夏の太パン最有力!?M-51BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)の「M-1951 Field Trouser」

どうもこんにちは高橋です。

ブログ冒頭からすみませんが、自分がまだ服の魅力に憑りつかれていなかった中学3年生の頃のお話を少し。

当時は毎年の正月を母方の祖父母宅で親戚一同が会し、大宴会をしておりました。
もちろんそこでお年玉タイムがあるわけなのですが、我が親戚は少し変わったお年玉タイムでございましてね。
名前を呼ばれると檀上(仏壇の横にある小さい段差)に立ち、その年はどのような1年していきたいかを発表するという謎の恒例行事がありました。
母方の親戚は人数が多かったのでいつも総勢20人くらいの人の前に出て話すわけですから、思春期真っ只中の中坊にとっては凄く面倒な時間。(今思えば人前で緊張しないのはこれのおかげかも)
如何に早く切り上げるかを考え、適当に「オシャレをしてみたい」と半ばその場しのぎで言った所、親戚大はしゃぎ。
「高校生なるんやったらオシャレくらいせなあかんやろ!」
「オシャレして彼女の一人や二人作らな!」
「おっちゃんの頃はこれが流行っててな~」
と当の本人そっちのけで盛り上がっており、あれよあれよという間にアメ村に連れていかれ1週間不自由なくコーデを組めるくらい沢山買ってもらいました。

当時バスケ少年だった私はNBA(アメリカのプロバスケリーグ)にハマっており、その買い物をきっかけに黒人カルチャーのB-BOYファッションの道へ。
オシャレへの道の第一歩です。笑
塾へ行くのも、友達とコンビニで夜な夜なリプトン片手にたむろするのも、買ってもらったニューエラの59FIFTY(もちろんツバはまっすぐで)を被り、足元はティンバーランドかNIKEのAF1とバチバチに決めていた高橋少年。
その時決まって穿いていたのは太めのカーゴパンツ。

それがブランドものだか年代物だかも正直覚えていないのですが、使い勝手が良くってボロボロになるまで穿いた記憶があります。
唯一覚えている事といえば、ゴリっとした綿100%で膝にタックの入った太めのシルエット。外側は巻き縫い(当時は縫製の事なんて全く興味ありませんでしたが、洗うと擦れてパッカリングが出るのが嫌いな部分だったので鮮明に覚えています)。

本物かリプロダクトだったかはどうにせよ、このパンツのディティールまんまでした。

ここ最近、太めのパンツは良く穿くもののカーゴパンツはご無沙汰だったので何だか懐かしくて良いなと思いまして。
これから暑くなると言いながら分厚いパンツかよと思われるかもしれません。でもそれを抜きにしても夏に是非穿いて欲しいカーゴパンツ。
前置きが長くなりましたがこちらをご紹介させて下さい。

BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)

過去のアメリカ軍のフライトジャケットを中心に糸の紡績から織り、生地の素材、各部の軍用パーツ、全体のフォルムに至るまで徹底的にこだわり日本製にて当時を再現したものづくりをしているBUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)
その復刻作業は当時のMIL SPEC(軍用という過酷な環境に耐えうるよう定められた規格)に基づいたもので、世界でも縫製技術がトップクラスの日本で作るとなると仕上がりはまさに「本物より本物」。

取り扱いをスタートしてからアウターやシャツなどもご提案してきましたが、どれも例にもれず素晴らしいものづくりでございました。

M-1951 Field Trouser

¥30,800-(税込)

そんなBUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)が手掛ける米軍フィールドトラウザーの名作『M-51 FIELD TROUSER』

古着好きな方であれば一度は聞いたことのあるのではないでしょうか。
カーゴパンツが6ポケットになった最初のモデルと言われておりで、現在のカーゴパンツの原型とも言われているこちら。

1951年にUS.ARMYの野戦用に開発され、数あるミリタリーパンツの中でも極太のシルエットで、可動域向上の為の膝のタック・裾に付くドローコード・ウエスト調整が可能なサイドアジャスターなど当時の技術で機能性を持たせた1本となっております。

生地感は厚みのあるコットン100%のバックサテンを使用。
夏場に穿くには少しストレスに感じそうですが、シルエットの太さにより肌にあたる部分も少なく風通しも良い。
汗をかいたとしても気にせずガシガシ洗って穿ける。
経年変化を楽しめるのもコットンパンツの良いところではないでしょうか。
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歴史のあるアイテム故、語りたいうんちくは沢山ございますが、あくまでもファッション。
僕らが提案するデイリーカジュアルに落とし込むのであればこんな感じ。
Tシャツ、ニット、シャツなんでも持って来いです。

〇まずは王道アメカジで

パンツの持つボリュームに負けない程にガシッとした質感が特徴のChampion(チャンピョン)の『T1011』
アメカジの大定番であるこの組み合わせはいつの時代だってスタンダード。

●Tシャツ Champion(チャンピオン) サイズ:M ¥7,700-
●パンツ BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ) サイズ:S ¥30,800-
●ベルト N.O.UN(ナウン)  ¥6,380- 
●シューズ AURORA SHOES(オーロラシューズ) サイズ:US7 ¥37,400-
モデル 身長160㎝ 体重60㎏ 足のサイズ約25㎝

自然と色使いが少なくなる今時期はベルトに差し色を持ってきて、いつものアメカジスタイルとは少し気分を変えてみたり。

足元はややボリューミーなAURORA SHOES(オーロラシューズ)で。
この靴の丸っぽい見た目と、ズドンと太いM-51のバランスが非常に良い。

〇サマーニットで少し品良く

徐々にお客様にも浸透しつつある夏場の半袖ニットに軍パン。
絶賛開催中のRinascente(リナシェンテ)のサマーニットはいかがでしょう。
アイテムそれぞれでみると相性が悪そうなこちらですが、
M-51の持つ強烈な男くささを上品なサマーニットが良い感じに中和してくれ、少しクリーンで落ち着いた印象に。
カジュアルの中にも綺麗めな要素。大人カジュアルってやつです。

●トップス Rinascente(リナシェンテ) サイズ:52 ¥15,180-
●パンツ BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ) サイズ:L ¥30,800-
●シューズ 私物
モデル 身長185cm 体重72kg 足のサイズ約29cm

ドローコードをぎゅっと絞ってみたり。
そうする事で裾のボリュームが無くなるのでシルエットに変化をつける事が出来ます。

トップスがニットときたら足元は華奢なローファー。
ドレスシューズ程かしこまっていないので良く馴染みます。

〇シャツにだって

そろそろ半袖シャツも着たくなる時期かと。
個人的には長袖を捲って着るのも好きなのですが、年々暑い時期が長くなってきていますんでね、、、
少しでも涼しく、より軽快に。

程よくゆとりを持たせたプルオーバーシャツは、太めカーゴとの相性も丁度良い。
アクセントはVゾーンからチラリと覗くボーダー。
Saint James(セントジェームス)のピリアックは薄手の素材なので、シャツのインナー使いにも持ってこいです。

●シャツ SERO(セロ) サイズ:15 ¥14,300-
●インナー Saint James(セントジェームス) サイズ:T5 ¥8,800-
●パンツ BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ) サイズ:M ¥30,800-
●シューズ SPERRY TOP SIDER(スペリートップサイダー) サイズ:US9.5 ¥8,800-

ボリュームのあるパンツなのでトップスの着丈の長さとのバランスもさほど問題になりません。
シャツの裾はインせず、ラフにいきましょう。

マリンルックやアメトラによく登場するデッキシューズ。
やや小ぶりなスニーカーと太めのカーゴパンツは意外にも相性が良かったり。
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ご紹介した部分以外にも語れるディティールの多いパンツ。
深掘りすればするほど長くなりそうなのでこの辺で。
詳しいディティールやサイズ感などはコチラをご覧下さい。

撮影中の一コマ

僕たちが提案する夏のスタイリングにもよく合うこの手のカーゴパンツ、是非ご検討ください!
ではでは(@^^)/~~~



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高橋

ZABOU大阪店スタッフの高橋です。
『TAKE IVY』でここまで大きくなりました、アメトラ大好き青年です。
皆さまどうぞ宜しくお願いします!