TOKYO出張-2(旅立ち編)

 1月18日、午前7時。田口さんと二人で僕は、伊丹空港のロビー横、スターバックスカフェにて、チーズとベーコンのマフィンをほおばりながら、キャラメルマキアートのホットを飲み、くつろいでおりました。これから起こる悪夢など、知る由もなく‥。

 午前4時半に起き、新石切駅からまだ陽も昇る前から始発に乗り、僕のTOKYO出張はスタートしました。梅田駅午前6時に田口さんと待ち合わせ。たった二時間しか寝ていない為、カックカクなりまくりの田口さんと、阪急電車に隣同士に座り、伊丹空港へ向かいます。そう、今回東京へ向かう二人の足は、地面から離れるのです。

 田口さんは飛行機数年ぶり、僕は十数年ぶり。しかしその記憶は楽しかった思い出ばかり。胸は高鳴り、ワクワクしながら搭乗手続きを済ませました。
 「窓側、通路側のお席はすべて埋まっております。機内中央のお席になりますが、よろしいですか?」by ANAのおねえさん。
 
 外はほとんど見えません。きょろきょろするのもいい歳して恥ずかしいと思い、
 「田口さん、死ぬ時は一緒ですね。」
 「一番嫌な死に方やなぁ(笑)。」
などと冗談を言いながら、自分は平静である事を上司に対して装い、その時を待ちました。そして‥
 「ゴォォオオワァァァアアアアーーーッッ!!!」by ボーイングナントカカントカ-300。
(来たっ!この加速!あれっ!?こんなに加速すごかったっけ!?RX-7の1速全開くらいの加速ちゃうんっ!?うわっ!浮いたっ!飛んだっ!)
 僕たち二人は踏みなれた大地を離れ、鳥になりました‥。
 
 「(気持ち悪い‥)。」
カッコ悪いので決して言葉に出しませんでした。田口さんはとなりでへっちゃらです。
 「(あなた2時間しか寝てないでしょう?!?!)。」
飛ぶ事がこんなにふわふわと気持ちの悪いものだったとは‥中学の頃の俺はなぜに平気だったのだ‥。そしてトドメのアナウンス。
 「気流の影響により、激しい揺れが予想されます。シートベルトはそのまま締めた状態で、お座り下さい。」
せっかく届いた温かいスープを早めに飲み干し、僕は紫色のマウンテンパーカにさらに身をもぐらせます。そしてその揺れとやらは、着陸10分前まで続くのでした‥。

 「土に根を下ろし風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、どんなにかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!!」by 「天空の城ラピュタ」のヒロイン、シータ。
 その通りっ(笑)!でもバイヤーさんて、みんな飛行機平気なのでしょうか?今回の出張でもおじゃましました、東京中目黒のブランド、HOSU(ホス)のS社長は飛行機大嫌いらしいです。この日の晩に、食事をご一緒した時におっしゃってました。ちょっと安心(^^)(笑)。

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