週刊ZABOU「SIERRA DESIGNS(シエラデザイン)のマウンテンパーカ」

心躍るアウターというのはいくつかあるもので。
いつかは一着…と、コーディネートを想像したり、仕事を頑張ったりとそれに纏わる行動すら愛おしく思えます。

本日はそんな心躍るアウターのうちの一つをご紹介します。

SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ)

1965年創業のSIERRA DESIGNS(シエラデザイン)は、バークレーからほど近い、リッチモンドにて小さな工房から始まった。

1968年に60/40(ロクヨン)マウンテンパーカを発表。60/40クロスとは、コットンを横糸、ナイロンを縦糸に織り込み、コットン60%、ナイロン 40%の黄金の比率で製作された逸品のこと。コットン100% よりもゴワつかず、ナイロン100% よりも摩擦に強い、独特の風合いと光沢を持ち、着るほどに味わいが増す素材。水分を吸うと横糸のコットン糸が膨張して織目を塞ぎ、防水・防風効果を高めます。

ややロング丈のマウンテンパーカは、コートの様にスタイリッシュに着て頂ける、定番・人気アウトドアアイテムです。今もアメリカ製(Made in USA)にこだわり、丈夫で質の高いモノ作りを続けています。

着心地の良いラグランスリーブや、機能的なポケットなど、細かなディテールにも工夫が見られ、クラシックな雰囲気もまた魅力の一つです。

70年代を代表するようなカラーリング。
プレッピーを代表するようなブレザーの上から羽織るスタイリングにも十分対応できるよう、ゆったりしたサイジングながら
オーバーサイズにならないのは、ラグランスリーブの袖付けのおかげ。

豚鼻と呼ばれるレザーのストッパー。これがあることによりデザインが完成する。

ハンドウォーマーにもなるポケット。機能面を考慮したディテールは、今も昔も変わりません。

背面のマップポケット。
山道では地図が必須アイテム。保温性を高める為、中にカイロを入れても良いかもしれません。

ブランドを代表する刻印入りのドットボタン。
これに憧れた方も多いはず。

●アウター SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) サイズ:L ¥49,500-
●巻物 VINCENZO MIOZZA(ヴィンセンツォ・ミオッツァ)  ¥15,180-
●ニット Rinascente(リナシェンテ)  サイズ:50 ¥31,900-
●パンツ GUNG HO(ガンホー) サイズ:32 ¥10,780-
●カットソー Saint James(セントジェームス)  サイズ:6  ¥11,880-
●シューズ 私物
モデル 身長185㎝ 体重72㎏ 足サイズ約29㎝

「らしさを求めるならタンカラー。70年代より現役のカラーリングです。」

「ジャケットの上から羽織って。カッチリしすぎないこの秋試したいスタイリング。」


「首元はスクールマフラーではなく、スカーフでクリーンに。」

●アウター SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) サイズ:M ¥49,500-
●スウェット Camber Ⅱ(キャンバー・ツー) サイズ:S ¥10,560-
●パンツ F.O.B FACTORY(エフオービー ファクトリー) サイズ:M ¥14,300-
●シューズ 私物
モデル 身長175cm 体重65㎏ 足のサイズ約26.5㎝

「オールブラックのマウンテンパーカを、コーチジャケットのように着る。」

「細部に渡るまでブラック。スーツの上にも良いかも。」

「らしさは薄れつつも、汎用性は高まるばかり。」

●アウター SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ)  サイズ:XS  ¥49,500-
●インナー SPINNER BAIT(スピナーベイト)  サイズ:S  ¥20,900-
●パンツ RICCARDO METHA(リカルドメッサ)  サイズ:44  ¥18,700-
●シューズ 私物
モデル 身長160㎝ 体重52㎏ 足のサイズ 約25㎝

「モッズパーカーの様な軍モノ感が気に入りました。」

「ニットと合わせて少し上品に。」

「やっぱりシェラと言えばこの生地。」




今日のアウトドアウェアの基盤となったSIERRAのマウンテンパーカ。
その着こなしは様々で、用途やスタイルによって変化を見せてくれます。
古いものが淘汰される世の中、このようなクラシックなアウターながら実用性も高く、軽量で丈夫。有難い事にアメリカ製ときている。
海外生産が増えている昨今の状況を見ても、今こそ一着手に入れるべきではないでしょうか?

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