こんばんは。坂口です。
久しぶりのこの靴のご紹介で、熱が入り過ぎてこのお時間。
アウトドアウェアというものは、過酷な環境でこそその真価を発揮し、またそんな場所で生まれたものだからこそ信頼がある。
誰に頼まれたわけでもなく、ご紹介するのは自分自身本当にオススメできるからこそです。
きっと皆さまのマスターピースに成り得るであろう、サイドゴアブーツの決定版。それではお聴きください。
BLUNDSTONE(ブランドストーン)
全天候型サイドゴアブーツと言えば、BLUNDSTONE。
完全に市民権を得たサイドゴアブーツですが、その歴史は意外にも古く、19世紀イギリスまで遡る。
ヴィクトリア女王の為に、着脱がしやすく、履きやすいブーツを命じられて、生まれたのがサイドゴアブーツ。
そんな起源で生まれたこちらは、夫であるアルバート公が大層気に入ったことから、メンズにも取り入れられ、徐々に浸透していく。
ワークや、アウトドアなどと違い王室御用達のドレスブーツとして生まれた側面を持つこちらは、とても品の良い雰囲気を持っている。
そんな華奢な一面も併せ持つサイドゴアブーツを、アウトドアブーツとして昇華させ、世に普及させたのは、間違いなくBLUNDSTONE。
着脱の容易なサイドゴアは、過酷な環境に対し理にかなった利便性を感じざるを得ない。
『style550』
ZABOUでは紆余曲折あり、こちらの『style550』をお取り扱いさせて頂いております。
甲部分はたっぷりとオイルを染み込ませた、牛革のオイルドレザーを使用。足馴染みが良く、また水にも強く出来ています。ブランドストーンが得意とする、インジェクションモールディング製法によりしっかりと圧着されたアウトソールは、軽さと丈夫さを兼ね備えていると同時に、水の侵入も防ぎます。
まず550番と500番の違いから。
↑の写真左は、以前お取り扱いさせて頂いておりました500番です。
500番台はステッチをシングルステッチにしております。
アウトソールになります。
ウトソールの中には革新的なクッショニングシステム、「SPS MAX」を搭載し、驚くほどのクッション性の良さを備えています。それはブーツを履いているという感覚では無く、まるでスニーカーを履いている様な、軽くて柔らかい履き心地になります。
こちらは550シリーズ
ダブルステッチにすることにより、強度が増します。
また、内張りにレザーを施したのが550番台の証。
フィット感が段違いで、穿き込むほどに足に馴染んでいく感覚は、他の品番にはありません。
また、内張りのレザーのおかげで、履きシワも深く出すぎることなく、自然なエイジングが楽しめるのも550ならでは。
取りはずしできるインソールは、XRDインソール搭載。踵部分に衝撃吸収剤ポロン(Poron)が埋めこまれていて、それはブーツを履いているという感覚では無く、まるでスニーカーを履いている様な、軽くて柔らかい履き心地に驚かされます。
また、先程の500と同じ「SPS MAX」を搭載しておりますが、こちらは更にグリップ力を高める為に、溝を深いモデルを採用。
ギアとしても能力の高い一足として仕上がるため、農作業や本格的なアウトドアにも取り入れられる程。
これだけでも、僕たちがこの550シリーズをお勧めしたい理由が分かって頂けたかと思います。
履きやすくて雨も弾いて、全てのBLUNDSTONEモデルの上位互換、それが550番台なのです。
そしてそれだけでも魅力的ですが、一番の魅力はエイジング。。。これに尽きると思います。
雨の日の出番が多くなるこちらですが、ただ、雨靴として履いているだけで、とても良い感じに経年変化してくれるのがこちら。
気が付いた頃には手放せない。そんな一足になっていることでしょう。
こちらは瀬川私物の4年物のブラック。
鈍い光沢感は、革靴好きからしても、とても良いものでは一応新品と比べてみるとその差は歴然。
小傷が増えて、徐々に足の形に馴染んでいることがお分かりかと思います。
「ちょっと写真撮るなら手入れするわ」という瀬川さんから奪い取り、撮影させて頂いたので、これに関してはあまり革靴のお手入れ好きな瀬川さんも、ナチュラルエイジングを楽しんでいるご様子。
BLUNDSTONE(ブランドストーン) Classic Comfort サイドゴアブーツ Voltan Black
足型に合わせて、幅も馴染んでいる事がお分かりいただけるかと思います。
オイルをふんだんに含んだこちらだからこそ、フニャフニャとした安定感の無さではなく、時間をかけて足に馴染ませて頂けます。
スタイリングイメージですが、ボリューム感のあるブーツだからこそ、太めのパンツで合わせたいところですが、
●ニット Rinascente(リナシェンテ) サイズ:48 ¥17,380-
●パンツ LEVI’S(リーバイス) サイズ:33 ¥14,850-
●シューズ BLUNDSTONE(ブランドストーン) サイズ:UK7 ¥28,600-
モデル 身長175㎝ 体重65㎏ 足のサイズ約26.5㎝
501などのやや細めのストレートのパンツでも非常に良く合います。
ブラック×ブラックですが、革の質感、エイジングが素晴らしく
意外とすんなり馴染んでもらえると思います。
サイドゴアのプレーントゥは継ぎ目が少なく、ハイカットでもパンツの裾からが綺麗に見せてくれます。
少しドレッシーな見た目を演出したい時は、細めのパンツとの合わせをお勧めします。
お次は私坂口のWALNUT。
BLUNDSTONE(ブランドストーン) Classic Comfort サイドゴアブーツ Walnut
忘れもしない、初の東京出勤の際に履いていったコイツ。
可愛い見た目して、土砂降りの東京の路面もなんのその。靴の中まで水が浸入したことは、この3年一度もありません。
本当にオススメのこちら。気が付けば良い感じに、自然なエイジングをしておりました。
最後にケアしたのはいつの事だろう。※適度のケアは重要です。
それでもこの光沢感。自然なシワが非常に調子良いのです。
また、このWALNUTの魅力と言えば茶芯の様に、傷口から薄っすらとライトブラウンが覗くところ。
小石に打ち付けたり、時には実家の家業の厨房器具の修理の手伝いにも駆り出されたこともあり、この辺りワークブーツのような、独特のエイジングとなっております。
●ニット Rinascente(リナシェンテ) サイズ:48 ¥17,380-
●パンツ 私物
●シューズ BLUNDSTONE(ブランドストーン) サイズ:UK6 ¥28,600-
モデル 身長160㎝ 体重60㎏ 足のサイズ約25㎝
ブラック×オリーブのミリタリー的スタイリングにも一役買ってくれます。
ほんのりと茶色ですので、それこそ茶芯のブーツを合わせる感覚で合わせられます。
個人的には太めのボトムスをざっくりロールアップしてゴムの茶色を見せるのがオススメの履き方。
光の加減によって様々な見え方をしてくれます。
やはり見ているよりも履いた感じが抜群にカッコ良い。
かなりの頻度で履いていますが、ソールはいまだ健在で、溝が深いってことはそれだけソールも長持ちするってことに気が付きました(遅ない?)
気になるサイズ感
サイズ感については少し大きめだと思っていてください。
それもそのはず、ブランドストーンのコンセプトとして「履いたまま走れる」とございます。
ですので足入れした時に指先が遊ぶ感覚はOK。
プラス、秋冬も履くのであれば厚手のソックスも考慮して、ハーフサイズアップをお勧めします。
※足幅はありますが、甲はさほど高くないので、ご注意下さい。
また、シューズボックスには付属のインソールが同梱されています。
ある程度厚手のソックスを想定して、春夏などはインソールを挿入して着用。
そういった使い方が好ましいかと思います。
実はこの靴、足が蒸れやすい私でも蒸れ知らず。
ここまで履き心地の良い靴にはいまだ出会ったことがありません。
アウトドアしてもしなくても、あなたの日常生活に喜びと安心を与えてくれるブランドストーン。
ブーツを履きこむには最適なこの季節に。また、サイズが豊富に揃っている今こそお試しください!
自信をもってお勧めしますよ。
◎イベントのお知らせ
『RESOLUTE(リゾルト)FAIR 2022 東京店(渋谷・銀座)』
期間:11月26日(土)~12月4日(日)
●渋谷店 時間:12:00~19:00
●銀座店 時間:12:00~20:00(日曜のみ19:00まで)
デザイナー林氏のフィッティングデー
日時:銀座店 11月26日(土)12:00~20:00、渋谷店 11月27日(日)12:00~17:00
『尾道デニムプロジェクト 東京店(渋谷・銀座)』
期間:11月26日(土)~12月4日(日)
●渋谷店 時間:12:00~19:00
●銀座店 時間:12:00~20:00(日曜のみ19:00まで)
尾道デニムプロジェクトスタッフ在店日
●渋谷店 11月26日(土)12:00~19:00
●銀座店 11月27日(日)12:00~19:00
※初日と二日目のみ、尾道デニムプロジェクトスタッフ在店店舗のみUSEDデニムを展開しておりますので、ご来店の際はご注意くださいますようお願いいたします。
『SANDERS(サンダース)22AW TRUNK SHOW』
【銀座店】
期間:11月19日(土)~11月23日(水)
時間:12:00~20:00 (日曜日のみ19時まで)
【大阪店】
期間:11月26日(土)~12月4日(日)
時間:12:00~19:00
【渋谷店】
期間:12月7日(水)~12月11日(日)
時間:12:00~19:00