HARRISS(ハリス)で学ぶ、トータルブランドのカタルシス

こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。

先日、久しぶりにクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』を観返しました。
どこが面白いのかを説明できないのに、何度も観たくなる不思議な魅力のある映画です。

因みに、アウトローの群像劇ならガイ・リッチー監督の『スナッチ』もオススメです。
『パルプ・フィクション』よりも各シークエンスがしっかりと連結しているので、終盤でそれらがまとまった時のカタルシスが堪らんですね。

さて、映画のお話も程々に、僕の畑のお話もさせてください。

アパレルでもある種の一体感がもたらすカタルシスを得られる瞬間があったりします。
トータルブランドのアイテムを複数コーディネートに組みこんだ時です。

これがまた気持ち良い。
ミア・ウォレスもこれには首ったけ間違いなしです。

折良くトータルブランドであるところのHARRISS(ハリス)から新作が入荷しておりますので、それらを使って皆様にカタルシスをお届けいたします。
どうぞ今回もお付き合いください。

まずはこちらから。
カタルシスをしみじみとかみしめております。

その前にアイテムのご紹介を。

M-43 TYPE JACKETです。
アメリカ軍の名作、M-43をブランド流にアレンジしています。

アレンジポイントはサイズバランスと生地感。
それでいて特徴的なポケットの仕様等はそのままに。
こうしたモダナイズの加減がハリスの真骨頂です。

着丈はおおよそ原典通りですが、身幅をゆったりさせて軽アウターらしい膨らみを持たせています。
ストレスのない着用感ですし、風を受けて生地が揺れたりして格好良いです。

こちらはバンドカラーシャツ ギンガムチェック エアリーです。
シャツの作りに関してはピカイチのハリスらしく、今季も抜かりなく仕上がっています。

シアサッカー程ではないにせよ、生地に若干の凹凸があるので肌離れが良いです。
袖捲りして真夏に着ても無理のない一枚です。

バンドカラーもエスプリがプリプリに効いています。

最後にお待ちかねのカタルシスポイントを。

レイヤードした時のシャツの裾の塩梅です。
本当に良い具合にチラ見えします。
これ、トータルブランドならではです。

カタルシス～。

続いてはこちらを。

あまりのカタルシスに、思わずピースです。
恐るべしハリス。

ここでは2ND TYPE JACKETを使ってみましょう。
言わずと知れたリーバイスの2nd型Gジャンがデザインソースですね。

2nd型特有のタイトなフィッティングを脱却し、ゆったりざっくり羽織れるようなバランスに組み直してあります。
何度も申しますが、モダナイズの加減が上手いんです。

シアサッカー生地なので真夏の羽織りとしても違和感なくお召しいただけますね。
それでいて生地が滅茶苦茶薄いでもないので、今すぐ活躍してくれます。

シャツは先程と同様のものを。
今回は袖捲りしてラフな感じで。

ハリスのシャツは着丈が絶妙で、タックインでもアウトでも格好良く仕上がります。
言葉にするのは簡単ですが、結構難しいことだったりします。

待望のカタルシスポイントは襟元です。

トータルブランドですから、当たり前に組み合わせたことを考えてくれています。
ジャケットの襟の大きさであったり、シャツの襟の立ち上がり方であったり、色々な工夫を見てとれます。

カタルシス～。

この辺りはトータルブランドならではのうま味だと思います。
ご試着の際は、ぜひともセットでお試しになってみてください。

余談ですが、一足早く入荷したバンドカラーシャツ ブロードは早くもサイズ欠け目前です。
暖かくなってからご紹介しようと思っておりましたが、早速ご好評いただき嬉しい限りです。
気になっていらっしゃる方はどうぞお早めに。

キツい冷え込みは本日が最後らしいですね。
いよいよ暖かくなりますので、お出かけが捗ります。
ぜひ道すがらにでもZABOUにお越しください。

それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。