勝手にZABOU通信『A VONTADEのシン・Gジャン』

こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。

今回は個人的な虎の子をご紹介させていただきます。

飛ぶ鳥を落とす勢いのA VONTADE(アボンタージ)より、デニムジャケットが入荷いたしました。
本当に入荷を楽しみにしていました。

予め個人的に発注をつけていたんです。
実際にモノを見ていませんでしたが、資料の端々からオーラをビンビン感じましたので「これだけのオーラならハズレはなかろう」と発注を決意。
あまりに前のめりな姿勢に岡安さんの失笑を買ったのも良い思い出です。

というのが半年前。
首を長くして入荷を待っておりましたが、ここにきて堂々のご登場です。
実際にモノを目にして期待以上の仕上がりに口角が上がり、袖を通してみて半年前の自分の判断に自信を持ちました。

トピックとしてはもはやZABOU通信で取り上げたいレベルの大物。
僭越ながら、今回は独りで勝手にZABOU通信を敢行させていただきます。

どうぞお付き合いください。

いわゆる1stをモチーフにしたGジャンです。
ポケットは左胸のみ、フロントにアクションプリーツを搭載し、バックにシンチバックを設けています。
もはや親の顔より見た正統派なディテールです。

しかしながら、この抜け感とは初めましてです。
ほんのりドロップした肩、広めにとられた身幅やアームホール、1stにインスパイアされながらも短すぎない着丈。
こうしたモダナイズの塩梅こそアボンタージの真骨頂です。

ツウの気持ちをくすぐるTバック仕様。
全サイズに搭載されているのが嬉しいポイントです。

生地はやや軽めの12oz。
インスパイア元が、1940年頃まで使われていたNo.2デニムという廉価版の生地のものだったそうで、それに倣った生地を採用しています。
Gジャン特有のゴワゴワ感がなく、この辺りも抜け感に一役買ってくれています。

1stなのにNo.2とはこれ如何に。
洒落っ気が効いていて面白いところです。

加工の塩梅も良い加減です。
バキバキには仕上げず、全体的にフェードさせています。
無理なくこまめに洗いながら5~6年着込んだ風合いで、クリーンな印象を持たせてくれます。

僕ならこんな感じで楽しみます。
モダンなバランスに仕上げられているGジャンなので、肩肘張らずにラフなムードで仕上げてみました。
同ブランドのイージーパンツなら、リラックスしながらも綺麗にまとまります。

週明けからは気温も上がるらしいです。
軽い質感のシャツなんか着て、いよいよ春らしく仕上げたいですね。

僕だけで楽しむには勿体ないアイテムです。
岡安さんにも着ていただきましょう。

私物のパンツと合わせてアボッていただきました。
Gジャンにファティーグパンツという見慣れたはずのスタイルが、アボンタージならこれだけ新鮮に映ります。

インナーにはお馴染みのウェッソンを。
新鮮でいながら、既存のザボウスタイルともマッチするのが良いんです。
月並みな言葉ですが、こういうのが本当に中々ないんですよ。

ダメ押しで坂本君にも着てもらいました。
良いものは皆で共有した方が一層ハッピーです。

こうしてチノパンと合わせてもらうのが、一番分かりやすく格好良かったりします。
余談ですが、アランとアボンタージは相性が良いですね。
同じドメブラですし、目指すところが近しいような気がします。

ここしばらくでチンピラ化の一途を辿る坂本君も、アボンタージにかかれば一周回ってデザイナーのような雰囲気のある仕上がりに。
普通のGジャンだったら盗んだバイクで走り出していたところですから、アボンタージの清潔感には脱帽です。
洋服の力ってスゴい。

僕の立場から申し上げますと臭みがありますが、数量は少なめなのでどうぞお早めに(だから事前に発注しました)。
既にウェブショップにも掲載済みです。

アボンタージが叶える新しいGジャンのスタイル。
ぜひ皆様もご覧ください。

それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。