革靴と合わせたい靴下特集(靴下のQ&A)

本日はもう一本、前回ZABOUメルマガでお送りさせて頂いた内容にはなりますが、
靴下の特集を、宜しければご覧くださいませ。
また、ご紹介させて頂いた他にも、ZABOUでは国産の良質な靴下を多数取り揃えておりますので、
是非お試しください。

革靴と合わせたい靴下特集(靴下のQ&A)



こんにちは、ZABOUの坂口です。
この土日も現在開催中のREGAL Shoe&Co. TRUNK SHOW目当てにご来店頂く方も多く、
とても忙しくさせてもらってました(汗)



接客の際にもたまに出る話題、


「靴下はどういった物を合わせたら良いか」

お気に入りのシューズをお買い上げ頂いたならば、それに合わせる靴下も拘って欲しい!
というのが私たちの願いです。
本日はZABOUでは定番的にお取り扱いのある国産ソックスメーカー「Rasox」、「Anonymousism」に焦点をあてて、革靴に最適な靴下をご紹介して参りたいと思います。





 

-目次-



1.靴下のサイズ選び

2.靴下の素材選び

3.靴との相性

4.革靴と合わせる際の注意点

1.靴下のサイズ選び。


 

まず靴下は靴のサイズではなく、足の実寸で選びます。
ですので、サイズ28cmのスニーカーを履いていても、実寸が27㎝であれば
基本的に25cm〜27cmの靴下をお選び頂いて大丈夫です。

そして靴下の特性として伸びがありますので、表記のサイズよりも0.5cm小さい、又は大きくても大丈夫。
ですので、サイズ25〜27cmの靴下は、正確に言うと24.5cm〜27.5cmまで対応可。
これは中々知られていない事です。
流石に1cm以上大きいと、靴下の消耗が早くなり、つま先から破れてくることが多いです。



Anonymousismは25cm〜27cm
一般的な日本の靴下のMサイズ相当となります。

Rasoxのサイズ展開、商品によりますが2サイズご用意させて頂いております。
Mサイズ…24cm〜26cm
Lサイズ…26cm〜28cm

同じデザインで2サイズご用意あるメーカーというのは実はとても珍しい。
足の大きなスタッフ本並でもLサイズで着用できます。

 

2.靴下の素材選び


大きく分けて2種類で展開しております。

(1)コットン(綿)ソックス
(2)ウール(毛)ソックス



(1)コットンソックス
メリット:コットンソックスは通年着用可能。吸水性に特化しており、綿を多く使った靴下だと汗をしっかりと吸収してくれ、夏場でも快適なことが多いです。

デメリット:冬場は薄手の物であれば少し寒いです。季節で言うと真冬以外の3シーズンと言ったところです。厚手の物であれば人に寄りますが、着用可能。薄手の物を重ね履きする方もいらっしゃいますが、ジャストサイズの革靴ですと、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。


(2)ウールソックス
メリット:どうしてもセーターのイメージが強いウールソックス。実は冬だけでなく、夏場も着用可能なのです。欧米(特にイギリス)では夏場もウールソックスを着用することが多いのだとか。なので日本と比べてもウールソックスが売れるらしいです。
保温性が高く、撥水性が高いウールソックス。靴下の外側に湿気を逃がしてくれる分、靴下の中がサラッとするのです。
冬場は乾きにくい綿素材と違って、ウールは乾きが早いのも嬉しいですね。

デメリット:これは仕方のない事なのですが、毛玉が出来ます。セーターなどと比べても摩擦の量が圧倒的に多いのが靴下。
ではウールは靴下に向かないのかと言われれば、そうでもありません。



品質表示を見てください。順番的には毛→ナイロン→その他(ここでは伸びを考慮したポリウレタン)となっております。この順番の通りに成分が多いので、ウールが一番多くなっております。

ウールの分量が多い靴下だと、毛玉が出来ても簡単に手で取れます。
毛玉が出来るのは仕方のないことだと申しましたが、ケアがしやすいというのも良いですね。

加えて耐久性を考慮して、ナイロンを加えております。簡単に破けることはありません。
例えばこれでアクリルの方が多いソックスだと毛玉が中々取れないという事も。
実は靴下選びでとても重要なポイントなのです(笑)

※ちなみに綿100パーセント,ウール100パーセントの靴下はないの?というご質問をたまに頂きますが、
厳密に言うとありません。

これは作り上の問題でして、シャツなどの布帛と呼ばれるものと違って、ニット編みの靴下やセーターはリブ部分にゴムとなる成分、ポリウレタン(スパンデックス糸)を入れないと伸びません。
想像してみてください。。。履き口が全く伸びない靴下を。。。とても履く気が起こりませんよね?
ですので1パーセント未満で上記の原材料が入ります。

3.靴との相性。

これは中々好みの分けれるところです。
特に革靴との相性は大事で、迷ったら無地。オフホワイトやベージュカラーが好きな私は、その手の色味が多くなります。
カジュアルであればリブソックスがオススメですよ。

リブソックスは縦にストライプ柄のように見えてくれるので、ふくらはぎが細く見えるという効果も実はあるのです。
ちなみにリブが細かくなればなるほど、チラッと見えた時にスマートな印象となります。
カジュアル感を強く出したいのであれば、リブの間隔が太いものを選ぶと良いでしょう。

Anonymous Ism(アノニマイズム) ブリリアントクルー  ¥1,320- 

靴下のリブ部分、ふくらはぎに当たる部分が長いのが見てわかるかと思います。
しっかりとここでフィットしてくれるので、全体的なテンションは緩くても、中々ずれ落ちてこないのでオススメです。



ちなみにこちらのソックス、吸水速乾性の高い、dralonと呼ばれる繊維を使用しておりますので、綿×アクリルのソックスながら、しっかりとした乾きの良さが特徴。汗かきの方も安心してお使い頂けます。

rasox(ラソックス) アーガイルウールクルー  ¥1,870-

トラッドな印象のアーガイルソックス。オススメとしてはカジュアルなローファーなどと相性が良いです。
柄物はどうしても敬遠される方が多いですが、靴下くらいなら挑戦してみても良いのではないでしょうか?
ちなみにオススメは、アウターやシャツ、革靴など他のアイテムと一色だけ揃えると、オシャレに見えてくれますよ。

Anonymous Ism(アノニマイズム)ウールカシミヤリンクスクルーソックス ¥1,760-



繊維の王様、カシミヤを混紡したケーブル柄のウールソックス。肌触りが物凄い良くって、チクチク感が全くありません。
上はセーターなどと合わせて。
シューズは秋冬の印象がある、スウェードやヌバックなどの革靴と相性が良いです。
オススメとしましては、デザートブーツ+ウールパンツ+ケーブルセーターの合わせ。

RASOX(ラソックス)  ファインメリノソックス  ¥2,200-  

リブのないベタと呼ばれるソックスは一番フォーマル。
ブラックは冠婚葬祭にもお使い頂けます。
加えてメリノウールの靴下に関しては、天然の温度調整機能が付きます。お仕事使いにもおすすめですよ〜。
勿論カジュアルなスニーカーから内羽根のドレスシューズまで対応可能。



そうそう、ドレスソックスの色の選び方。
基本的には(1)スラックスと合わせる(2)ネクタイと合わせる(3)靴と合わせる。
何れかを守っていればOKです。
※例えばグレースーツ、革靴が黒の場合その中間に当たるチャコールグレーかブラックをお選び頂ければ問題ありません。靴下をグラデーションとしてお使いになられる方は、お洒落だなぁ〜と思いますね。

 

4.靴下の長さについて


革靴に合わせるのであれば、ショート丈のソックスからレギュラー丈の物を選ぶと問題ありません。
踝丈のスニーカーソックスは子供っぽくいなるのであまりオススメではありません。


レギュラー丈(クルー丈)。所謂膝下程度の靴下の丈を差します。
ビジネス・ドレスで使われる靴下はこれよりも長い丈というのが原則で決まっております。
と言いますのもドレスウェアの本場の英国では、肌がスラックスから覗くことをNGとしており、

ドレスホーズ(所謂ニーソックス)がオフィシャルとされています。
最近では扱いやすいレギュラー丈が多いですが、昔は靴下と言えば膝上と言われていたのです。
カジュアルはそこまでではありませんので自由ですが、しゃがんだ際のにも肌が見えなければ尚良いですね。





如何でしたでしょうか?
たかが靴下、されど靴下。
拘れば奥が深いですね〜。色合わせなどが気軽に出来るのもポイント。

全身ネイビーの日でも、差し色で赤を入れてあげたりと、靴下なら簡単に出来ますよね。
ZABOUでは履き心地の良い、高品質な日本製の靴下を取り扱いしております。
是非、靴下選びの参考にして頂ければと思います。
ご覧頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

坂口

ZABOU大阪店のスタッフ坂口です。
皆様のご来店を店頭にてお待ちしております。