ZABOU 『お返しじゃなくてもいいんちゃうかな。』
なぜか日本では、バレンタインデーは女性から男性にチョコをプレゼントする、なんとも習慣とは言いがたい習慣になっていますが、そもそもこんな事が始まった国アメリカでは、ウソかホンマか、バレンタインデーは男性が女性にプレゼントをする日だと言うことを、アメリカで暮らす従妹から聞いた事があります。
絶対その方が良いですよね！小学生くらいの時のあの緊張感を思い出すとちょっと笑えます。2月14日は朝から妙にそわそわして、下駄箱開ける時に周りを気にしちゃったりとか、でもそこにはいつも通り見慣れた靴が入っているわけで、下駄箱は一年のうちでこの日だけ期待を裏切るわけです。
次は教室。机の中、道具箱の中、体育着袋の中、普段そんなとこなんか見ませんやんみたいな箇所までしっかりチェック。その集中力たるや、もっと他の事にいかさんかいみたいな、実際無駄な労力。結局、授業中も休み時間も昼休みも、しまいには下校途中の道までも、まわりの女生徒が気になりまくり、そしてふつ～～～っ、に家に到着し、気が抜ける。そしてここで予想通りのおかんチョコ。おいしいんだろうけど、ちょっと味なんて良く分からない。そんな青春の味がなつかしい30目前のおっさんです（笑）。
でも、このブログを読んでいる方の中には、青春真っ只中の若者もいるはずです！いや、僕らおっさんだって、今だから出来る楽しみ方があるはず‥。
もらったものはちゃんとお返ししましょ。男の基本でしょ。でも普段行かないような甘いお店で、普段買わない甘いお菓子を、慣れない手つきと表情で選ぶことに違和感を感じるのなら、もしくは、普通のお返しではちょっと男がだまっちゃいない特別な相手には、”こんなセレクト”も良いでしょう。センスの見せ所ですしね。
そして、どうしてアメリカみたいにバレンタインデーは男がプレゼントする日じゃないのだ！っと、熱い想いをひと月ためてきたあなたも、3月14日はチャンスなのか、チャンスじゃないのかと言えば‥
だって感謝の気持ちや大切な想いを伝えるのに、
それが別にバレンタインデーの『お返しじゃなくてもいいんちゃうかな。』
ふと、そんな事を思ってみたりするのでした。ちゃんちゃん。
