小坂 こんにちは。
東京店スタッフの小坂です。
RESOLUTE(リゾルト)にブランド創業以来の新品番こと714が追加されてから早一年。
思い出すのはあの日のこと。
714の発売日当日。
開店前にスタッフ総出でタグ付けに勤しんでおりますと、714を目当てにお客様方が行列をつくっていらっしゃったのです。
ブランドが沢山のファンを抱えていることを改めて実感すると共に、そのファンの方々の熱量にちょっと感動しました。
そんな訳で、ごった返しの店頭から数えきれない程の714が旅立っていきました。
そのどさくさに紛れて、ちゃっかり714を購入した悪いスタッフが二人。
ずばり、僕と大井さんです。
まったく、服屋の風上にも置けませんね。
嘘です。
悪いスタッフは僕だけです。
大井さんは予め自分用に発注していらしたので、お客様にご迷惑はおかけしていらっしゃらないはずです。
本来ならお客様の手元に渡るはずだったものを買ったアホタレは僕だけです。
もうしばらくは服屋の風下に籍を置いて猛省する所存ですので、どうかご勘弁ください。
余談はさておき、僕らが714を穿きおろして一年が経過したわけです。
ある種の周年記念として僕らの714の経年変化をお目にかけたく、筆をとってみた次第です。
どうぞ今回もお付き合いください。
スタッフ大井
サイズ：W29L30
着用頻度：週に一度
洗濯頻度：月に一度
乾燥機：たまにかける
おおよそ4,5回穿いたら洗濯する計算になりますから、まさしくリゾルトの推奨する育て方と言えるでしょう。
こんな感じに育っています。
全体が青くフェードすると共に、大井さんの体型に沿うようにシルエットが変化しています。
試しに新品と比較してみましょう。
全体的にやや細くなったように見受けられますね。
予め洗いがかけられているために大きな縮みの生じないリゾルトですが、いわゆる「シュリンク・トゥ・フィット」がないわけではありません。
(計算上は)12回のお洗濯で、しっかりと馴染んでいますね。
腰回りにゆとりのあるモデルなので、他のモデルと比べるとヒゲはつきづらかったり。
アタリをつけたい方は生地の硬い内にしっかりと穿きこんであげてください。
膝をつくことの多い職業につき、膝の色抜けだけ抜群に早いです。
穿く人の生活の様子が窺えるのがデニムの面白いところですね。
他のモデルよりもリラックスしたムードを感じるモデルなので、ややクッションさせたレングスが映えると思います。
いわゆるリゾルトのイメージよりもイナたい感じで穿くのが僕らのフェイエバリットです。
スタッフ小坂
サイズ：W28L32
着用頻度：気まぐれ(平均すると週に2回くらい)
洗濯頻度：気まぐれ(平均すると1~3回穿いたら)
乾燥機：断固として使わない
ルーティンを持たずに気まぐれで穿いているので、着用頻度や洗濯頻度はあまりアテになさらないでください。
ただ、気の早いもので結構頻繁に洗います。
お陰様でこんな仕上がりに。
大井さんのものよりはやや青みが強く出ている気がします(気がするだけかも)。
こちらも新品と比較してみましょう。
シルエットや生地感の変化はこちらの方が顕著に感じられますね。
最初はこんな感じだったらしいです(全く憶えていない)。
おそらく50回くらい洗っているので、「シュリンク・トゥ・フィット」が強く出たのかもしれませんね。
ヒゲはつきませんでしたが、耳のアタリはしっかりつきました。
生地の特性から、リゾルトは耳のアタリがつきやすいんです(詳しくは店頭で)。
スマホをしまっている右のヒップポケットは破けたのでリペアに出しました。
ついでに金具に引っ掛けて破いてしまった右腿も直していただいています。
僕も大井さんのようにクッションさせて穿くことが多いですが、気まぐれでロールアップしたりも。
裾のアタリはエエ感じに出ましたね。
あと、膝下の生地だけめちゃんこ毛が吹いています。
柔軟剤の使い過ぎですかね。
メーカーの方に笑われたことがあります。
………
といった具合です。
一年も穿くと、個性が見えてきますがまだまだ道半ばといったところ。
二人ともガッツリ穿きこむようなクチではないので、気の向いた時に気の向いたように714と付き合ってきました。
今後もそうした付き合い方は変わらないことでしょう。
皆様におかれましても、僕らの714のゆっくりとした経年変化を気を長くしてお楽しみいただけますと幸いです。
あるいは、ご自身で714を育ててみてください。
デニムは自分で育てるのが一等楽しいものです。
今回のブログが、そのご参考となりますと幸いです。
それでは店頭でお待ちしております。
ありがとうございました。
