こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
9月になったというのに、まだ暑いです。
お盆明けから「秋が待ち遠しい……」と思わなかった日はありません。
いつになったら秋は来るのでしょうか……
と、受け身になりがちなそこのスタッフ小坂君。
来ないものを待っていても仕方がありません。
こちらから迎えに行ってやろうではありませんか。
折良く、HARRISS(ハリス)というブランドから秋物が続々と入荷しております。
彼らと一緒に往生際の悪い夏に引導を渡してやります。
引っ込み思案な秋を舞台の中心に据えるのです。
と言うわけで、今回は秋を迎えに行くに頼もしいお供達をご紹介させていただきます。
どうぞお付き合いください。
HARRISS(ハリス) ドライバーズJACKET
早速ご好評いただいておりますドライバーズジャケットです。
いわゆるワークジャケットの一種ですが、テーラードのようなノッチド・ラペルからユーロのエスプリをビンビンに感じます。
瀬川さんに着てみていただきました。
ギュパールのアイウェアのお陰でおフランスのエッセンスがドカ盛りです。
身幅とアームが広いので、コンフォートな雰囲気です。
それでいてどこか品が良いのは、やはり襟型の賜物です。
何気なく生地感が素敵だったりするのもハリスの面白いところです。
こちらはフランス軍のチノパンをリプロダクティブしたドリル生地に、ピーチスキン加工を施し微細な起毛感を持たせています。
しなやかな生地感と、微起毛による季節感が洒脱です。
もう一色も着ていただきました。
ギュパールとセント・ジェームスの合体技で、おフランスのエッセンスがとどまるところを知りません。
追記
今しがた気付いたのですが、パンツまでおフランスですね。
全身おフランスで世界観をガッチリ固める瀬川さんの手腕に脱帽です。
良くも悪くも軽さの出るボーダー柄ですが、ジャケットをお召しいただくだけで良い重たさを出せます。
ド定番のウェッソンのエクリュ/マリンですから、通年で楽しみたいところ。
この手のアイテムも一緒に如何でしょう。
HARRISS(ハリス) タートルネックカットソー
何気にあんまり見かけないカットソーのタートルネック。
これまたエスプリっています。
東京各店のエスプリを司っている(要検証)濱地さんに着ていただきましょう。
知的にレイヤリングしていただきました。
レイヤーのベースとして設計されたアイテムなので、ジャストサイズのシャツのインナーにもしていただけるようなコンパクトなサイズ感です。
もちろん、瀬川さんのようにゆったりしたジャケットのインナーにも乙です。
暖かさ、潤い、ストレッチ性、蒸れにくさを兼ね備えた新素材であるところのスリーレイヤーウォームを採用しています。
めちゃくちゃ機能的ですが、今回はストレッチ性をピックアップさせてください。
「コンパクトなサイズ感」とは申しましたが、カットソーとは思えないくらいストレッチするので、体型に依らずお召しいただけます。
インナー使いが前提とは言えど、一枚でも着られたら更にお得です。
細身の方はサイズを上げてお召しになってみてください。
これまた良い見え方をします。
HARRISS(ハリス) アメリカンフィットBDシャツ
アメリカンフィットなのに生地はユーロの雰囲気がムンムン。
アメトラをフランス的な視点(エスプリ)で再構築するハリスの本懐です。
やや大振りな柄行なので、ジャケットの下から少し覗かせた時もしっかりとアクセントをつけてくれます。
余談ですが、筒袖を活かしてジャケットの袖を捲っちゃう本並さんが実にエスプリです。
この温かみのある風合いが、夏に引導を渡すどころか9月すらも置き去りしたい気持ちを搔き立てます。
一体、何故にこうも季節感を感じさせるのでしょうか。
答えは生地感にあり。
オーガニックコットンをトップ染めした繊維からビエラ生地を織ることで、深みのある色と柔らかなドレープ、起毛感を持たせています。
それぞれの工程による一工夫の集大成が季節感として表れているのです。
因みに、一枚で着てみるこんな具合です。
良い意味で普通のシルエットなので、とても使いやすいです。
とは言え、アメリカンフィットにつきゆったりめではあるので、濱地さんのように羽織りとしてもお楽しみいただけます。
こちらも良い色合いですよね。
秋冬らしい深みのあるディープグリーンと、少しだけ差し込まれたブラウンから良い出汁が出ています。
フランスにつき、お出汁はブイヨンでご用意させていただきます。
HARRISS(ハリス) ノータックテーパードパンツ
こちらは不肖小坂の肝入りでご用意させていただきました。
何気ないパンツではありますが、だからこそ輝くエスプリを小坂は見逃しません。
岡安さんに着ていただきました(小坂が着るんじゃないんかい)。
ZABOU的ビジカジスタイルの秋冬版です。
傍目にはトラウザーのように映りますから、お仕事でご活用いただきたかったのです。
股上深め、ワタリは広め、それでいてテーパーをしっかりかけて裾は細く。
競馬で言うところの有馬記念くらい皆が大好きなシルエットです。
ついでに申し上げますと裾上げ不要でお楽しみいただけます。
小坂を唸らせたエスプリ要素は生地感にあります。
ウールのように見えますが、ポリエステルを中心とした化繊を混紡することでイージーケアと、キックバックによる型崩れへの耐性、程良いストレッチ性による着心地を実現しています。
有馬記念で言うところの2023年ドウデュースくらい皆が大好きな生地感です。
もちろんオフでもご活用ください。
センタープレスは入っていませんので、程良く抜けた雰囲気です。
でもウールっぽいから上品に見えます。
このバランス、エスプリです。
ヒップラインも流麗なのがハリス流。
パターンメイキングの妙で、ゆったりと綺麗なシルエットを両立してくれています。
HARRISS(ハリス) ノータックテーパードパンツ コーデュロイ
HARRISS(ハリス) ノータックテーパードパンツ コーデュロイ
オオトリはこちらです。
もちろん、エスプリの匂いを嗅ぎとったからこそご用意させていただきました。
コーデュロイながらも、生地がドレープするほど軽快なのです。
ハリとコシが語られがちなコーデュロイですが、畝による独特の光沢も見逃せないポイントです。
生地を泳がせることで生じる深みのある光沢にビビッときました。
シルエットは先にご紹介したものと全く一緒です。
こんなんナンボあっても良いですからね。
寄って見るとますます魅力的な光沢です。
ドレープを出すために敢えて薄手に仕上げてありますので、今から無理なくお楽しみいただけます。
瀬川さんに着ていただいたジャケットが格好良かったので、僕も着てみました。
コーデュロイの生地感とあいまって、ZABOUきっての温厚さで知られる(初耳)小坂の温かみが青天井です。
今回ご紹介させていただいた全ての商品は、先立ってウェブショップに掲載させていただきました。
よろしければ、どうぞそちらもご覧になってください。
一緒に秋を迎えに行きましょう。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。