Loquat Sports Wear （ロクァットスポーツウェア）ボタンダウンシャツ

投稿日 2012年2月25日
著者谷川
カテゴリー Blog

暦の上ではそろそろ啓蟄（けいちつ）を迎えようという頃でございます。冬眠していた虫たちが、「そろそろ春が来たな～。」なんて身支度をして地上へ這い上がる、そんな季節でございます。ひと雨ごとに春が足音を立ててやって来ている今日この頃でございます。

さて、皆さまにおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。ワタクシひと通りのスケジュールを終え、アメリカ出張から無事に戻りましてございます。簡単な出張のご報告ではございませんが、アメリカは引き続きアメリカン・トラディショナルを加速させベーシック、オーセンティックさ満開のラインナップでワタクシどもを迎えてくれた訳でございます。日本のセレクトショップさまのように編集型のモノづくりでございます。コラボレーションやMade in USAでのモノづくり。JCREWさまの別注モデルなどなど。これにストーリー性を加味すれば日本のマーケットそのモノでございます。

しかしワタクシども「アメカジ好き」にとっては非常に馴染みの深いモノが多くございますので、多い日も安心のロ〇エ・セーフティロングなラスベガスの展示会でございました。一般的にメンズのコレクションは1月のフィレンツェを皮切りにパリ、東京、ロンドン、ニューヨークとそれぞれのデザイナーや、地域性のトレンドを盛り込んだ思い思いのコレクションを展開して参ります。これでおよそ2012年の秋冬コレクションがマップとして見渡せる訳でございます。

そしてワタクシどもも慣例に従いまして、2012年の秋冬のラインナップの下ごしらえをはじめさせていただいた訳でございます。

前置きがうーんと長くなりましたが、仕事でございます。

表題の通り、Loquat Sports Wear （ロクァットスポーツウェア）ボタンダウンシャツでございます。春はシャツでございます。シャツなくして春は来ないと申しましても過言ではございますまい。しかしシャツはよろしいでんな～。第一ちゃんとして見えるし、カットソーだけのコーディネイトよかスッキリしてまっしゃろ。ジーパンにシャツのコーディネイトはオーソドックスであり鉄板でございます。

このボタンダウンシャツ、ここ数シーズン来は大阪のメーカーさまに依頼してZABOUのオリジナル商品として拵（こしら）えていただいてございます。ブルックスブラザースとインディビジュアライズドシャツのええとこ取りをさせて貰ってます。しかも脇の縫い合わせは巻き縫いで3㎜幅のダブルステッチでございます。何が言いたいのかと申しますと、熟練の技術を要する仕事でっせ～とこういう事でございます。この部分が本縫いで巻き巻きなので、洗いこんで参りますとパッカリング「洗濯によって生じる皺（シワ）」が何ともええ表情を作ってくれるのでございます。

そして、ボタンダウンシャツの極みは何と申しましても襟の美しさが勝負どころでございます。ボタンダウンならでは襟のカーブやロールの美しさがモノを言いますから、第１ボタンを開けたその表情が肝心でございます。これは脂のノったチャンネエのごときシロモノ。腰のクビレよろしく美しい曲線を描いてございます。この曲線を描く事を実現可能にしてくださったのは、経験を重ねたメーカーさまと工場さまの息がピッタリ合っている証（あかし）なのでございます。

今回のキーポイントは何と申しましても生地でございます。2012SSテーマ『HIGH STANDARD』に相応しくいつもより少しええ生地を使わせて頂いてございます。ドレスシャツ同様の100/2（100番双糸）でございます。糸は数字が大きくなるほど細くなります。そして双糸と申しますのは単糸と違って2本の糸を撚って出来たモノでございますゆえに単糸に比べて、より肌に触れる感じがなめらかなのでございます。一度100/2（専門用語でひゃくそうと申します。）を着たら50/1（ごまる単糸）には戻れない贅沢な体になると申します。それほど肌触りが良いのでございます。ええモンを着ると気持ちが良いのは誰しもが思うことであり、適正価格であれば猶の事ご納得頂けると存じます。

さぁ、みなさま。春はもうすぐそこまで来てございます。可愛らしいボタンダウンシャツを着て春の幕開けでございます。

Loquat Sports Wear （ロクァットスポーツウェア）ボタンダウンシャツ　カラー：6柄　　サイズ：S,M,L　　プライス各￥11,025-

（ギンガムチェック　ホワイト×ブルー）