初夏の候、皆さまに於かれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さ~て、今年もやって参りました『weac.(ウィーク)’13秋冬コレクション』でございます。毎日たくさんのご来店を賜りまして、誠にありがとうございます。この場をお借りいたしまして改めて御礼申し上げます。
しかしながら、そもそも『weac.』って何?!とのご質問もあるかと存じます。初めての皆さまに『weac.』と「受注会」について簡単なご説明でございます。
『weac.』は大阪で活動されておりますデザイナーブランドでございます。主にシャツを得意としたメーカーでございまして、他にもアウターやTシャツなども手掛けられておられます。今回ご紹介させていただくのはweac.2013年秋冬の新作全ラインナップでございます。通常ですとワタクシどもの様な商店はweac.の展示会に行き、そこで全ラインナップを確認し、注文できるのはせいぜい数型でございます。ひとつのブランドで商品を全型数注文するなどと言うことはあり得ないのでございますが、この受注会に限ってはすべての商品を一堂に会して一般のお客様より先駆けてご覧いただき、しかも1枚からご注文いただける受注会になってございます。
そして、商品の特徴と致しましては、パッと見は普通なんだけどよ~く見ると、所々にギミック(仕掛けやからくりの意)が施されてございます。これはどう言う事かと申しますと「ギミックが効いてる」→「遊び心がある」→「洒落てる」→「オシャレ」と言う事になるかと存じます。「オシャレ」と言いたいが為に無理やりな背負い投げでございましたが、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
話が途切れましたが、デザイナーブランドゆえに生地や縫製にまでコダワリがございます。このコダワリこそが新しいモノを生み出すのでございます。よく「ファッションはアバンギャルド(前衛的)でなければならない。」などと申しますが、その通りでございます。しかしアバンギャルド過ぎるとお洒落過ぎて意味不明になり、一般の方々に理解を得られません。反対にベーシック過ぎるとつまらない骨董品のようになりがちでございます。いつの世も時代がひとをつくり、ひとが時代をつくるものでございます。
『時代だけが俺の主(あるじ)よ!』by「国盗り物語」(司馬遼太郎著)の斎藤道三に語らしめた言葉がピッタリ嵌(はま)ってくるようでございます。
そういった意味において、『weac.』はベーシックかつアバンギャルドでございますゆえに非常にバランスのとれたブランド足り得ると存じます。
さて、前置きが長すぎて屁が出そうでございますので、早速ワタクシめのオススメの一枚をご紹介して参りましょう。
ワタクシ今回は『KNITCHAN』がオススメでございます。
『KNITCHAN BLUE』
『KNITCHAN WHITE』
ド定番オックスフォードシャツの前身頃の部分がKNIT(ニット)になってございます。いかにもベストを羽織っているような井出達(イデタチ)になるばかりか、見栄えも良けりゃ、温かいと来てますからハンパ無くよろしゅうございます。そして何よりも「チャンネエ受け」がよろしゅうございます。チャンネエは貴方さまのお召しになられたその「KNITCHAN」を見てひと言仰います。「貴方のシャツ素敵ね。うふっ。」この「うふっ」がポイントでございます。この「うふっ」が無ければ引き続きオナニー三昧の毎日を過ごしていただくことになりますが、「うふっ」があることによってオナニーの日々から解放されることになること請け合いでございます。
そもやモーゼがエジプトから民衆と共に脱出したがごとく、貴方さまをオナニー地獄から解放させること間~違いない。のでございます。
しかし『KNITCHAN(ニットちゃん)』という名称だけは勘弁してほしいのでございます。40過ぎのオッサンに『ニットちゃん』かわいいでしょ!って言われたら、相当気持ち悪いやろな~と自分で思いながら鳥肌が立ってございます。しかしweac.とはそういうブランドなのでございます。名称ひとつ取ってもコダワリがございますゆえにワタクシごときが鳥肌たてようがお構いなしなのでございます。
ともあれ、コダワリの一枚『KNITCHAN』をオススメさせていただきます!
※普段はSEROのBDシャツで151/2です。オリジナルシャツはLサイズ、スピナーベイトは44サイズです。今回のweac.は3が好みです。サンプルサイズは2です。このサイズもありやな~とも思いましたが少し余裕がある方が好みです。(ちなみに身長176cm 体重65kgです。)