谷川 立冬を過ぎたとたんに寒くなりましたね。やっぱり冬はあったかセーターです。
本日ご紹介いたしまするは、イギリス生まれの通称『ガンジーセーター』です。
『ガンジーセーター』はドーバー海峡付近に位置するチャンネル諸島にあるガンジー島という小さな島でつくられている。イギリス王室にセーターを献上することと引き換えに羊毛を確保し、ここに住む漁師や農夫たちのためにこの島の女たちが精魂込めて編んでる。荒波や寒さから身を守るために保温効果の高い目の詰まった仕上げになっている。１９世紀にはネルソン提督によって見出されイギリス海軍のユニフォームとしても採用されるようになった。
『ガンジーセーター』は前後ろの区別が無いため戸惑いを覚えるが逆説的に考えればどちらでもいいといういい加減さもあって楽しい。無地だけど肩や裾部に装飾的な柄編みが施されている。これは漁師特有の柄で日常生活の一部である船のはしごやロープ、そして浜辺の波模様だったりする。
脇の下にパネルのマチ編みがあり、腕周りが細く動きやすい上に重ね着も容易だ。裾のスリットも同様である。
実用性と伝統が織り成すこんな個性的で可愛らしいセーターをぜひ着てくださいませー。
Guernsey sweater（ガンジーセーター） カラー：NAVY,RED サイズ：36,38,40 プライス：￥22,050（税込）
