谷川 わたしはシャツが好きである。それも無性にである。一年を通して相当な日をシャツと過ごしているといっても差し支えない。まずTシャツに比べて構造が複雑である。簡単ではない。実は簡単なモノの方が着こなしが難しかったりする。襟やボタンが付いているため表情が豊かである。比較的ひと様に対してキチンとして見える。気候により温度調節が巧みに出来る。良いところを言い出せばキリが無いのでこの辺で置いておく。
よいシャツの条件は人により様々だが自分の場合はまず生地である。一年を通して着るのはブロード地が多い。我々日本で生活するものにとっては季節により生地を使い分けるのもお洒落だ。夏はガーゼやリネン、冬はネルやウールなど。 素材の次は色である。四季折々の色を使い分けて着るとさらに楽しく傍目にも鮮やかだ。四季のある国に生まれてよかった。そして最後に形だ。襟のかたちや全体的なシルエット。ステッチの入り方など。
シャツを買うときに気をつけて見るところは生地感、縫製、サイジング、それに価格だ。モノと金額の合わないものも世の中にはたくさんあるので要注意である。逆にとても高級なシャツをグチャグチャに洗いざらしで着るのも大好きだ。良いシャツはタフなのでガンガン洗ってもびくともしない。
今回は柄の中でも特に気に入ってるギンガムチェックをご紹介したい。ギンガムチェックは可愛さと爽やかさを兼ね備えているところがさらに良い。類稀なる色とデザインのNOUNと今回買い付けで入手した伊のLORENZINI。どちらも甲乙付けがたい出来だ。素晴らしい。
出来ればこの春はジーンズにタックインしてシャツをコーディネイトしたり、少し太い目のパンツでだらしなく着こなしてみたりしてみてはいかがか。ポイントは素足にコンバースをあわせて踝を見せて。春先には効果的。
左からNOUN W hole shirts カラー：パープル(着用）、ピンク、キミドリ、水色 価格：\12,600(税込）LORENZINI wide カラー：パープル（着用） 価格：\26,250(税込） NOUN W hole shirts カラー：パープル、ピンク、キミドリ、水色(着用） 価格：\12,600(税込） LORENZINI wide カラー：ピンク（着用） 価格：\26,250(税込）
