タッタソールチェックとヘミングウェイ

タッタソールチェックとは

本来は白または茶色地にエンジと黒が交互に格子になっているものですが、現在では様々な配色があり2色の線が交互に配置された単純な格子柄をこう呼びます。タッタソールとはロンドンの有名な馬市場の名でその馬市場のリチャード・タッタソールからとったもの。別名を乗馬格子といい馬にかけた毛布の柄として使われていました。
メーカーズシャツ鎌倉『生地/芯地について』より引用させていただきました。

ぼくはタッタソールチェックが大好きですねん。ひとことで言ってかわいらしい。おなじチェックの中でもすっきりしてて品がええですわ。できるだけ下地の色は白がいいですね。格子の色はグリーン系かブルー系が特にすきですけど。

このタッタソールチェックをヘミングウェイ(アメリカの小説家1899-1961)がよく着ていたとか。写真集なんかで見る限りは何枚かのカットが掲載されてる。彼の小説の中でも着ているものの描写が頻繁にされていて、その雰囲気からもオシャレな空気が漂ってくる。実際ヘミングウェイのワードローブの中にはJ.M.WESTONのローファーやバスクシャツ(当時はフランスやスペインの漁師なんかが着ていたボートネックの粗末なカットソー。現在ではセントジェームスなんかが該当するはず。)フランネルのスラックス、肌触りの良いシーアイランドコットンのTシャツに軍用の短パン(グルカショーツ)なんかが印象的ですわ。

タッタソールチェックを見るたびにヘミングウェイを思う。そのタッタソールチェックのマフラーがHYPERION(ハイペリオン)からでています。3色(イェロー系、赤系、ブルー系) プライス\6,615(税込み)
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