こんにちは。坂口です。
明日からは随分と寒くなるようで、皆さま冬服のご準備如何でしょうか？
ちょうど一月前までは半ズボン穿いていたのが懐かしいですね。
服屋としてはこれからが楽しみなところですが、個人的には早く夏に突入してほしいところです。

さて、皆さまはアウターのご準備はお済みでしょうか？
メンズの秋冬の洋服は（私だけかもしれませんが）アウターを一番初めに買うと、そのあとがスムーズですよ。
毎年買う必要はないとしても、何やかんや一着は購入しております。
そんな中で、昨年購入してヘビロテだったBRENAさんから、新作が登場しましたのでご紹介です。
私としても今年はこちらを検討中です。

BRENA（ブレナ） DRIVERS

フレンチミリタリーのドライバーズジャケットをモチーフとしながらも、BRENAらしいエッセンスと、抜群の素材感を活かしてブラッシュアップした新型アウター。
前回もご紹介しましたが、まだ気温が高いこともあり、そこまで店頭からは出ておりません。
名作GARDIも1年目はゆっくりでしたが、2年目に爆発しました。あまり心配はしておりませんが、コアな洋服好きに届けばと思い、このブログに至ります。
まずは個人的に着てみてここが気に入ったポイントを幾つかご紹介です。

お気に入りポイント①しっかりと確保された身幅

昨年購入のGARDIは比較的フィット感のあるサイジングだったのに対して、こちらのDRIVERSはしっかりと身幅を確保。また前はセットイン、後ろはラグランスリーブのスプリットラグラン。
運動量を確保しつつ、見た目はキリっと見える好きなバランスです。
トレンドっぽいボックスな感じでなく、''昔買った古着が一周してまた着たくなった''感覚。あたかも昔からあるような洋服に見えるのが、BRENAの魅力の本質だと思います。
テーラーもカジュアルも知った大人が、本気で物作りをする。そうするとこういった形が生まれるのでしょう。

お気に入りポイント②素材感から生まれるドレープ感

今回こちらの形に使用しているのはミドルフランネルと呼ばれる中肉のウールナイロンの混紡生地。
ハウンドトゥースの柄的にツイードを連想されるかもしれませんが、このようにして軽くてややドレープのでる素材感。アームホールの溜まりなどはこの素材ならではで、非常に良い雰囲気です。
袖はシャツのようなカフス仕様で、ボタンを強く絞ることによって。シャーリングで絞られたような袖口の見た目となります。
クラシックな柄でありながら、モダンな印象を強く受けます。

お気に入りポイント③チンストが生み出すモード感

私としましては秋冬のアウターにはチンストが付いていて欲しいのです。
基本襟立ては行いませんが、バブアー然り、ピーコート然り、チンストの付いている洋服は基本立てて着るとしっくりきます。
この絶妙なボックスシルエットにチンスト。これだけでカッコ良いではありませんか。

さて、前置きが長くなりましたが、スタイリング編です。

珍しく黒縛りで。靴だけは勘弁してください！
パンツは以前取り扱いのあったARAN DP-3。久しぶりに穿いたらとても良い感じに色落ちしておりました。アウターのブラック×チャコールな柄使いもあってか、少しセットアップ感ありますね。

このアンブレラヨークも相まって、スイングトップのようなブルゾンライクな見た目も良いですね。
モノトーンのブルゾンって案外ないので。

こちらはパンツにPROPPERを。サイズはLでゆったりと。
最近はあまり太いの穿かなくなりましたが、これはこれで良いですね。他にはリブのスウェットパンツとかでも良いかも。

思いっきりカジュアルにオートミールのスウェットパーカーをイン。
こうしたカジュアルなスタイルも、どこか品よく昇華できるのも気に入っている所です。
あぁ欲しい。。。

秋冬のシックな装いにも、思いっきりストリートに振ってみても面白いバランス。
まるで昔からあったような佇まいの一着。こういったアウターに巡り合えること自体、中々稀有ですが。。。作りの割に値段も手頃だし、着回しの効く大人のコーチジャケット感覚で羽織ってもらえればと思います。
やはり面白いですよね、BRENAさん。オススメです。