月いちコラム 弥生(やよい)

春和の候、皆さまに於かれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます

弥生(3月)になりました。

大学生の時に付き合っていた弥生ちゃん。3月のカレンダーに「弥生」という文字を見つけるとふと遠い過去を思い出します。以前このコラムでもご紹介させていただいたことがありましたが、弥生ちゃんはアクメの時に僕の耳を引っ張るという「性癖」があり、最初は引っ張るのを面白がっておりましたが、しまいには引っ張らせる前にこちらが先に果てるようにしたという件(くだり)でございます。しかし、ひと言で「性癖」と申しましても百人百様でございます。諸兄の皆さまも意外と自分では気付いていない「性癖」を持ち合わせていると存じますがいかがでございましょうか。(自称)吉田羊似と申しておりましたM(小生にはしずちゃん(南キャン)としか思えませんでしたが)は、後背位の状態でGスポットを攻め、しかもうつ伏せの状態のままでビーチクを舐めて欲しいという、ヨガのポーズでも中々出来そうにないアクロバットさながらの行為を求める「性癖」のある強者もいたことを、ついでながら思いだしましたのでここに告白させていただきます。皆さまも日ごと夜ごとの「性癖」をお楽しみくださいませ~! それでは失礼いたしま・・・って終わったらだめですよね。オッサンの戯言はこのくらいにしておいて仕事です。

それでは今月のダイジェストをご紹介させていただきます。

【FOB FACTORY 販売会】

毎シーズン恒例となりました「FOB FACTORY POP UP SHOP」。今季も開催させていただきます。デニムの本場、岡山で培われたファクトリーブランドでございます。何と申しましても縫製が綺麗(ビューティフル)でございます。美しいオネエサマの内腿のように、透き通るような白さと内腿の奥にある秘密の花園に思いを馳せてしばしの間呆然としてしまうあの間隔と申し上げれば分かりやすいかと存じます。それほどまでに洗練された美しさでございます。しかも今季は広告の画像にもございますようにラグランスリーブ仕様のカバーオールがすこぶるオススメでございます。このデニム。ただのデニムじゃあござんせんよ。何と!皆さまの大好きな?!「ヘンプ(大麻)」が編みこまれておりまする。大麻ってったって簡単に言うけどあーた、そりゃとても優れた素材なのじゃよこれがまた。(「ヘンプ」について詳しく載っている記事がござったので気になる方はこちらからどうぞ。)さておき、今回の出し物につきましては追ってWEBSHOPにてご案内申し上げますので、お楽しみになさってくださいませ。やっぱり何だかんだ言うても日本製はよろしゅうございますね。FOB FACTORYは僕たちのご提案させていただいている「カッコイイ普段着」にはピッタリなのでございます。気負わず着れて、なおかつ着やすいのがポイントでございます。ぜひともこの機会に店頭で手に取ってお試しくださいませ。

店内の換気や小まめなアルコール消毒はさせていただいてございます。もしご来店が多い場合はご入店制限をさせていただきます。(一度でいいからしてみたい。)感染症対策には十分注意しながら営業させていただきます。ご遠方の方で来店が難しい方はお電話やメールでもサイズ感や素材についてお知りになりたい事をお申し付けください。心優しきZABOUのコンシェルジュたちが貴方の悩みをご一緒に解決させていただきます!!

【Gambert(ギャンバート)ネイビーブレザー+ボタンダウンシャツ受注会】

さてさて、東京店での受注会は終了しましたが今度は大阪店にて開催でございます。大阪近郊にお住いの皆さま、または大阪にご出張でお越しの皆さま、是非ともこの機会にご来店いただき「紺ブレ」と「ボタンダウンシャツ」をお試しくださいませ!!「紺ブレ」と「ボタンダウンシャツ」は紳士の集う洋服屋には必須のアイテムでございます。

「Gambert(ギャンバート)』ネイビーブレザーのオーダー会。こんな「紺ブレ」が欲しかった!というような内容ではないかと思います。お値段も日本製にもかかわらずシングルで¥39,600-(税込)、ダブルで¥41,800-(税込)と大変お求めやすい価格設定になってございます。これはもうぜひ手に取ってご試着いただきたいです!男も大学生くらいになれば紺ブレの1着くらいはワードローブに持っておきたいところ。ここ1番のデートの時や、上司のお呼ばれ、謝恩会などなど着用シーンに真価を発揮してくれる強い味方です。何と言っても日本製ですからサイズがピッタリ。今回はメーカー選りすぐりのパタンナーが1から型紙を拵えてございます。洋服はこのパターン(型紙)がとても重要でして、パターンが良くないとすべてに影響をあたえてしまいます。だからパターンは服作りの肝心要(かんじんかなめ)の仕事になると言われてございます。特にテーラードジャケットは襟・肩のシルエットが美しくないとすべてが台無しになります。インポート物も良いのですが、欧米人と比べると日本人は前肩付きの体型なので、袖振りが比較的肩よりも前部分に来ます。日本人の体形をきちんと理解したパタンナーが、型紙に落とし込んで生産しているモノだからこその価値があると思います。ライセンスとは言え「Gambert」の名に恥じないMade in Japanなので、日本独自のとても着やすいジャケットが出来上がったのでございます。型は「シングル3つボタン」と「ダブル6つボタン」。サイズは36・38・40・42・44と5サイズのご用意がございます。ぜひ貴兄にピッタリのジャケットをこの機会にお選びくださいませ。

【店頭のサンプルサイズ】

店頭にはシングルブレザー、ダブルブレザーの2型サンプルをご用意しております。

サイズは共に38(Mサイズ相当)、40(Lサイズ相当)、42(XLサイズ相当)となってございます。

サンプル品につき、あいにく36(S)と44(XXL)のご用意がないことをご了承くださいませ。もし36がご要望の場合は38を着用していただき、大きければ36を選んでいただくことをおすすめさせていただきます。それから42を着用していただき小さければ必然的に44をお選びいただくのがよろしいかと存じます。もしサイズ寸法の詳細がご希望の際はコチラからご覧くださいませ。ご自身のお気に入りジャケットの寸法と比較していただくとよりリアルなサイズが掴めてまいります。

【シングル3つボタン】

所謂「Ⅰ型」と言われる、アイビーファッションの最も著名で代表的なブレザーの型を元にしています。
ナチュラルショルダー、前ダーツ無し、センターベント、3つボタン中一つ掛けの段返りを特徴とした型。

1918年に米国ブルックスブラザースが紹介したいわゆる「ナンバー・ワン・サック・スーツ」がこのⅠ型のオリジナルです。

このオリジナルのⅠ型をベースとして袖口は2つボタン、胸はオープン・パッチポケット、両脇はパッチ&フラップポケット、センター・フックドベント、肩線及び背中~ベントにかけてウエルトシーム(幅7ミリ前後のステッチ)が入ります。

【ダブル6つボタン】

中世の英国では庶民、貴族、士官など階級とシーンによって明確に服装が規定されていました。 … 室内で着用し、着替えることも多い貴族の執務服はボタン数の少ないシングルブレスト、軍士官の制服は外で着るときに風の吹き込みにあわせて袷を左右で変えられるようにダブルブレスト仕様になっていました。 やがてこの服装は簡略化されピークドラペル、6つボタン2つ掛けなどのディテールを継承しつつ現在に至っています。
ベントは元々乗馬の際に動きやすいように考案されましたがシングルベントはスポーティ=米国、 サイドベンツはエレガント=英国のイメージがあり英国発祥のダブルブレステッドにはサイドベンツ仕様が多くみられます。

シングルもダブルも素晴らしいですね。やっぱりトラッドは永遠です。ちょっとずつ姿形(すがたかたち)を変えながら進化したり良い意味で後退したりしてるところがたまらなく面白いと思います。それから今回の決め手は何と言っても「生地」です。服の良しあしはほとんどが「生地」で決まると申し上げても過言ではありません。

こちらの生地をご紹介させてください。

【生地】

生地名:CORDURA TWILL
混用率:ウール30% コーデュラナイロン25% ポリエステル45%

「CORDURA®ナイロンとウールを混紡したcombat wool™は合成繊維と天然繊維の良さを最大限に活かした機能素材です。
ウール本来の特徴である保温性や吸湿性、消臭性に、CORDURA®ナイロンの1番の特徴である耐摩耗性をプラスした最強のウール複合素材を作りました。
アクティブに動くカジュアルシーンから、スマートなビジネスシーンまで、幅広いアイテムに使っていただけます。
耐久性にも優れているので、安心して長く着られる、サスティナブルな素材でもあります。」

それから嬉しいニュースでございます。今回メーカーさまが特別に新作の「Gambert Shirts(ギャンバートシャツ)」も出品してくださいました。もちろん米国製でございます。非常に細かい部分まで凝った内容となってございます。お披露目も兼ねてご注文も承ります。米国製の本格的な本縫いのボタンダウンシャツを手に入れる良い機会に恵まれましたので是非ともご覧くださいませ。

Gambert(ギャンバート)シャツについて・・・

【GAMBERT SHIRT made by Garland Shirt Factory】

1933年の創業以来、米国東部New Jerseyの地で生産を続けてきたGAMBERT SHIRTが今回North Carolinaにて30年以上 ボタンダウンシャツで誰もが知る米国の老舗で著名なショップの製品を手掛けたGarland Shirt Factoryで新たにボタンダウンカラーのシャツを生産し2022年より展開します。

ボタンダウンの生命線でもある襟のロールは米国製のハイクラスシャツメーカーにも劣らない仕上がり。

高品質シャツの証でもあるシングルニードルのサイドシーム。また、合理性よりも着心地を重視し、サイドの縫い山が対照的になるよう手がかかった品物になっています。バックヨークの仕立てなどこだわりを残しながら、身幅、着丈、ガセットなど今のニーズを融合されたシャツに仕上がっています。

今回はまず定番のOXFORD WHITE, OXFORD SAX, OXFORD CANDY STRIPE BLUEに、DUNGAREE CHAMBRAYをスパイスとして加えた4素材の展開となっています。数少ない米国工場生産のMADE IN USA Button Down Shirtをお楽しみください。

(追伸)お客さまからのお問い合わせが多かった内容を追記させていただきます。

Q1. パターンオーダーなの?

→いいえ、こちらは製品の販売になりますので、ご希望のサイズ36,38,40,42,44を選んでいただきます。

サイズ表は以下のリンクからご確認くださいませ。

(シングル3つボタン) 

(ダブル6つボタン)

Q2.手に取って見れる(着れる)のはいつなの?

→東京店は2月19日(土)~2月27日(日)まで。大阪店は3月1日(火)~3月13日(日)まで。各店の開催中は店頭にてご覧いただきご試着いただけます。

Q3.袖直しなど相談できますか?

→有償修理にはなりますがもちろん承ります。お好みの長さをスタッフにお申し付けくださいませ。

Q4.9月末上がりとのことですが、店頭販売の予定はありますか?

→基本的には受注分のみの販売になります。メーカーにフリー在庫があればお取り寄せは可能ですが在庫は未定です。

Q5.これはどのシーズン対応ですか?

→真夏以外は春、秋、冬と3シーズンに渡ってお楽しみいただけます。

【定休日のお知らせ】

ZABOUの定休日は毎月第3水曜日にさせていただいてございます。ご来店予定だったお客様には大変申し訳ございませんが何卒ご了承くださいませ。

これからどんどん暖かくなって春の陽気に包まれるのが楽しみですね。洋服のことでお悩みがあれば些細なことでもご相談くださいませ。それでは今月も一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。

店主敬白

この記事を書いた人