アメリカ出張 2011年2月

突然ですがみなさん、こんにちは。アメリカ出張中の谷川でございます。
大阪は昨夜未明から今朝にかけて大雨だそうで。すこし温かくなったかも!?
これからの時期は三寒四温と申しまして、四季のある我が国では春に向けて三日寒い日が続けば四日は温い日がある。季節の移ろいをこう表現した訳でございますな。

さて、ワタクシ久しぶりのブログ登場でございまして、若手のマナス君にその座を奪われたのではと少々脇汗ものでございました。笑

先週の土曜日から恒例のアメリカでの展示会のため「ラス」に来ております。(柳沢慎吾風に言うとロサンゼルスはゼルス、ラスベガスはラスとこういうことでございます。)
昨今、世界中を巻き込んでおります不景気と政治不安。これがファッション業界にも飛び火してますわな。なぜならば保守的傾向にあるからと申し上げれるかと存じます。

ひと昔前にはメンズファッションと言えばミラノに始まりパリ、ニューヨークと続くのでございますが、近年ではファッションショーを取りやめにするメゾンやブランドも数知れません。一つにはインターネットによる世界同時共通情報の共有で、あらためて発表する場がいつでも、どこでも可能になったという事かもしれません。

リアルタイムに現実を知れる世の中になったということでしょうか。

ところで展示会。流れはベーシックなアメトラ。これにネイティブ調やフェアアイルなどの柄モノを差し込んだような雰囲気のものと、トラディショナルな靴(デッキシューズやプレーントゥ、チャッカブーツ)やらハンドメイドのモカシンなど。素材もウールが多い。そして相変わらず80’Sを中心としたファンッションなどが見受けられました。
ストリート・カジュアルもだいぶとスタンダードなアイテムを取りこんだコーディネイトになっていたりと、不景気を反映した(というのも経済的に見て長期間着れてお得なファッションと言えば奇抜さよりもスタンダードさが求められるため。)モノが多いと思います。

アメリカのファッション事情が、自国のビンテージ・カジュアルの焼きまわしになってる?!(ポロやJcrewの人気が象徴している。)ひと昔前の日本のファッションの傾向をなぞっている、もしくは現在を同時進行しようとしているような気さえします。これは僕たちにとっては非常に分かりやすく良いお手本のようなモノなので歓迎しております。

そして今回は懐かしい人にもたくさん出会いました。皆さんお元気で今なお第一線で活躍されておられる方ばかりで、自分などまだまだ若造の部類でしかないと頭の下がる思いでございました。

さて、買い付けにもうひとがんばりして来ます。

BEN SHERMANのBoothが可愛らしかったです。

どこに行っても貫禄のPOLO RALPH LAURENさま

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