小坂 こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
ドウデュース引退の報に、動揺を隠せません(今更)。
年内で引退って、あと3回しか走らないって、そんなの反則じゃないですか？
あと3回しか共に夢を見れないって、そんなことが許されるんですか？
って言うか、ドウデュースがダービーを勝ったのが2年前ってマジですか？
ドウデュースがどんどんムキムキになってついぞ有馬記念を勝った2年間、僕は一体何をしていたんですか？
……
変なところに飛び火して、ますます情緒不安定です。
気を取り直すべく、僕がドウデュースと同じくらい好きな服の話をいただきます。
FAR EAST MANUFACTURING(ファー イースト マニュファクチャリング)のB.D.シャツです。
小坂の中では「シャツ界のドウデュース」との名声が極まりつつあります。
まさしく「逆襲の末脚」です(重大な伏線)。
今回はその秘密を探っていきましょう。
●ボトムス BARNSTORMER（バーンストーマー） サイズ：XS ￥25,300-
●シューズ G.H.BASS（ジーエイチ・バス） サイズ：US8 ￥31,900-
モデル 身長168cm 体重54kg 足のサイズ25.5cm
とりあえず着てみました。
分かりやすいくらいコテコテのアイビー・ルックです。
どことなくクラシカルな趣きです。
と言うのも、このシャツは70年代の某ブランドのシャツをサンプリングしているのです。
日進月歩で発展を続けるアパレル産業。
その時々の流行や、生産背景の変化によって失われた趣きもあります。
「シャツの王様」とまで評され、シャツという重要なアイテムの潮流のうねりを作り上げた70年代の某ブランドのシャツ。
時代の変化と共にいつしか現行品は見られなくなり、希少なヴィンテージとしてのみ、その姿を見せる王様の威光を現代に蘇らせたのがこのFEMなのです。
これぞ「逆襲の末脚」です(早過ぎる伏線回収)。
申し訳ございません。
我ながら上手いこと言ったもので(本当？)、我慢できずに出してしまいました。
そんなウンチクに捕らわれずとも、こうして見た時にやはり雰囲気が良いのは一重に質が良いからです。
主要なシームは3mm幅の折伏せ縫いで仕立てています。
シャツのシームには幾つか種類がありますが、最も上等で技術の要される仕立て方です。
大量生産のもてはやされる現代にはそぐわない、多大な手間暇が注がれています。
仕立ての良さを担保するのは、実は生地だったりします。
粗い生地には細やかな縫製は施せません。
上等な生地があってこその上等な仕立てです。
太い緯糸(横糸)と細い経糸(縦糸)に紡績し、肉厚ながらもしなやかな生地感を実現しています。
原綿に超長綿のスーピマを選定し、シルキーな光沢と質感を持たせてあります。
●ボトムス RESOLUTE（リゾルト） サイズ：W30L31 ￥27,500-
●シューズ G.H.BASS（ジーエイチ・バス） サイズ：US8 ￥31,900-
モデル 身長168cm 体重54kg 足のサイズ25.5cm
とは言ってもあくまで普通のB.D.シャツですから、気構えずにお楽しみいただけますと幸いです。
僕はデニムと合わせることが多いです。
●ボトムス F.O.B FACTORY（エフオービー ファクトリー） サイズ：S ￥16,500-
●シューズ AURORA SHOES（オーロラシューズ） サイズ：US8 ￥37,400-
モデル 身長168cm 体重58kg 足のサイズ26cm
大井さんはこんなスタイルで。
軍パンとだってバッチリ合います。
タックインしたスタイルしか用意していなかった小坂の失態をフォローすべく、大井さんはタックアウトで着こなしてくださいました。
これぞデキる上司のフォロー術です。
せっかくですから触れさせていただきます。
着丈も丁度良い長さに設定されています。
それこそサンプリング元はタックインが前提でべらぼうに着丈が長く仕立てられていますが、FEMはただ単に当時を再現するだけのブランドに留まらないのです。
「大井さんの好きなディテールを撮っておいてください！」と振らせていただいたところ、この画像が当て込んでありました。
出勤日がすれ違っているためどこが好きかは訊けず終いですが、僕もデキる部下(志望)の観察眼で以て大井さんの意図を汲んでみせます。
おそらくこのディテールです。
現行の主要なシャツよりも、細やかで複雑なタックです。
これによってアームがしなやかに膨らむので、優美な見え方をします。
小坂が拾い損ねたディテールを取り溢させずに、ここでもう一度紹介させていただく機会を与えてくれた大井さんの背中がひたすらに大きく見えます。
大きいだけでなく綺麗な背中です。
FEMはヨークがやや狭いので肩回りがしっかりと身体に沿って綺麗なシェイプを描きます。
ほんの少しだけ絞られたウエストにも色気があります。
カラーバリエーションは基本の3色に、ブランド一押しのエクリュを加えた計4色。
隙の無い構成です。
でも、これだけ拘ったシャツなら、オックスフォード生地以外も楽しんでみたいなぁ。
流石にムシが良過ぎるかなぁ。
え？
楽しめるんですか？
限定生地の受注会があるんですか？
しかも、過去最多の計6型から選べるなんて、そんなの反則じゃないですか？
カラーバリエーションは全23色って、そんなことが許されるんですか？
おまけに、即売分で全4型のアーカイブ品まで並ぶってマジですか？
即売分のボリュームも過去最多って、マジのマジなんですか？
マジのマジです。
過去最大ボリュームの受注＆即売会を開催いたします。
『FAR EAST MANUFACTURING（ファー イースト マニュファクチャリング）ORDER FAIR』
【全店同時開催】
期間：9月6日（金）～9月16日（月）時間：12:00～20:00（日曜のみ19時閉店）
※WEB SHOP含む、WEBでは24時間いつでもご利用いただけます。
どうぞお楽しみに。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。
