アメリカ出張 2013 SPRING and SUMMER

残暑厳しい折でございますが、皆さまにおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

ご無沙汰いたしております。谷川でございます。ワタクシ年に2回開催されます米国の展示会に今年も行って参ったのでございます。この行事もすっかりカマボコ(板に付いたの意)でございます。カマボコと言えば、この匂いが何となく子供の頃に嗅いだ自分のポコチンの香りと似ていることに気付いている諸兄も多いハズでございます。

さて、毎シーズン新しい試みを求めてアメリカくんだりまで旅を続けておるのでございますが、いかがなものでございましょうか。ワタクシ何事におきましてもその気になりやすい性格でございますゆえに、気分はもうすっかりアメリカンでございます。カリフォルニアの太陽がよく似合う「南船場の種馬」気取りでございます。

展示会は本当に心躍らせる楽しいフィエスタ(お祭り)でございます。こんな楽しい仕事をさせていただいて皆さまには心から感謝感謝でございます。あらためて「ありがとう、浜村淳です。」の気持ちでいっぱいでございます。さてこの展示会、全米はもとより中南米、欧州、ASEAN諸国からも我こそはと自慢の品々を持ち寄っての展示会でございます。これが楽しくない訳が無い!

しかし残念ながら、ほとんどが「スカ」でございます。多少贔屓目に見てもあきまへん。子供のころに駄菓子屋で夢見た「アタリ」などは数少ないのでございます。大人になって性懲りもなくコンパなどに出掛けて行っては「スカ」を引いている貴方。あなたの事ですよ。「あ、俺か。」

「スカ」はスカ〇ロ専門家にお任せして「アタリ」を探すのでございます。意外と地元にこんなええとこあったんやというような、まさに『灯台もと暗し』あの気持ちで探すのでございます。メジャーブランドはもともと恰好良いに決まっているので、こういう手合いは大手の会社にお任せして、ワタクシども弱小零細商店はおもしろ可笑しくやるのでございます。マイナーブランドでありながらその心意気たるや雲竜の如しのようなブランドを。

長年この展示会を見て参りますと、長続きするブランドなどはごくひと握りであることは誰の目にも明らかになのでございます。浮き沈みの激しい流行りの世界に生きる者の性(さが)とでも申しましょうか。「ファッション」は生き残りを掛けた「サバイバル」なのでございます。

さ~てオッサンの戯言(たわごと)が長すぎましたが、いよいよ本題でございます。

来春夏の傾向と致しましては、引き続きアメトラ(アメリカントラディショナル)を中心とした構成になっていると思います。Made in USAを見直す動きが盛んです。老舗のブランドも中国生産だったものを一部アメリカ生産にシフトさせたりしています。自分たちの親爺の世代がもたらした物を現代に置き換えて表現しているのが垣間見れます。他には80’S(1980年代の)テイストをミックスしたもの、例えば蛍光色を取り入れたものや極端に裾の細いパンツに少し大きめのタンクトップを合わせたりといった感じでしょうか。ショートパンツの丈もウンと短くなりました。プリントモノも非常に沢山目に付きます。アフリカンプリントやバティック、カモフラ柄を身に付けている方も会場では多く見受けられました。個人的に気になっているのはSURF STYLEでございます。後は旅をテーマに掲げていたり、ビーチやリゾートといった夏の定番的なスタイルの宝庫でございます。特に展示会場がLas VegasということもあってLos Angelesを中心とした西海岸特有のブランドやファッションが豊富な為に、特にその感が強いのは否めない事実でございます。

あと気づいたことは、ウェアそのものよりもアクセサリやファッション雑貨(鞄や下着に至るまで)が非常に増えている事でしょうか。これがまたチマチマとして見て回るのが楽しゅうございます。洋服屋が文房具を売ったり喫茶店をしたり植木鉢を売ってるのは珍しくなくなりましたよね。これはライフスタイルそのものをご提案する時代になったという証(あかし)でございます。

そんなこんなの展示会速報でございます。買い付け商品は日を追ってご紹介して参りたいと存じます。

展示会場ではさまざまなイベントが繰り広げられますが、今回は床屋の実演が目を惹きました。

会場内にはこんなBARもあります。

会場には沢山のブースで商談がなされてございます。

アート作品やおもしろグッズまで



サービスたっぷりのチャンネエもいます!

「たまりまへんな~!」

ご機嫌さんでございます。さてさて、これからジャンジャンと商品が入荷して参ります。みなさまのお越しをスタッフ一同こころよりお待ち申し上げています。ぜひとも遊びにいらしてくださいませ~!

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