いよいよ来週11日(木)より開催のBARNSTORMER(バーンストーマー)22AW POPUP。
ドレスファティーグなどと並びBARNSTORMER(バーンストーマー)が秋冬に必ず作り続けているのがウール素材のパンツ。前回のイベントの際にも好評でしたホームスパンツイードとZABOUでは初お披露目のCPOメルトンや新作のマッカーサーツイードにフォーカスを当てて、BARNSTORMER代表海老根氏にウールの素材選びから、魅力、コーディネイトについてお聞きしました。
『制作にあたってのエピソードや参考にしたもの』




「元ネタはそれぞれ先代のバーンストーマーのパンツです。最近ではあまり見かけなくなりましたが、ウールパンツの中でも代表格な3素材のホームスパンツイード・CPOメルトン・ヘリンボーンツイードの生地を使って作りたいと思い制作しました。ちなみに生地は今でも昔と同じウール屋から作ってもらっています。
ここのウール屋は羊の種類から選べるのでとてもいいです。」



『素材への拘り』


「メルトンは通常はパンツでは使わない生地で、CPOシャツに使うタイプを選びました。
ツィードも同様でジャケットに使うモノです。」


「少しゴツいですが、それがいいと思います。
昔っぽい野暮ったさが、今はないバーンストーマーらしさにつながっていると思います。」

—確かにどの素材もジャケットやシャツなどトップスに良く使われるイメージがあったので、それがパンツになると今はとても新鮮に映ります。続いては気になるサイズ選びについてお話を伺います。
『サイズ選び』
今回のイベント時にはあいにく商品が間に合わずですがご予約という形でご覧いただけます。その際のサイズ選びのポイントについて教えてください。

「基本は定番で展開しているマッカーサー2と同じ感覚で選んでいただければと思います。
去年はマッカーサーより少し太くしましたが、今季はどれもマッカーサー2と同じシルエットに変更しました。」



—各モデルサンプルのご用意はございますので、イベント時にはそちらを見ながらマッカッサー2でサイズ感を見ていただくのが良いですね。
『裾上げ』
—3型ともフラシ仕上げのため裾上げは自由に選べます。それがゆえに何とも悩ましい所でもあります。モンロウさんのオススメはどの仕上げでしょうか?


「裾はシングルのステッチ(スラックスシングル)なしが理想ですが、あえてステッチを入れてもいいと思います。ダブルはゴツくなりますが、わざとそうするのも昔っぽくていいと思います。」
—確かにマッカーサー2のシルエットと聞くと、ダブルを想像しますが、シングルだとウール素材ならではの上品な感じがして良いですね。
『おすすめの着こなし』
—クラシックで大人の佇まいを感じるウールパンツ。モンロウさんはどんな合わせ方でコーディネイトしているのでしょうか。

「合わせかたはネルシャツなどでカジュアルなこなしもいいと思います。ミドルやローゲージニットなども相性いい
ジャケットはコーデュロイなどのカジュアルジャケットがむいてると思います。
渋めの大人カジュアルがテーマです。」
『ウールパンツの魅力』
—まだまだウールのパンツをお持ちでない方も多いですが、ウールのパンツを取り入れることでのメリットや着こなしについてなど教えてください。


「冬のコーディネートにワンランク上のカジュアルで幅が広がると思います。
ここで伝えたいカジュアルとは靴でいうとスウェードやウイングチップとか、ジャケットでいうとコーデュロイやツィードで、あくまでもジャケットスタイルがいいと思います。」

—昨年私もウールパンツを購入しましたが、コーディネイトに季節感がハッキリとでて手持ちの洋服とのコーディネイトもいつもと違うイメージになります。
また着用していて暖かいというの良いですね(笑)
『お手入れについて』

「基本はシーズン終わりにクリーニングに出してます。
意外とプレスしないで穿いたりしてます。」
—一見難しいそうに見えるウールのお手入れ。セーターと同様、ウールには天然の消臭機能や抗菌も備えているので意外と気を使わないイージーケアです。
『最後に通年展開の定番があるなかで、必ず造り続けるシーズンアイテムへの想いございましたら教えてください』

「メルトンもツィードも毎年必ずやるものでは無いです。今回は続けてましたが、来年はやらない可能性があります。
また別のものをたえず考えてますので、今年は今年のシーズンアイテムをお楽しみください。」

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モンロウさん。取材のご協力ありがとうございました。
イベントはいよいよ来週11日(木)から銀座店にてスタートです!
13日(土)はモンロウさんにも店頭にお越しいただけますので、皆さまも是非試着しながら作り手のお話を色々聞いて見てくださいませ。