アメリカ出張 「2026年夏 、ニューメキシコ」

2026.08.23
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皆さま大変長らくオマンたせいたしました。お待たせし過ぎたかもしれません。「紳士の集う洋服屋」ZABOUのオッサンでございます。ワタクシ、毎年アメリカやヨーロッパ出張に出掛けては展示会なんぞを見て回っておりますが、今夏は久しぶりにアメリカはニューメキシコ州に買い付けの旅に行って参りました。ニューメキシコは2023年8月以来3年ぶりでございます。ニューメキシコといってもピンと来ない貴兄もいらっしゃると存じますが、アメリカ中西部の州で、元々はインディアンが住んでいた地域でございます。今なおその文化が色濃く残る歴史の街でもございます。またはROSWELL(ロズウェル)事件で有名なUFO(未確認飛行物体)が現れた場所でもあり、UFOにまつわるその謎はいまだに迷宮入りのままのミステリアスな地域なのでございます。また毎年10月には世界中からALBUQUERQUE(アルバカーキ)の街に5500以上の熱気球が集まりその腕を競う。空はバルーンで虹色に染まりその景色はため息が出るほど美しい。州の西側にはGallup(ギャラップ)というインディアンジュエリーの街があり、北東部には宮沢りえちゃんのヌード写真集(篠山紀信)で一躍メジャーになったSANTA FE(サンタフェ)やスペイン入植者によるラグなどの織物が盛んなCHIMAYO(チマヨ)などが有名どころでございます。

今回オッサンが訪ねたのはインディアンジュエリーの街「Gallup(ギャラップ)」でございます。彼の地でシルバーのブレスレット(バングル)を買い付けて参りました。細い華奢なモノから貴兄のお股のイチモツようなぶっといモノまでたくさん取り揃えました。中でもおすすめは作家モノでございます。2023年にもご紹介させていただいた『Ray Adakai(レイ・アダカイ)』というインディアンの作家でございます。彼の代表作でもある「ダブルスタンプ」と言うシルバーブレスレットの表裏両面に独自の模様をあしらったデザインが特徴でございます。今回はこのダブルスタンプに加えて、シルバーの土台に「インレイ(埋め込み)」と呼ばれるサンゴなどの宝石を散りばめた(埋め込んだ)とても美しいデザインのブレスレットも魅力あるお品のひとつでございます。

この『Ray Adakai(レイ・アダカイ)』以外にも、現地「Gallup(ギャラップ)」の小さな工房でコツコツと作り続けられている伝統的なシルバーブレスレットもご用意させていただいてございます。こちらも細さ3mmのスタンプものから1インチ(約12.5mm)の縄編み状のデザインに至るまで、様々な模様の入ったものもたくさんございます。「男は黙ってサッポロビール」ではございませんが、男のアクセサリーは時計とブレスレットあたりで留めておくのが控えめでよろしいと思っているのはワタクシだけではございますまい。ですので「男は黙って我慢汁」よろしくシンプルにブレスレットを垂らしていただきたく存じます。細いのをシングル(1本付け)もしくはダブル(2本付け)でも良し、細太 1:1のコンビネーションも良し、お手持ちのビーズや数珠のブレスレットなどとの相性もこの上なく素晴らしいマッチングと信じてやみません。

お次は場所を移動しまして「CHIMAYO(チマヨ)」に参りました。こちらは織物が盛んな地方でございまして、古くはスペインからの入植者たちが独自の文化として継承してきた織物を作り続けているのでございます。1980年代にアンディ・ウォーホールがこのラグを収集していたことが世に知れたきっかけでひとつのムーヴメントになったほどでございます。アメリカ人の敷物好きはペルシャ絨毯にとどまらずニューメキシコの伝統的な模様の入ったラグにまで及ぶ良き文化と言えるでしょう。

「CHIMAYO(チマヨ)」にはWeaverと呼ばれる織物のデザイナー兼職人がたくさんいます。特に日本でも有名なのがOrtega(オルテガさん)、Centinera(センチネラさん)、Trujillo(トルフィリオさん)の御三家かと思います。各御家には矢羽根やサンダーバードなどと言われるデザインにそれぞれ特徴があって、敷物だけでなく衣類にもあしらわれています。1800年代の古いビンテージのラグ(敷物)に至っては数十万円から数百万円で取引されているものまでございます。彼らは織物のアーティストとして今でも活動を続けています。今回はラグの敷物をOrtega(オルテガさん)家で、ベストをTrujillo(トルフィリオさん)家で買い付けて参りました。Trujillo(トルフィリオさん)は事前に注文しておかないと中々作って貰えないので、早くからオーダーをしていました。オーナーのCarlos(カルロス)さんは御年75歳ですが、今でも現役で頑張っておられます。オッサンの知る限り30年前くらいから本当に淡々と仕事を続けておられる様子で、ぜんぜん変わらないのがこれまた素晴らしいなと思う今日この頃でございます。オーダーのスケジュールは来年の春までびっしり埋まっているとのことでした。逆に最近Ortega(オルテガさん)は毛糸の供給が難しいらしくてベストをめっきり作らなくなってしまっています。残念ですが時代と共に変化していくのも様々でございます。我が国においても伝統工芸品の部類にも流行り廃りがありますが、そのどちらでもないスタンスをバランスよく保つのが生き残るという事なのかもしれませんね。

ちなみに、このラグベストについてはお洒落界隈では唯一無二のアイテムとして知る人ぞ知るものなのでございます。特徴のある代物(シロモノ)ゆえに着こなしが難しいと思われるかもしれませんがさにあらず。これぞ簡単便利なお洒落アイテム。おいそれと気軽に買える物ではございませんが「服好き」の性(さが)が疼く、なんともビューティフル、ワンダフルなベストなのでございます。これからの季節ならTシャツやシャツの上にサラッと羽織るだけでVERY GOODでございます。もうひとつ季節が進んだらこの上にジャケットを重ねるとまぁ何とも言えぬファンタスティックな着こなしになるのでございます。貴兄の羽織ったラグベストのコーディネイトをご覧になられたご婦人から貴兄のイチモツをお口いっぱい喉の奥まで頬張らせて欲しいと懇願されること間違いなしでございます。これだからお洒落はやめられないのでございます。

これらのお品物はすべてハンドキャリーにて持ち帰りましたので、ただいまオンラインのアップロードの準備中でございます。出来る限り早くご覧いただけるようにスタッフたちも頑張ってくれてございますゆえ、今しばらくのお時間を賜りますことをお許しくださいませ。シルバーウィークにはラグベストとシルバーブレスレットを装着した上で、思う存分奥さまや彼女さまと腰を振ってお過ごしいただけますようにお品物の準備をさせていただきます。ファッションを楽しむために皆さまのお役に立てることを心より感謝いたしますと共に、引き続きZABOUをご贔屓いただけますようお願い申し上げます。皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げます。ご遠方の皆さまにおかれましてはオンラインショップにてお品物をご覧いただけますよう段取りさせていただいてございます。もしご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。心優しきコンシェルジュたちが貴兄をファッションの陶酔の世界へいざないます。それでは皆さま御機嫌よう。ZABOUのオッサンより

この記事を書いた人 谷川