週刊ZABOU「 n i p p o n と REGAL/REGAL Shoe&Co.(リーガルシューアンドカンパニー)を約1年履いてみて 」

REGAL(リーガル)は1880年にアメリカはマサチューセッツ州にて創業。
日本には1961年に初上陸を果たす。
以来、日本人の足に合った革靴を作り続け、時代と共に変化する生活様式を考慮したモノづくりへの姿勢には、流石の一言に尽きる。

今回お披露目するShoe&Co.はスニーカー世代にも革靴を…というコンセプトに誕生したブランドである。
60年の月日が流れ、人々の革靴に対する考えは変わろうとも、REGALが目指すものはシンプルで「壊れにくい、頑丈な靴」。
そして歴史と品質、デザイン性の高さを、様々な世代に取り入れて頂きたい。

まだまだZABOUでの歴史は浅いが、着実にファンを増やしているREGAL Shoe&Co.のレザーシューズを
今回はラスト(靴の木型)に着目して、スタッフの私物を使ってご紹介したい。

オブリークラスト

つま先にゆとりのあるラスト。
土踏まずのカーブに沿ったフットベッドや前部分の中心を内ぶりにすることによって、足指の開きを自然に保つことが出来る。
外羽根の6アイレットにすることによって甲へのフィット感が上昇する。
またパターン、履き口を内外非対称にすることにより、足に沿うような着用感。

指先の空間はゆったりしているのに対して、土踏まずから踵部分にホールド感を重視し、土踏まずのカーブに沿ったフットベッド、履き口を内外非対称にすることで包み込むようなフィッティングを得ることが出来る。

Oblique Plain Toe

●セーター SPINNER BAIT(スピナーベイト)  サイズ:40(S)  ¥20,900
●パンツ RESOLUTE(リゾルト)  サイズ:W30×L29  ¥24,200
●シューズ Regal Shoe&Co(リーガルシューアンドカンパニー)  サイズ:24.5㎝  ¥46,200
モデル 身長168cm 体重58kg 足のサイズ約26cm

大井「普通の革靴って案外持ってなかった。。なにが普通なのかはそれぞれですが僕の場合は”黒のプレーントゥ”。ストレートチップにUチップは持ってるけど案外普通のやつを持ってないなーという理由で選んだ一足でございます。」

大井「それにザ・日本人体型の僕は手足が短いし、足型も甲高幅広のためインポート物に憧れますが、やっぱりダメなものはダメ!その点リーガルはやっぱり履きやすく、さすがです。」

大井「コーディネイトはジーンズに軍パン、チノパン、グレーのトラウザーと最低限この4本持っておけば大丈夫なパンツとの組み合わせは言わずもがな◎その汎用性の高さは保証済みですし、誰だってコレを履けば普通以上のちゃんとした感じに見えます。決して派手さはありませんが、この安心感はワードローブに必要です。」

サドルラスト


REGALの中でも最もアイコニックなモデルであるサドルシュ―ズをもとにしたラスト。

ラウンドした丸みのあるつま先が特徴。
REGALの代名詞であるサドルシューズのラストを使用していて、土踏まずから踵にかけてシェイプさせ、足に沿うようなフィッティングを実現させている。
甲が高く、幅が広い日本人の足にもしっかりと馴染んでくれる。
こちらのラストを使用したモデルも多く、様々なモデルからお気に入りのモデルを選べるのも良い。

SADDLE SHOES

●シャツ N.O.UN  私物
●パンツ Levi’s  私物
●シューズ Regal Shoe&Co(リーガルシューアンドカンパニー)  サイズ:24.5㎝  ¥46,200-
モデル 身長160㎝ 体重52㎏ 足のサイズ約25㎝

坂口「その包み込むような履き心地に魅了され、2足目に手にした(足にした?)サドルシューズ。
REGAL履くならこのモデルかな~と思っていました。ただ、いざ履くとなると馴染みのないこの色味に少し戸惑っている自分もいまして…」

坂口「その辺りはあまり気にせずとも良かったです。履くと自然と目に馴染み、様々なボトムスとの相性が良い。最近ではこのようなモノトーンに使う事もしばしば。チノと合わせるとトラッドに、デニムやショーツと合わせると良い感じにルードに見せてくれます。」

坂口「見た感じそんなにボリューミーではありませんが、実は2Eもあるワイズは、幅広の私の足にとってもよく馴染みます。特につま先の窮屈感がなく、靴の中はゆったり。でもしっかりとホールドされている、何とも不思議な感覚。こればかりは履いてみないと分かりません。コルクが普通の靴よりも多く詰まっている分、馴染み方が半端じゃないので、もう手放せません。」

坂口「実際に工場ではこのシューズを作っている現場も見れたのもあり、とても思い出深い一足。ど直球な合わせより、外しに使うくらいのバランスが好みです。」

Slip On Shoes

●ニット JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー) サイズ:M ¥36,300-
●パンツ RESOLUTE(リゾルト) サイズ:W30×L32 ¥27,500-
●シューズ Regal Shoe&Co(リーガルシューアンドカンパニー) サイズ:26.5cm ¥46,200-
モデル 身長175cm 体重65㎏ 足のサイズ約26.5㎝

瀬川「色んなスタイルがある中で、若干天邪鬼的なところもあったかもしれませんが本当に、本当に丁度こんなスリッポンが欲しかったんです。革もスムースではなくシボがいいな~と思ってましたのでズバリでした。」

瀬川「紐靴よりもサイズ選びがポイントになる靴ですが、履いてまいりますとやっぱり馴染みます。私は1サイズ下でも良かったのが正直なところ。実物を見られる、さらに様々なモデルを試着出来る所はとても限られていますので、今回は見逃せない機会として是非おすすめさせていただきます。」

瀬川「コーディネートはまず軍パンと合わそう!というのが最初のイメージ。抜けた雰囲気もありつつ、程よくスタイリングを引き締めてくれる。M65などに合わせるコレが良くって、上はジョンスメドレーのハイゲージのニットが多めです。
最近ではリゾルトにも良いなと思って711と。割とぽってりした形なのでやっぱり裾幅がある程度あるパンツと合わせたいな~。革の表情含めて、あまり無いタイプのシューズだと思います。おすすめですよ。」

U TIP SHOES

●帽子 SUBLiME(サブライム)  ¥3,960
●ベスト COLD BREAKR(コールドブレーカー)  サイズ:S  ¥12,100
●カットソー SPINNER BAIT(スピナーベイト)  サイズ:40(S)  ¥12,100
●パンツ PROPPER(プロッパー)  サイズ:S/S  ¥8,580
●シューズ Regal Shoe&Co(リーガルシューアンドカンパニー)  サイズ:25cm  ¥46,200
モデル:身長168㎝ 体重58㎏ 足のサイズ約26㎝

岡安「ここのブランドのシューズは幅が広く初めて足入れした時からストレスの少ない履き心地だったのを覚えています。もちろんただ幅が広いだけでなく、フィット感も良く1年履いて革が馴染んだ今はより履きやすくなりました。」

岡安「形はいたってシンプルなUチップですのでコーディネイトの汎用性は高く、あまり考えることなく手持ちのボトムのほとんどと合わせて着用できました。普段スニーカーが多い私ですがちょっとカチッとした格好がしたいなぁと思うときに気兼ねなく履ける1足です。」

GTXラスト

ゴアテックスラスト。
819S、814Sの2型のみに適用されるラスト。
通常のラストと違って、ゴアテックスライニングを挟み込むことによって、靴の中が窮屈に感じてしまわぬように計算されている。

814Sは元々はUSネイビーのサービスシューズをベースに、日本人の足に合うように改良して作られたラストで、現在展開中の819SはVibramのタンクソールやシボ革の雰囲気も相まって、武骨で綺麗な両側面を演出している。

GORE-TEX STRAIGHT TIP

●カットソー Saint James(セントジェームス)  サイズ:T5  ¥11,880-
●パンツ GUNG HO(ガンホー)  サイズ:30  ¥15,400-
●シューズ Regal Shoe&Co(リーガルシューアンドカンパニー)  サイズ:25㎝  ¥50,600-
●帽子 HIGHLAND2000(ハイランド2000)  ¥4,950-
モデル 身長176㎝ 体重60㎏ 足のサイズ約25.5㎝

谷川「1年間ほとんどこの靴を履きました。まさかの経年変化でございます。(笑)
普段のコーディネートはデニムがほとんど。RESOLUTEはじめGUNG HO DENIM、STAN RAY PAINTER DENIMなどなど。

特に最近は青い服しか着ていない。サイズ感は元々厚手の靴下が好きなので底パイルのSOCKSを愛用しています。したがって少し大き目のサイズを選びました。」

谷川「これがまた楽チンで良い。しかもこの靴を選んだ理由は実に合理的。GORE-TEXなので雨の日も履く。スコッチグレイン(揉み革)なので傷が目立たず、手入れをしなくても分かりにくい。ビブラムのコマンドソールなので滑らず丈夫。このような理由から黒も茶も買ってしまいました。この靴は素晴らしい!」

見た目の良さもさることながら、何れも日本人の足に合った作り。
既にお持ちのお客様からも「履き心地が良い」とお言葉を頂きます。

基本的に同じラストの靴は同じサイズ選びで大丈夫なので、サイズも選びやすいですね。
特に靴はサイズ選びが基本なので、試着できる機会というのは大変貴重です。

日本の誇るREGALの真骨頂、Shoe&Co.を是非一度体感してみてください。

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