お待たせしました。2010年春モノ第一弾として待望の『N.O.UN(NECESSARY OR UN NECESSARY)通称(ナウン)』のシャツが入荷して参りました。
ご存知『NOUN(ナウン)』は大阪を代表するショップ『Mamborama(マンボラマ)』小澤氏のブランドです。Bagで有名な『Bag’n’noun(バッグンナウン)』も氏のブランドでもあります。
服を考査する上において、これほどまでに良くつくられたブランドを僕は他に知らない。大胆且つ繊細。もともと服好きなヒトたちは非常にデリケートな神経の持ち主が多い。世の中大変だけど服のことばっかり考えられる環境にいられて幸せだと思います。しかし、逆説的に、そして大げさに言えば服に命を懸けていないとエエもんは出来ないとも思います。
最近、司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」がNHKの大河ドラマで放映されておりますが、明治の男たちは素晴らしくカッコいい。もちろん賛否両論あるべきですが男も女も命がけで何かを成すという姿勢は素晴らしく美しいものだとつくづく感じる今日この頃です。
では、失礼します。
って終わったらあきませんでしたね。笑
さて、昨日入荷いたしました『NOUN(ナウン) W-shirts(ダブルシャツ)』のご紹介です。何がW(ダブル)なのか?!ですよね。ハイ。生地がW(ダブル)=2重(2枚)になっております。(そのまんまやん。笑) 生地自体が非常に繊細な生地(糸が細いため生地が薄くツルっとした触感プラスやや光沢がある素材になっております)。その生地が2枚貼り合わせてあるんですね。生地も表地に100/2(100番双糸)と裏地に120/2(120番双糸)を使っております。なので微妙に違う生地感が出てます。リバーシブルとしても使用可能なつくりになってますが、その際はボタンが別途必要になります。
今回は仕上げ屋さんにプレスをしてもらったフィニッシュですのでモード系よろしく小綺麗に仕上がっておりますが、洗いを掛けてタンブラー(乾燥機)すると表地と裏地の糸番手の違いから膨らみが出て雰囲気がさらに良くなります。ポケットと裾部分を除いては全て袋縫いになってますので全体的に柔らかさが出るシャツでございます。ポケットも裾部も1mm幅で縫い合わせてますので技術を要する仕事やなと改めて気付かされます。
色も独特ですよ。東ヨーロッパの作業服を彷彿させるグレーとブルー。色はヒトによって捉え方が様々ですのであまり多くを語るのは控えますが10万色以上あるカラーチップから選ぶ作業は気が遠くなりそうですよね。いつも感心してます。
さて、今年のNOUN(ナウン)はさらに面白いラインナップが期待できますよ!!
NOUN(ナウン) W-shirts(ダブルシャツ) カラー:ブルー、グレー サイズ:S、M、L プライス:¥21,000-
モデル:身長176cm 体重:66kg サイズ:Mサイズ着用