クラシックとテクノロジーの融合。Regal Shoe&Co.（リーガルシューアンドカンパニー）GORETXについて。

投稿日 2023年10月3日
著者岡安
カテゴリー Blog

10月6日（金）より開催の『Regal Shoe&Co.（リーガルシューアンドカンパニー）23AW POPUP SHOP 』

今回のイベントの目玉はゴアテックスシリーズ。ZABOUでもストレートチップのモデルを定番で展開しておりますが、本イベントではこの秋冬ブランド新作のゴアテックスシリーズが店頭に並びます。

本日は日本を代表する革靴ブランドリーガルとゴアテックスについてご紹介。

今回、REGAL Shoe＆Co.商品企画の森田さんにお話を伺いました

—定番的なアイテムが中心のRegal Shoe&Co.のラインナップの中で、2023年秋冬の新作にゴアテックス素材を使用した理由を教えてください。

REGAL Shoe＆Co.商品企画の森田さん（以下、森田）「REGALの長い歴史の中での普遍的なアイテムに、Regal Shoe&Co.は新しい価値や提案を加えて、発信するブランドとして今後強く表現していく為に、今回ゴアテックスファブリックを採用しました。」

—確かにZABOUで以前より展開しているストレートチップも、普遍性の高いREGALのシューズにゴアテックスという良い意味での異色の組み合わせが新鮮に感じ展開したのを覚えております。

森田「世界的にファッションと機能とが密接に融合した、特別なマテリアルとして独自の、地位を築いているゴアテックスファブリクスを搭載した、唯一無二なレザーシューズの展開を今後も拡大していきます。テクノロジーとクラシックという相反する要素をグッドイヤーウエルト製法のクラシカルな製法で表現し、グローバルに発信を強化していく予定です。」

—服好きのみならず、アウトドアなど様々なシーンで世界的にも知名度の高いゴアテックスですが、それを使用することの難しさを教えてください。。

森田「GORE-TEX社の試験や基準をクリアしたマテリアルのみしかアッパーには使用できず、製品においても幾重にも試験を重ね、厳しい基準をクリアした製品のみがゴアテックス搭載を許されています。

また、どのブランドやファクトリーでもできるわけでは無く、GORE-TEX社の承認が無いと製品は生産できません。（設備投資や生産技術取得の為、ドイツや中国のゴア社のGORE-TEX社に数か月研修に行く必要もあるそうです）」

—実際どのようにして革靴にゴアテックスを搭載するのでしょうか。

森田「まずはゴアテックスファブリクスをブーティー状に成型します。成型段階ではゴアテックス社指定の特殊なミシンと止水テープ技術を用いて縫製します。」

ブーティー状のゴアテックス素材。履き口を除くどこからでも水の侵入を防ぐのが分かります。

森田「そのブーティー状のゴアテックスファブリクスをグッドイヤーウエルト製法に用いる為に、縫製したアッパーとブーティー状のゴアテックスファブリクスを貼り合わせて、素材に針を通す事無く、靴をグッドイヤーウエルト製法で仕立てていきます。」

実際にゴアテックスモデルの靴の断面。アッパーの内側に先ほどのゴアテックス素材は貼り付けられているのが分かります。

—今まで当たり前のように履いていたゴアテックスシューズ。初めてゴアテックスの原型から靴の断面までを見させていただき、改めて生産することの難しさを感じました。

さて、本イベントでお披露目の新作のラインナップについて、形の選定理由などございましたらお聞かせ下さい。

森田「REGALのアーカイブモデル80年代ごろに展開していたUチップとボリューム感のあるローファーをベースにして開発しています。（UチップはShoe&Co.の定番で人気モデルです）」

森田「クラッシックなUチップやローファーにゴアテックスという唯一無二な機能を搭載し、弾力性とグリップ性に優れたヴィブラムソール（New Flex）をソールに用いており、今までには無いレザーシューズにアップデート。クラッシックなレザーシューズへのネガティブなイメージを払拭した、新しいレザーシューズとしてシーンやスタイルを超えて履いていただけるレザーシューズです。」

森田「テクノロジー素材やユーティリティ性に優れたスタイルやファッションを好み、クリエイティブな発想を持った方々に届けたいレザーシューズです。」

—最後にREGAL Shoe＆Co.を、今後どのようなブランドにしていきたいか教えてください。

森田「長い歴史の中で生まれたREGALのクラッシックなレザーシューズをベースにしつつも、レザーシューズに新しい価値や、新しいカルチャーを提案するようなクリエイティブなレザーシューズブランドへ舵を切っていきたいと思います。また、MADE IN JAPAN とテクノロジーを掛け合わせた、世界的に無い、繊細な日本のものづくりを大切にし、世界にも発信していきます。」

—新しいカルチャーの提案、良いですね。今後も非常に楽しみです。森田さん本日はありがとうございました。

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昔から変わらないクラシカルな物も良いですが、現代に必要な機能性を備えた実用的な１足も魅力的です。
既に展開中のモデルを含め今回のイベントではこの秋の新作ゴアテックスモデルを種類豊富にご用意させていただきます。