みなさま、こんにちは！
ZABOU大阪店＆WEBSHOPスタッフの杉本英之介（ふさのすけ）と申します！
10月11日より、渋谷・新宿店でお取り扱いが始まったEMON（エモン）。
店舗限定・期間限定での展開ですが、WEBSHOPでもお取り扱いしております。
EMON
兵庫県姫路市にSHOPを構える、2023年スタートのドメスティックブランド。
築150年以上の趣のある町屋を拠点に、ヨーロッパやアメリカのワーク・ミリタリーウェアをデザインソースとしたアイテムを中心に展開されております。
ブランド名は着物の衿部分にあたる「衣紋（えもん）」と、”良いもの” の「ええもん」を掛け合わしたもの。
「用の美」
オーナーの豊島氏はEMONをスタートするまで、アパレル業界に25年以上携わってきた経験があります。そのなかでビンテージやミリタリー、ワークウェアの魅力に気付かされたそうです。
実用性と耐久性を兼ね備え、ファッションとしても取り入れられる「用の美」。
時代とともにアップデートされていく中で、繰り返し、そして時代を超えて受け継がれてきた歴史があります。
デザイナーが長年抱いてきたミリタリー、ワークウェアへの憧憬と機能美。言い換えれば
『時代を越える、意志と目的のある衣服』を形にすること、それがEMON のコンセプトです。
日本が誇る卓越したクラフトマンシップを支えに長い時間をかけて生み出されたアイテムは、妥協のないディテールや仕様とともに「用の美」を備えた佇まい。
生活のあらゆる場面でその所作を形よく見せ、たしかなアイデンティティを表現することを目指しています。
ラインナップ
なかなかのアイテム数ですので、ごく簡単に紹介させていただきます。
詳しくは商品ページからご覧ください。
◎SAGISO
EMONの代表作、SAGISO。
サギソウは姫路市の市花であり、まさにブランドの代表にふさわしい一着。
着丈が短めでシンプルなデザインのカバーオールです。
40'Sのカバーオールがデザインソース、身巾にはゆとりがあり、着丈が短いので一般的なデニムカバーオールとは少し違ったシルエットが魅力です。
３種類の生地をご用意。生地感は薄めで、春～秋の３シーズン軽く着用いただけるカバーオールです。
◎SHAGA
ワークパンツを基にした、ブランドを代表するパンツ。
SHAGAもSAGISO同様、花の名前。
アヤメ科の植物で姫路市北部を中心に自生しており、4月ごろには姫路城の敷地内の庭園『好古園』でも花が咲いているのを見ることができるそうです。
ワタリに余裕を持たせつつややテーパードがかかった、多様なスタイルにフィットするシルエット。
ベルトの後ろ身の部分にはゴムが入っており、コンフォータブルな仕様。
かと言ってイージーパンツの仕様ではないのでベルトを通しての着用も可能です。
SAGISOとセットアップ可能な３生地に加え、薄手のダック生地の計4種類。
細部まで作り込まれた一着で、生地によって違った雰囲気が楽しめます。
◎SHIROTSUME
USNAVYのN-3ジャケットがモチーフの一着。
いわずと知れたシロツメグサ。
本来N-3ジャケットには使われないデニム生地を採用したオリジナリティーのあるジャケットです。
40’sの雰囲気に合わせた月桂樹のボタンもアクセントになります。
◎RENGE
SHIROTSUMEのセットアップとして作られた、しっかりと太めのストレートパンツ。
ボタンフライで、穿きやすさを考慮して腰回りの後ろ部分はゴム仕様。
蓮華。こちらもいわずと知れたハスの花です。先述の『好古園』は蓮華の名所でもあります。
SHIROTSUMEと共生地ですので、セットアップとしての着用もおすすめです。
トップボタンも同じく月桂樹です。
◎HASU
フレンチチャイナジャケット。
1980年代頃からフランスに移住した中国系移民労働者のために作られたワークウェアを指します。
通常は薄手でさらっとした生地感を、フレンチカバーオールと言えばなモールスキン素材に変更。
洗い込んださいのエイジングも楽しみな、地厚でしなやかな生地感です。
こちらも蓮（ハス）。説明は省きます。
ワーク感の強い生地感ですが、留め具が程よいアクセントになりますね。
◎NOBUKI
BDU（バトルドレスユニフォーム）ジャケット。
そのサイズをバランスよくゆとりあるサイズ感に整えたモデルです。
フキとは別の植物で、主に山野の日陰に自生します。
ZABOUでも定番のBDUジャケット。生地はもちろんリップストップ生地。
しっかりと身幅がとられており、対して着丈は抑えられた、よりカジュアルに使いやすい絶妙なバランスです。
◎KION
カーディガンタイプのフリースジャケット。
襟ぐりからフロント裾までぐるりと配された、EMON別注の真田紐がなんとも特徴的です。
キオンはキク科の野草。そろそろ植物図鑑のようになってきましたね（笑）
薄手のアイテムが多い中、両面起毛のフリースはこれから大活躍間違いなし。
一度着用すると病みつきになる、柔らかで大変肌触りの良い素材です。
◎SHIKAKUI
ユーロミリタリーシャツのデザインを取り入れたプルオーバータイプのスモックシャツです。
シカクイ、これも野草です。由来は茎がシカクイから、あまりにもわかりやすいです。
襟の左右に備えられたボタンが特徴的。
これによって首の開きが抑えられ、一枚で着用しても首元からインナーが見えにくくなっております。
◎NIGANA
フランス軍のミリタリーベストにスモックのデティールをプラスしたベストです。
特定の年代ではなく様々な年代の特徴をうまくミックスさせたディティール。
ニガナ、苦菜です。そのままの意味です。
ゆとりあるバランス感に仕上げており、どこかアウトドアなテイストも感じます。
◎KIKUMO
EMONのファーストシーズンから展開しているエプロン。
キクモは水草、菊藻です。
ブランドコンセプトでもある『用の美』実用性を具現化させた一着。
アウトドアやDIY、ガーデニングを趣味とする方に是非一度お試しいただきたいです。
◎ROUBAI
1920-30年代のスウェーデン軍のシャツがモチーフの一着です。
蝋梅。これも『好古園』に咲く梅です。
平置きしたらめちゃめちゃシカクイですが、着てみると肩が落ちて意外と自然な雰囲気で着こなせます。
◎KONAGI
モックネックデザインのカットソー。
コナギ。ナギと呼ばれた近縁種の小さい種類でコナギ。水辺に自生し、稲の発育に悪影響をもたらしますが、栄養豊富で食用にもされるそうです。すっかり野草に詳しくなってしまいました。
世界三大綿の一つであるギザコットンが用いられたピケ素材は肌の上を滑るようなさらりとした質感。
カラーバリエーションが多いのも嬉しいポイントです。
いかがだったでしょうか。
ちなみに私杉本のオススメはフレンチチャイナジャケットの『HASU』です。
ぜひWEBSHOPでご覧いただければと思います。
また、サイズ表記が1～5までのユニセックスのサイズ展開。
サイズ感が分からない、実際に着てみたいという方はぜひ渋谷・新宿店へお越しくださいませ。
それではまた、次のブログでお会いしましょう。
杉本英之介(ふさのすけ)でした。
