ジャケットに合わせるニット、どれ着よう？

まだまだ日中の気温は下がり切りませんが、ここ数日ジャケットを手に取る方が増えてきた気がします。
今すぐに！と言う訳にはいかないくらい日中の気温は下がり切りませんがここらへんもボチボチ準備しておきたい所ではないでしょうか。

今季のZABOUはこれまでにない程のジャケットのラインナップ。
生地・シルエットそれぞれに沢山揃えていますので是非店頭でご覧ください。

ジャケットとニット

ジャケットのインナーにウールのセーター。
気温が下がれば当たり前に思えるかもしれませんが、意外と奥が深い。
スーツのような梳毛で織られた綺麗めなジャケットにハーレーのようなカジュアル感あふれるニットは少しアンバランスに見えたり、
反対にツイードのような厚みのあるジャケットにハイゲージのセーターはインナー使いとしては少し物足りなかったり。

これが良くてこれが良くない。何て決めつけ的なものではありませんが洋服の歴史からみるとある程度の決まりがあったり。
その辺の解説も含め今年の冬のジャケットスタイルのご参考になれば幸いです。

●紺ブレ×ニットベスト

アメトラの代表的なスタイルであるネイビーブレザー（通称：紺ブレ）。
今ではアメリカ的なアイテムの1つですが起源はイギリスにあったりなど英国由来の物との相性が良い。
キャンディーストライプにレジメンタルタイ、パイプドステムの王道スタイルも洗練されていてカッコイイのですが、さすがに去年と同じ格好では飽きてくる。
ここでフェアアイル柄のニットベストでVゾーンに変化を加えてみるのはいかがでしょうか。

髙橋：「紳士たるもの紺ブレのコーディネートのバリエーションをいかに持つかが重要。
ベージュのチノではなくあえてブラウンのスラックス、ブルーのラインがアクセントのフェアアイルベストで「アズーロ・エ・マローネ」の完成です。」

●ヘビーフランネル×タートルネック

工場による大量生産ではなく、一着一着を一人の職人が丁寧に仕上げる「丸縫い」によって作られるBRENA（ブレナ）のジャケット。

作りは丁寧ながらもどこか抜け感のあるこちらのジャケットにはハイゲージのタートルネックはいかがでしょう。
そこそこ厚みのあるフランネル素材ですので、守備範囲は広くミドルゲージを着てもいけますが、ドレスアップするにはハイゲージがうってつけ。

坂口：「秋冬のフランネルジャケットにタートルネックのニットというとても大人なコーディネートですが、ニットを同系色にしているので、不思議と違和感はないように思えます。ニットの上にカーディガン羽織る感覚ですね。スラックスが合うのは勿論ですが、パンツはARANのミリタリーチノで。非常にオススメのバランスです。」

●コーデュロイ×7G沼ネック

こちらもBRENA（ブレナ）より展開してますカントリー感漂うコーデュロイジャケット。
先程同様ハイゲージからミドルゲージまでいける守備範囲の広さがあります。
コーデュロイの持つ暖かさや色味の落ち着き感から、ニットも同じく少し暖かめのRinascente（リナシェンテ）の7Gでいきましょう。

瀬川：「ジャケットのツラが綺麗過ぎると難しくなるジャケット×Gパンのスタイル。
その点BRENAのコーデュロイときたらエラい馴染みます。ブラウンに濃いインディゴで上から下まで秋タップリです。
中がシャツでしっくりこないなら次の手はニットです。そうなれば沼ネックは外せませんね。
こんな素材のジャケットなら12Gより厚みと暖かみがある7Gがおすすめです。色はベージュが合いますね。
ここで合わせるRESOLUTEもいろいろ検討したいところですが、トラウザーっぽく穿ける711がジャケットのボリューム感を考えてもバチっとはまってくれるでしょう。」

●ツイード×シェットランドセーター

最後はH by FIGER（エイチバイフィガー）の新作ツイードジャケット。
カシミヤ混のツイードですので重たさはありませんが、生地の重量感はありますので合わせるニットもそれに合わせてやや厚手のミドルゲージが◎
毎年カラフルなお色味で展開しておりますHarley of Scotland（ハーレーオブスコットランド）のシェットランドニットはいかがでしょう。
色味は明るめがおすすめです。

「古き良きアメリカントラッドを彷彿とさせるツイードジャケットに赤のセーター。重たい色味のジャケットに明るい色のセーターはパリジャン的な組み合わせ。
色落ちデニムを合わせるとまさにラルフ〇ーレンのルックようではないでしょうか。」

.
.
.
.
.
冬のジャケットスタイル、ニットと組み合わせてお楽しみください！