アンティーク時計にまつわるエピソード・・・

ひと言でアンティーク時計といっても幅がひろい。古くて良いものには敬意を表したくなる。

その昔、戦争激しくなったときスイスの時計職人たちは保護を受けてアメリカに疎開していたそうな。ハミルトンはそんな時計職人の技がぎっしり詰まったアメリカの軍用時計なんだって。

若い頃、お金持ちに憧れた。「どうやったら金持ちになれるんやろ。」そんなことを飽きもせずに同じ夢を持つ悪友と語り合った。

知り合いに倒産品を扱うブローカーのおっちゃんがいて、そのおっちゃんの話に夢中になった。夜逃げをする一歩手前で在庫品を現金で買い叩く。「何ぼで買うてもらえまっか!」「よっしゃこの店、全部で2000万円でどや!」「わかった。おーきに!」 なんてやり取りで取引が成立する。勿論売る側は原価を割り込んでも一円でも多く現金に換えたいから必死だ。そんなこんなで手に入れた商品はお金持ちに売り行くらしい。お金持ちから儲けるのがおっちゃんの生きがいなんだって。笑  (ちなみにおっちゃんはめっちゃ金持ちです。笑)

アンティーク市なんてのもある。業者同士の売買の場である。お互いに自分のお宝を持ち寄ってオークション形式で落札したりされたり、等価交換したりするわけだ。これはハッキリいって『目利き』でないと厳しい。すぐにボラれてしまう。ただいま『目利き』の勉強中。

それにしても古いものには何故かぬくもりがある。もちろんアンティーク時計といえども工業製品であることには違いないのであるが「手巻き」の面倒臭さがかえってよかったり、文字盤のデザインや表情が今物にくらべて可愛らしかったりする。

『時計好きは女好き。』 どんな時計が好きかでどんな女性が好きか性格がよく現れるとか。「一生使える正確な時計が一つだけ欲しい人」はそんな女性を。「いやいやワシは安物でよいからたくさんの時計をとっかえひっかえしたい人」はそんな女性たちを。

えっ!お前はどんなのが好みかって?

そりゃ僕は○○○な時計に決まってるじゃないスか!笑

では、今週末ZABOUの『アンティークウォッチフェアー』でお会いしましょう。

*「12月8日(土)9日(日)の2日間」です。

antiquewatch.jpg

この記事を書いた人