
昨年よりお取り扱いがスタートした日本のファッションブランドWORKERS(ワーカーズ)。
今回、岡山にある事務所にお伺いし、インタビューを行いました。
第一弾は舘野氏のファッションの原体験、WORKERSというブランドができるまでにフォーカスを当てた内容となっております。

JR岡山駅から吉備線(きびせん)で20分ほど。喉かな備中高松駅は、天正10年に起こった備中松山城の戦いで有名な地。そこから車で数分の場所にWORKERSの事務所があった。


商品企画、パターン製作、LOOKやカタログ作成なども一括して行う。
ーファッションの原体験ー
「本格的にファッションにのめり込んだのは高校生の頃。高校は所謂坊ちゃん学校だったので、中等部からエスカレーター式で上がってくる内部生は皆お金持ち。当たり前のようにインポートのブランドを親から譲り受けたりして持っていた。adidasのスニーカーや、GREGORYの旧タグを普通に持っている。でも、彼らはそれが何だかは知らなくて。だから自分で調べて、アメ横に探しに行ってみたり、L.L.BEANの個人輸入をしてみたり。。。色々と興味が出て調べていったんです。」
「当時の教科書はBOONEなどのファッション誌。そこから自分で作りたいという気持ちに段々となってきました。」
ー洋服を作る仕事になった経緯ー

「大学卒業のタイミングで、当時は就職氷河期。本当に就職先がなくて。当時から好きな洋服を仕事にしようと思い、服飾の専門学校に通いました。始めは好きなもの着て仕事ができる販売の方も考えましたが、どちらかというと作りたいという思いの方が強く、OEMなどを請け負う工場に就職しました。そのタイミングで岡山に移住しました。」
「数年間勤めましたが、最後の何年かは工場の空いているラインを使って、自分が作りたいものを作らせてもらえました。それがWORKERSの第一弾です。」
ー何故岡山だったのかー
「東京にいる頃にご自身でジーパンを作っている方に出会い、色々と教えていただきました。その方に教わるうちに、自分でブランドを持つのであれば、何もわからないまま始めるよりかは、実際に岡山に行き、どんな仕組みなのかを知ったうえで始めた方が良いという意見をもらって決めました。」
「始めはモノが作れたらという思いでしたが、岡山に越してきた頃、ある生地メーカーの当時の社長に、((洋服を作るならどんな思いをしても、自分の名前でやらないといけない。))と言われたのがとても記憶に残っています。自身のブランドを改めて作ろうと思いました。」
ー好きなファッションのジャンルー
「僕らくらいの世代は、若いころにはヴィンテージという言葉が既にあって、リアルに見てきた第一世代ではないんです。FREE WHEELERS やTHE REAL MCCOY'Sなど、所謂レプリカブランド呼ばれるものには影響を受けました。実際に見たり、買ったりして、その当時のワークやミリタリーウェアにはこういうものがあったのか~と知ることができましたし、実物はもっと生地が薄いことを知ったり。じゃあ何故、分厚くしているんだろうと考えると、そのブランドやデザイナーのフィルターを通っていたことに気が付くんです。」

「アメリカントラッドだってそう。当時は所謂おじさんの服っていう印象が強く、そのままは受け入れ難かったんですけど、そういったアイテムを、サイズ感であったり、生地であったりでカッコよく作っていたのがEngineerd Garments。デザイナーの鈴木大器さんのコラムも好きで、熱心に拝読していました。アメリカに新婚旅行で行った際も、手紙を書いて会いに行ったこともありましたね(笑)」
「だから、一口にアメカジ、アメトラと言えど、ヴィンテージそのものを目指すよりかは、誰かのフィルターを通して作られた、ヴィンテージを模した洋服。そういったものが好きでしたね。」

「これはWORKERSの原点です。池袋の書店でバイトしていたときに見つけた本。当時はフライトジャケットやジーンズに興味がありましたが、岡山に来てみると、どうもここに掲載されているようなクラシックなワークウェアが縫えそう。。。と思い、参考にしました。単純に洋服だけではなく、広告やカタログや写真などで勉強して、勉強しました。書籍での影響はこれですね。色々と見ましたが特に濃い内容でした。」

「元々、モノがどのようにできているかを調べるのが私は好きなのです。ジーンズがきっかけでモノづくりの道に進みましたが、作っていく内に、同じミシンで作るチノパンやベイカーパンツの方が難しいんですけど、そこがまた面白いなと思うようになり、トータルで色んなものを作るようになりました。」
次回予告

次回は洋服づくりについて。
9月納品商品や現在展開しているLOUNGE JACKETなどについてをご紹介していきます。
店頭にご来店いただいた方はご存じかと思いますが、WORKERSはLOOKやカタログを毎シーズン製作されます。
そういった部分も含めて製品を楽しんでいただけるかと。
お楽しみに。
