなスタイルもどうでしょう。

●シャツ HARRISS(ハリス) サイズ:42 ¥19,800-
●パンツ Jackman(ジャックマン) サイズ:L ¥22,000-
ネイビーでラフにまとめてみました。杉本の感覚だとここにサンダルを合わせるのが鉄板かと思いますが、ちょいと季節を先取りしすぎな気がします。
ラフになりがちなイージーパンツに堅牢なOFFICERくんを合わせることでバランスが取れます。

ちなみにZABOUではイージーパンツが続々入荷中。今から着るのにもいいですし、夏場ハーフパンツを履くのに抵抗がある紳士諸兄方にもおすすめ。
シューズだけでなくパンツもぜひ、ZABOUでお気に入りを探してみては。
いかがだったでしょうか。
どんなパンツでも合う。どんなスタイルでも合う。イージーケアで履くほどに味が出る。
履いてみてさらに虜になったオールラウンダーなのSANDERS OFFICER。
MILITARY DERBYとともに、オススメしたい一足です。
それではまた、次のブログでお会いしましょう。
杉本英之介(ふさのすけ)でした。