この夏ご提案したい真夏の足元。
第二弾は長らくお取り扱いのあるTHE SANDALMAN(サンダルマン)より、
大定番ワイドビーチサンダルが、アメリカより入荷しましたのでご紹介です。
THE SANDALMAN(サンダルマン)
THE SANDALMAN(サンダルマン)は1976年カリフォルニア・ニューポートビーチでパットとスコット兄弟によって創業したサンダルの専業ブランド。
ニューポートビーチはサーファーが賑わうカリフォルニアのサーフスポット。
そこのローカル達のみに向けて作られたブランドのサンダルは、高品質でレザーを使用したクールな物ばかりでした。
質の高いサンダルは口コミで広がり、やがて日本に上陸しますが、現在でも少数の職人たちによって、All Handmade In California を貫かれています。
DETAIL(ディテール)
そんなサンダルマン。
ビーチサンダルタイプのWIDE BEACH SANDAL 通称#501と呼ばれるこちらのタイプは、一般的なビーチサンダルよりもアッパーレザー(ここでは甲を覆う部分)を広めに取っていることもあり、安定感が抜群です。
足馴染みの良いバッファローレザーは、甲の形に合わせて馴染んでくれます。荒々しい血筋も存在感があって良いですね。
実際にこの厚手のアッパーレザーは丁寧に2枚重ねとなっている分、しっかりと足をホールドしてくれます。
裏側はスウェード面になるため、肌アタリも良くサンダル擦れは皆無といった感じです。
街履きにするにしても、長時間の歩行がかなり楽に。
そしてフットベッド部分はレザーを使用しております。
ここもスムース、スウェードと様々な中から指定できるのですが、
足元がベタつく季節や海上がりの湿った足元に嬉しいスウェードタイプで全て指定しております。
レザー部分が履きこむ度に沈み込むその様はまるで革靴。
長い年月をかけて自分の足に馴染ませていきます。
三層からなるクッションも、武骨な見た目に反してかなり柔らかく、足型に馴染む革靴的な側面と、ハイテクスニーカーのような履き心地を併せ持つ、唯一無二の存在です。
ソールは色々と種類がある中から、高いグリップ力と、安定感を誇るVibramピラミッドソールをチョイス。
サンダル自体のボリュームがある分、ここはあまり主張せず。
ソールもこのサンダルに合わせて最善の選択をしているつもりですが、貼り換え可能の為すり減ってきたらご自身のお好みに合わせてチョイスされるのもお勧めします。
ZABOU STAFFもかなり多くの所有率を誇るこちら、正になくてはならない存在となっております。
これよりモデルごとの解説に移ります。
コーディネートと共にご覧頂ければと思います。
ALL BROWN
同系色で仕上げたブラウンは今回も継続で。
デニムやチノ、ミリタリーパンツとの相性が良く、
ローファーを履く気分でビーサンを合わせられるのもここならではかと。
ブラウンはデニム、軍パンは勿論、
今気分のワイドチノなんかでも存分にお楽しみ頂けます。
三層からなるソールと、ダークブラウンの絶妙な明るさが、夏の足元に馴染んでくれます。
ブラックとは打って変わって、パーツ同士の絶妙なグラデーションが嬉しい。
色味の経年変化を一番に楽しめるのはやはりダークブラウンなんです。
ALL BLACK
こちらも潔い単色のブラック。まずは使い勝手の良さを体感していただきたい一足です。
履き込んだ際の鈍い光沢感が何とも言えない一足。
こちらはスタッフ瀬川の3年物の私物スタイルで。
ニットに軍パンといった甘辛なスタイルにも自然とすんなり馴染むのは、レザーサンダルの持つ重厚感からでしょうか。
履き込んで履き心地は勿論、革本来の質の高さも感じて頂けるのは、やはりサンダルマンならでは。
くたびれた軍パンとは裏腹に、光沢のあるシボが際立ち革靴らしさも感じて頂けます。
DENIM×CREAM
今回は別注としてこちらのネイビーカラーも作って頂きました。
「夏に穿く色落ちしたデニムと合わせるサンダルが欲しい…」
そんな気分からスタートしたこちらの企画。
昨年は訳あって実現できませんでしたが、今年満を持して登場です。
フットベッドはデニムというカラーに注目。勿論スウェード。
正に色落ちしたデニムとの相性も最高でした。
実際に上がってきた物を見ると、納得の出来。これから履き込んでフットベッドが濃くなっていくことを考えると、また、足を通して見える部分が少なくなると、絶妙な明るさが雰囲気抜群でした。
アッパーは日に焼けたようなクリームをチョイス。ネイビー×クリームのコントラストは、ジーンズのセルビッジと馴染んでくれます。
かなり細かい部分までチョイスできるサンダルマン。
一番悩んだところがフットベッドとアウトソールを繋ぐクッション。
全色統一でも良かったのですが、明るいアッパーとフットベッドなので、ここはブラウンのグラデーションに。
レインボーサンダルのようなインソールクッションとバランスで、そこまで主張しすぎないバランスに。
想像通りの仕上がりに、届いたときに感動を覚えました。
正に色落ちしたジーンズとの相性が良い一足に仕上がりました。
お手持ちのRESOLUTEやLEVI’Sと合わせて、西海岸の雰囲気を存分にお楽しみください。
全モデルこの後、20時よりWEBSHOP掲載予定。
海外製品が届くだけでも珍しい時代となって参りました。
ソールを張り替えて、何十年と履けるサンダル。ファッションアイテムと言うよりかは工芸品に近いです。
何年後か先の未来もきっとこの一足を楽しみに、夏を迎えてもらえますよ。