気温がグッと冷え込んだ10月下旬。メンズの洋服選びはアウターから。
厳しい寒さに耐えうるべく、真の大人にこそお勧めな逸品が新入荷しました。

WORKERS（ワーカーズ）Bal Collar Coat

毎シーズンは作らないWORKERSのバルカラーコート。
ようやくご紹介できるタイミングとなりましたので、迷うことなくオーダーさせていただきました。
元々以前展開しておりましたのは3～4年ほど前。そこからは暫くリリースなく今回久しぶりの展開となります。

WORKERS（ワーカーズ）Bal Collar Coat

バルカラーコート、一般的にはステンカラーやバルマカーンと呼ばれる後ろ襟が高く、ラグランスリーブのコートを指します。

特にヴィンテージでは袖の継ぎ目をなくした一枚袖のものが価値が高く、ジャケットなどの上から羽織るオーバーコートの為、肩のラインを綺麗に魅せてくれるなどの効果があります。

そんなバルカラーコート。WORKERSではおよそ3～4年ぶりの展開となります。
着丈は90センチほどで、足さばきが楽な丈感となっており、自身が所有するものよりもやや軽快な着心地。それでもジャケットは勿論、カバーオールやミリタリージャケットの上からも難なく羽織れるサイズ感、着丈となっております。

着丈が短くなることで、合わせるパンツの太さに影響されなくなったのも2025年モデルの良さかと思われます。
そんなバルカラーコート。既に来年は生産されない事が決定しておりますので、お悩みの方は是非この機会にお試し頂ければと思います。

Cotton Gabardine

写真では分かりにくいですが、経糸をオリーブ、緯糸にオレンジを交差させた生地。
光の加減で色味が変わり、所謂玉虫色と呼ばれるカラーです。

緯糸に対して経糸を倍以上の太さにするため、生地は高密度。
ですが、硬さはなく程良いドレープが現れるのもこの生地の特徴です。

綿100％のギャバジンは、着用を繰り返す毎に柔らかく滑らかな生地感に変化していきます。

こちらは自身の5年モノ。形は今とは異なりますが、生地はその当時同様滑らかにドレープを描いてくれることでしょう。

まだゴアテックスや60/40クロスのような機能素材が誕生する前の撥水生地。
あくまで小雨程度であれば軽く弾いてくれます。
保温力というよりかは防風、撥水性に優れた綿生地。逆にどの時期に着ていても良い素材感ですので、個人的にはハードに着て頂いた方が宜しいかと。

裏地はブルックスの古着を参考にしたWORKERSオリジナルのチェック。風の強い日にはためくと、気分が上がります。

スタイリング

ジャケットは着込まず風避けにコートを羽織るクラシックな着方。
ブレザーのネイビーにも非常に良く合います。
ステンカラーと言えばベージュ、、、そういったイメージをお持ちの方も多いかと存じますが、
この玉虫は別格です。オーラがヤバイ。

光の当たり方で様々な表情を見せてくれるので、実はミリタリーパンツとも相性が良い一着。
こう寒くなると朝晩の通勤だけでも助かります。

こちらもシェトランドのセーターの上からガバっと羽織れるサイジング。
クラシックな英国の装いにも非常にハマります。

 Ichinomiya Tweed

日本最大の毛織物産地であり世界三大産地と呼ばれる"尾州"。その尾州の中心都市の一つ"一宮"にて織られたツイードを使用。

こちらはWOOL100％ですが、ずっしり思いツイードというよりかは、程良くソフトで着回しの効く真冬のアウターといった感覚でしょうか。
数年前にネップツイードVer.を購入しましたが、こちらもダウンを着ない冬場の一張羅として、未だに一軍アウターとして活躍しています。

大きな仕様は変わりませんが、こちらはツイードなので裏地は無色のコットン地で。
オーバーコートで身幅も緩めのフィットですので、インナーを重ねても干渉はしません。

ふんわり温かいツイードのコートは、冬場ガバっと羽織るのに持ってこい。
ワッフルにスウェットパンツのようなリラックスしたシルエットにも非常にマッチします。
ステンカラー＝ビジカジという概念を一旦置いて頂くと、これほどまでに合わせやすいアウターは中々ございません。

襟元はミドルネックの収まりが良い。
クルーネックのセーターを着るときは首元マフラーなんかもオススメです。

こういったクラシックなツイードコートは、トラッドに合わせるも良し、ストリートにも馴染むバランスとなりますので、年齢問わずお楽しみ頂けるかと。

こういった異素材との組み合わせも、クラシックになり過ぎずオススメです。

・
・
・

こういったクラシックなコートは、男の持ち物として非常にオススメしたい逸品ですが、
如何せんインポートものを探すとあまりの値上がりにびっくりします。
WORKERSさんはトータルのブランドですが、専業と言っても良いくらいのクオリティだと確信しております。
一度手にして頂ければ、その使い勝手の良さに生地違いも欲しくなるはず。
マイサイズが選べるうちに是非ともご覧になって下さい。