非常に強い勢力の台風が本州に到着しようとしております。
当初、東京出張の予定でしたが生憎キャンセル。東京のみで開催される展示会に行くのを毎シーズン楽しみにしている訳です。
あと、個人的なお買い物なんかも。。。
そんな日は少しふくれっ面で、ネットサーフィンする訳ですが、
興味のないニュース、大好きなバンドが再結成、などなど頭に入ってくる情報は多岐に渡ります。
そんな中やはり気分は洋服のニュースになります。
どこの誰が、どんなソースを基に書いたか分からない記事。あれ取材してないでしょ。という怪しいものもございますが、
やはりインポート商品(特に日本がメインの取引先のメーカー)は中々厳しいようです。
色々なお店に伺って見ていると、個人的には自分もそうですが、お店のベースにあるアメリカンカジュアル。これがやっぱり好きなのです。
丁寧な作りというよりかは、人のぬくもりを感じて、質実剛健な作り。
そんなアメリカンカジュアルを体現するようなブランドが、只今お求め頂きやすいプライスでご案内中です。
RussellMoccasin(ラッセルモカシン)
1898年創業のラッセルモカシン社は、アメリカの伝統的なモカシンブーツを今もハンドメイドで作り続ける、メイドインUSAの老舗ブランドです。アメリカンインディアンの知恵によって生まれたモカシンブーツを、少数精鋭の職人たちの手作りによって製造。
ほぼすべての工程を手作業で生成するので、時間は要しますが、味のあるステッチワーク、抜群の耐久性。
マシンメイドにはない、足を包み込むような柔らかい履き心地。
一口にファッションアイテムと呼ぶには、あまりにも勿体ない。
履き込んだラッセルモカシンを見ると、いつもそう思います。
ワークやアウトドアとしても勿論ですが、
不思議とどんな服装にも馴染む懐の深さは格別。
自分達が扱う、クラシックでいて長く着られるアイテムには、どうしてもこのラッセルが馴染むのです。
恐らく人間の手仕事を感じられるからでしょう。
Sporting Clays Chukka
ZABOUでは2023年に様々な人脈、ルートを駆使して(笑)多種多様なスポーティングクレーチャッカを揃えました。
こちらのスポクレ。ワークブーツには珍しいチャッカ丈と、モカシンシューズの組み合わせがありそうでないバランスで、一目でラッセルモカシンと分かるくらいの、フラッグシップモデルとなります。
現在ラッセルモカシンは、卸売りを廃止しアメリカ国内でのエンドユーザー向けの販売のみを行っているのだとか。
加えて、円安や物価高により、プライスはかなりシビアなものとなっております。2023年以降ラッセルモカシンを新たに仕入れている日本国内のお店は、本当に限られています。
そんな中、何とかこのアメリカを足元で感じられるラッセルモカシンを、皆さまにご提供したい!という思いから、しっかりとサイズ揃えてオーダーさせて頂きました。
既にたくさんの方にご愛用頂きまして、残りも僅かとなります。
小足の自分にとっては、入荷時からサイズがなく欲しくても買えない状況が何とも歯がゆいですが、
昨今の市場の状況、またオールハンドメイドという生産背景も含めて、今後このようなプライスでお出しできる機会はそうございません。
2019年の販売時くらいの価格設定となっております。
勿論、ソール交換も可能で長くご愛用頂けるアイテムとなっておりますが、
これまであまり触れてこなかった、それぞれの仕様の違いなどをご紹介していきたいと思います。
RussellMoccasin(ラッセルモカシン) Sporting Clays Chukka Tan Laramie Suede 3eye
定番の形の定番レザーから。
こちらはタンララミースウェードという、ラッセルを代表するスウェードレザーを使用。
アイレットは3です。
サンドベージュよりもやや黄味が強く、デニムやミリタリーボトムスなんかには非常に相性が良く、
また春夏にショーツに合わせるのも一興。足元が重たくなりません。
自分自身も過去に所有していた一足。
明るめのスウェードになりますが、履いていく内に、スウェードならではの経年変化も楽しめます。
アウトドアシューズだからこそ、シューレースを変えたり、靴下で色を添えたりと、様々です。
RussellMoccasin(ラッセルモカシン) Sporting Clays Chukka Portage Oil Tan Brown 4eye
こちらも定番のレザー、ポーテージオイルタン。
平たく言えばオイルレザーです。油分を程良く含んでしっとり。穿き始めから柔らかい。
こちらは4アイレット。以前ZABOUでも別注していた仕様です。
個人的に今履きたいミドルブラウンのラッセル。オフホワイトのペインターパンツや、色落ちしたジーンズなどに合わせて。
ソールもすり減れば、交換時に色替えしても良さそうです。
こちらは裏地なしの一枚革。馴染みがとてつもなく良くって、クタびれて玄関に置かれているのとかたまらないですね。
履き心地はスニーカーに近いかと。
RussellMoccasin(ラッセルモカシン) Sporting Clays Chukka Chromexel 3eye
RussellMoccasin(ラッセルモカシン) Sporting Clays Chukka Chromexel 3eye 110,000円(税10,000円) → 77,000円(税7,000円)
最後はスペシャルなレザー、ホーウィン社のクロムエクセルレザーです。
3アイレットになります。
油分をふんだんに含み、また、革の下地まで染まりきっていない、所謂茶芯レザー。
バーガンディですので、段々と赤みが抜けていくという表現が近いしいでしょうか。ブラックにはない独特の雰囲気を楽しめます。
ただでさえ重厚感のあるレザーですので、
カジュアルだけでなくツイードのパンツなんかと合わせるのは如何でしょうか?
こちらと前述のタンララミースウェードは裏にレザーを一枚張り合わせております。
フィット感が高まり、着用した後の伸びも比較的緩やかです。
また、アイレットはポーテージオイルタンのみ4アイレット。
3つ穴だとよりチャッカ感が高まりますが、4つ穴の安定感も中々です。
見え方は4つの方が綺麗目かな?
また、バーガンディクロムのみ圧着、タンララミーとポーテージはグッドイヤー。
どのみちソールは一体型なので、貼り換えとなりますが、見え方はグッドイヤーの方が力強く、圧着の方が上品ですね。
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最近よく思うのが、男性の買い物は同じようなもの(もしくは全く同じもの)を買い替える傾向にある方が多く、
自分達もできるだけ長く同じ商品を扱うことによって、長く着たり穿いたりしたものを、また同じ状態で買い替えられるようにありたいと、
商品を選定するときには、念頭に置くことが多いですが、
それでも昔のようなプライスでは買えなくなっている。それはもう仕方がありません。
最終的に自分の家のクローゼットに残るようなものは、少し値段が張っても揃えるようにはしておりますが、
今後手に入る機会はグッと減ると思います。古くから愛されるアイテムが、伝説となってしまう前に。
是非ともご検討頂ければと思います。