N.O.UN(ナウン)SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)Short Sleeve(半袖)

作家ヘミングウェイ(1899-1961)の小説にたくさん描かれているフィッシング(釣り)やハンティング(狩り)。アメリカの片田舎にある川やアフリカのサバンナの風景はまるでそこに佇んで、風の音でも聞こえてきそうなほどリアルな描写だ。淡々と語り継ぐ文体は所謂ハードボイルドと呼ばれ、読む者を物語の中へといざなう。心の中の葛藤を描き、そしてもがき苦しむ。しかし、そこには人間らしさやひとのエゴを浮き彫りにしたやりとりがあって実に興味深い。ヘミングウェイはその実社会においても非常に洒落者であったそうな。『海流の中の島々(邦題)』には現在(いま)を象徴するような洋服の描写もあり興奮を覚える。

N.O.UN(ナウン) SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)を見て初めて抱いた感想はこんな感じである。サファリシャツという既存にあったものをリプロダクトする。モデファイする。このようなラボは今までどれほど多くのブランドやデザイナーを通じて繰り返されて来たか分からないほどだ。しかしながら、時代時代の空気みたいなのがあって、それをうまく取り入れたものが時の寵児として持て囃される。それを踏まえた上での『N.O.UN(ナウン) SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)』。暗に込められたメッセージが心地良い。もちろん、受け手の自由な感受性に委ねるものだからどう捉えるかは別問題だが。

しかしながら細部に至るまで根を詰めてよく考えられた洋服であることは間違いない。まず開襟衿の美しさは他に類がない独自のモノだ。曲線と直線のバランスが美しい。綾目の立ったツイル地に縫いは3ミリ幅の本縫い。パッカリングの入り方は洗濯後が楽しみだ。そしてアームは細身でありながらも全体的にはバランスのとれた身幅と着丈になってる。ポケットはマチ付きで大きなサイズ。秀逸なのは三角形のベルクロ。

椎名誠氏の『あやしい探検隊』シリーズではないが、サファリシャツを着て探検隊の隊員よろしく色んな所を探検していただきたい。近場のサファリといえばアドベンチャーワールド(旧、白浜ワールドサファリ)があまりにも有名だが、職員に間違えられるかも知れないことは承知のうえで臨んでいただきたい。 あっ!探検隊といえば川口浩先生も忘れてはならない第一人者だった。非礼をお詫びする。

モデル:身長176cm  体重:63kg  サイズ:Lサイズ着用
N.O.UN(ナウン)SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)Short Sleeve(半袖)  カラー:カーキベージュオリーブグリーン  サイズ:S、M、L  プライス:¥16,590-

このメチャイケN.O.UN(ナウン)SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)Short Sleeve(半袖)を着てアドベンチャーワールドに出掛けようと酔狂な思いでいたけれど、ZABOUのお店まで匍匐前進(ほふくぜんしん)で2年ほど掛かってしまう。そうなれば売り切れは必至。どうにかせねば!というお客様にはポチッとなで便利なZABOU WEB SHOPがございます。コチラからどうぞ→N.O.UN(ナウン)SAFARI SHIRTS(サファリシャツ)Short Sleeve(半袖) カーキベージュオリーブグリーン

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